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短編ホラー ある古民家カフェにて

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短編ホラー ある古民家カフェにて

3 - 第3話 人間ではないもの ②

♥

51

2026年01月11日

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「お願いだからやめてくれ、頼むから」と、いい始める


「そんなこと言うと来ちゃうから」って。


「何が、」と聞こうとしたとき


るるるるるるるる。


インターフォンが鳴る。


ケンが短くひっ、と声をあげて目を押さえてうずくまる。


大柄な高校生がブルブルと震えてるんです。


ただ事じゃないと思いつつ、横でインターフォン鳴ってますから


三浦は弟がストーカーとか嫌がらせとかの被害を受けてるんじゃないかって


最初に怒りを感じたそうです。


「出ないで、頼むから 」ってケンは呟いてる。


三浦は、ガツンといってやるとインターフォンへ向かう。

 

すると、お母さんなんです。


青っぽい灰色の画面にお母さんの顔。


エコバッグにお肉だのネギだのを持って暑そうにして立ってる


「なんだ、母さんだよ。」


そういってインターフォンをとると、ケンが部屋の隅から「やめろ!」といって駆け寄ってきて


画面を見るなり泣き崩れるんです。


「あぁ、来ちゃったじゃん、、、」


「なんだよ、母さんじゃん、」


三浦もだんだんと怖くなってくる。


弟の様子が尋常じゃない。床に座って、子供みたいにしゃくりをあげて泣いているんです。


「、、、目」


ケンが呟く。


「目! 母さんの!」


三浦が反応できないでいると、ケンが怒鳴る。


インターフォンの画面を見ると、見慣れた母の顔。


カメラを覗いて、じっと立っている。


「母さんの目がどうしたんだよ。」


「目! 左右! 逆!」


ゾッとした。確かに変なんです。違和感がある。


マンションのオートロックが開くのを待ってるんで確かに手持ちぶさたな感じなんですが


それだけじゃない、顔が変だ。


言われて気づいた。右と左の目が逆なんです。


人間の目の形って、子供の絵とかだと左右対称ですが、実際は違う。


目尻と目頭があるじゃないですか。


あれが左右逆だとすごく奇妙で、気持ち悪かったっていってました。


あ、これ人間じゃないなって、直感的に思ったそうです。


三浦、硬直しちゃって、ケンも泣きじゃくってるしどうすればいいかわからない。


インターフォンでは、母の顔をした何かがこちらを見てる。


その口が開いて、


「ねーあけてよー。ねーあけてよー。ねーあけてよー。」

と言ってくるんです。


それが、確かに母の声なんですが、録音した音を繰り返し流してるみたいに、


一定で、妙に早口なんです。


ケンは悲鳴をあげて耳を塞ぐ。


三浦はとっさにインターフォンを切ろうとするんですが、


ちょうどその時、後ろからマンションの他の住民がきて、鍵を開ける。オートロックが開く。


ブチッと、インターフォンが切れる。



NEXT→次回へ。



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51

コメント

5

ユーザー

NEXT→🖤50

ユーザー

お、雰囲気ありますねぇ

ユーザー

ひええええこわいーーーー

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