コメント
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(っ’ヮ’c)ワア優しい🧡あげちゃん愛してる(?)
〈ごめんなさい、今日の予定なしでお願いします。〉
《わかった。また今度な》
〈すみません…。〉
既読が着いたまま、返信が来なくなり、スマホの電源を切る。
今日は隈取くんとのせっかくのデートだったのに、風邪をひいて熱も出してしまったせいで予定がお釈迦になってしまった。
「ほんと申し訳ないな…。後でちゃんと埋め合わせしなきゃ…」
そう思っていた矢先、家の呼び鈴がなる。
「ん…だれ…」
重い体を無理やり動かし、玄関に行く。
『はぁはぁ…よぅ、大丈夫か?』
「隈取、くん…?なんで…」
『熱出したって言ってたから…はぁ…薬と、なんか食えそうなのいろいろ買ってきた…はぁ…』
「…なんでそんなに息切れてるの?ケホッ」
『トレーニングがてら走ってきたからな。とりあえず、邪魔すんぞ』
「え、あ、ちょっと…うわっ!」
制止を振り切られた挙句、お姫様抱っこされてベッドまで戻る
『外さみぃからな、暖かくしねぇと治んねぇぞ。』
「移っちゃうよ…?ケホッ」
『そんな簡単に移んねぇから大丈夫だ。俺の心配じゃなくて、自分の心配しろ。おら、なんか食うか?』
「…食べる」
隈取くんが買ってきてくれたご飯を食べ、薬も飲む
「眠くなってきた…」
『あぁ、いいぞ』
「どこも…いかないでね…」
『行かねぇから、早く寝ろ』
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苦しそうに咳をしながら、眠った〇〇を見つめる。
『…ったく、いつも気張りすぎなんだよ。俺の心配ばっかりしやがって…。でも、ありがとうな。〇〇のおかげでいつも頑張れてんだよ。今日くらいはゆっくり休んでくれ』
〇〇の手を取って、少しでも良くなるように願いを込めて手の甲にキスした。