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瑞浪(みずは)
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こんにちは伏字です。
今回前よりずっと短いんですけど、それより謝罪しなくてはならないことがありまして。
麗くんと樹くんの種族と言いますか、それをお伝えし忘れておりました。
麗くんは人間、樹くんは狼の獣人で、世界観は、人間と人外か共存している世界です。
というわけで、ご理解頂けた方からお進み下さい
夜も更けて空が暗く、星が浮いて綺麗に見えるような時間になった。時計の針は10時半を指していて、静かな部屋に秒針の音が静かに響く。
部屋のローテーブルにはウイスキーのボトルと半分程ウイスキーが入ったグラスが1つづつ置いてある。
そのローテーブルの前にある3人がけほどのソファに、樹が座っている。珍しく酔っているのか俺に全く気づいていない上に、耳の裏が少し赤くなっている。
「樹」
起きているかの確認で声をかける。
すると樹はこちらに少し振り向くとすぐにローテーブルの方に視線を落とした。酔いが完全に回っているようで、少し船を漕いでいる。
俺はローテーブルとソファの間に回り込んで樹の隣に静かに座る。すると目を眠たげに細めて俺の肩に寄りかかってきた。
「樹?眠いの?」
「……ん…」
小さく俺の問に返事をする。自分よりも背が高くて、体躯もずっといい男なのに、なんだか今は自分より小さくて甘えたな弟のように見える。
「寝るんなら部屋行こう。動ける?」
「……むり…」
「そっかー…じゃあ毛布持ってくるからまって…」
俺がそう言って立ち上がろうとすると、樹が俺の腕を掴んで自分の胸に引き込んでそのままソファに横向きに寝転んだ。
「…おまえがいたら寒くないからこのまま寝る…」
そう言ってそのまま寝息を立て始めた。ウイスキーのボトルもそのままで。
「…まぁ…風呂も入ってるしいいけど…」
俺もそのまま樹のことを抱きしめ返す。
樹の体温が心地良くて、大好きな人に抱きしめられている安心感で俺も眠気が来てそのまま目を閉じた。
コメント
1件
はるだ。第3話読了! 最初の設定のフォロー、ありがとう。麗が人間で樹が狼の獣人ね。それを踏まえて読むと、酔った樹が「むり…」って言いながら麗を引き寄せて寝るシーン、めちゃくちゃ頼りなくて可愛いなと思ったわ。でかい狼獣人がちっちゃくなる感じ、たまらん。 普段は強い側の樹が甘えてくるギャップ、夜の静けさと相まってすごく良かった。おやすみって一言で終わるのも心地よかったな。続きも楽しみにしてる🔥