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瑠唯-るい-腐女子投稿頻度🐢
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brfr 黄赤 様
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日本語おかしい
深夜。
時計の針は、とっくに日付を越えていた。
それでもユエルの作業部屋には、まだ明かりがついている。
机の上には歌詞のメモ、開きっぱなしのパソコン、飲みかけの水。
グループのリーダーであるユエルは、今日も最後まで残っていた。
「……あと、これだけ」
小さく呟き、再びパソコンへ向き直る。
収録、打ち合わせ、配信、メンバーとの連絡。
やることはいくらでもある。
自分がやればいい。
自分が頑張れば、みんなが楽になる。
それがユエルの癖だった。
そのとき。
コンコン。
控えめなノックが響いた。
「ユエル?」
「……らいむ?」
扉が開き、らいむが顔を覗かせる。
「まだ起きとったん?」
「もう少しで終わるから」
「その台詞、今日何回聞いたと思う?」
「……分かんない」
「俺は覚えとるで」
らいむは机の上を見て、深くため息をついた。
「飯は?」
「食べた」
「何を?」
「……」
「ユエル」
「……忘れた」
「もう。ほんまに無理しすぎや」
らいむはユエルの隣まで歩き、頭を優しく撫でる。
「俺、お前に頼ってほしいって何回も言っとるやろ」
「……うん」
「俺はお前の恋人やで。しんどいときに支えたいんよ」
「でも……俺はリーダーだから」
「リーダーでも、疲れるやろ」
らいむの声はどこまでも優しい。
「泣きたいときは泣いてええ。俺の前なら、無理して格好つけんでもええよ」
「……泣かない」
「強がらんでええ」
「……」
ユエルの瞳が揺れる。
「……らいむは、ずるい」
「何が?」
「俺が言えないこと、全部分かってるみたいに言う」
「そら、お前のこと好きやからな」
その一言で、ユエルの目から涙がこぼれた。
「……ごめん」
「謝らんでええよ」
らいむはユエルをそっと抱きしめた。
「今日はもう頑張らんでええ」
「……らいむ」
「ん?」
「もう少し、このままでいて」
「もちろん」
ユエルはらいむの肩に顔を埋める。
「……あったかい」
「よかった」
「離れないで」
「離れへんよ」
「絶対?」
「絶対」
しばらく、二人は何も言わなかった。
ただ互いの温もりを感じていた。
やがてユエルが顔を上げる。
涙の跡が頬に残っている。
「……らいむ」
「ん?」
「好き」
「俺も好きやで」
らいむがユエルの頬にそっと触れる。
「大好き」
「……俺も」
二人の視線が重なる。
らいむがゆっくり顔を近づける。
「……キスしてええ?」
ユエルは少し照れたように目を伏せ、それから小さく頷いた。
「……うん」
唇が重なる。
最初は触れるだけの、優しいキス。
けれど離れたあと、ユエルが名残惜しそうにらいむの服を掴んだ。
「……もう一回」
「ええよ」
二度目は、さっきより長かった。
互いの気持ちを確かめるように、ゆっくりと唇を重ねる。
深く、静かなキス。
言葉にしなくても伝わるものがあった。
ユエルがそっと目を閉じる。
らいむは急かすことなく、優しく応える。
やがて唇が離れる。
「……」
ユエルは真っ赤になっていた。
「……恥ずかしい」
「ふふ」
「笑わないで」
「ごめん。でも、可愛かったから」
「……俺、可愛くない」
「可愛いで」
「……もう」
ユエルは照れながら、らいむの胸元へ顔を隠す。
らいむはそんな恋人の頭を撫でる。
「今日はいっぱい甘えてええよ」
「……じゃあ」
「ん?」
「もう少しだけ、抱きしめて」
「もちろん」
らいむはユエルを包み込む。
「明日も、俺に頼ってな」
「……うん」
「一人で全部背負わんこと」
「分かった」
「ほんま?」
「……努力する」
「そこは『分かった』で終わらせとき」
「ふふ……」
ユエルが小さく笑う。
「らいむ」
「ん?」
「ありがとう」
「こちらこそ」
「……好き」
「俺も大好きやで」
らいむはもう一度、ユエルの額へ優しくキスをした。
その夜、ユエルはようやくパソコンを閉じた。
終わっていない仕事は、明日やればいい。
今はただ、恋人の隣で休む。
それだけで十分だった。
コメント
1件
うぅ……読んでて胸がぎゅってなった🥀💔 ユエル、リーダーとして全部背負おうとしてて……でもらいむが「俺の前では無理しなくていい」って言ってくれるの、優しすぎて泣ける。あの「ずるい」って言葉にユエルの本音が詰まってたね。キスの後の「もう一回」も、「離れないで」も全部、心の底からの甘え方が可愛いよ……。 卯月めあさんの描く二人の距離感、すごく好きです。最後にパソコン閉じられたシーン、成長だなって思ったよ。