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「おはよー、あ沙羅ちゃんももう来てんじゃん」
「あ、おはよー凌ちゃん」
「萩原くん昨日の最後のスタンプなんだったの?」
「、、特に意味ないけど」
スタンプ?
「萩原くんって実際とLINEで結構変わるんだね」
沙羅ちゃんは優しい笑顔で喋っていた。
もうLINE交換したのか。萩原から交換を頼むとは考えにくいから、沙羅ちゃんから言ったのかな。意外と社交性がすごいタイプだ。
「あ、くらげ」
「ん?」
「それ」
萩原は床に置いた私のリュックを指さして言った。
「かわいいっしょ、由依も喜んでたよ」
「そうか」
落としたらとか傷ついたら、とか考えたが、萩原からもらったものだから、いつも見る物に付けたかった。
「なんの話?」
沙羅ちゃんが不思議そうに聞いてきた。
「あ、このくらげのチャーム萩原がくれてさ」
「そうなんだ、萩原くん水族館行ったの?」
「ああ、花田と」
「あ二人で行ったの!仲良いんだね二人」
沙羅ちゃん、笑顔かわいすぎないか。
「今日も一緒に帰っていい?」
補習終了後、沙羅ちゃんが萩原に言った。
「悪い、今日は」
「あ、なんかあるの?」
「飯食いに行くから」
昨日、LINEで私から補習のあと一緒にご飯を食べに行かないかと誘ったらいいよと言ってくれた。
「あ、凌ちゃんと?」
「、、あ、沙羅ちゃんも一緒に行く?」
「、、ううん!二人で楽しんで!」
沙羅ちゃんは手と首を振りながら言った。
「じゃあまた、明日は補習ないから明後日だね」
「うん、またね」
沙羅ちゃんは教室を出て行った。