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瑠唯-るい-腐女子投稿頻度🐢
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brfr 紫桃 様
誤字脱字注意
日本語おかしい
収録を終えたあとのスタジオには、まだ二人だけが残っていた。
「ひづみちゃん、お疲れさま」
「ネイロちゃんも。……今日、長かったね」
ソファに座ったひづみが、ふっと息を吐く。
いつもなら「大丈夫」と笑って終わらせるところなのに、今日は少しだけ疲れが顔に出ていた。
ネイロはそんなひづみを見て、隣に腰を下ろす。
「また無理した?」
「してないよ」
「ほんと?」
「ほんとほんと」
そう言いながら笑うひづみに、ネイロも穏やかに笑い返した。
けれど、どうにも怪しい。
「ひづみちゃんって、俺には頼ってくれないよね」
「……そんなことないって」
「あるよ」
「ない」
「ある」
「……しつこいなあ」
ひづみが少しだけむっとして顔を背ける。
その横顔が妙に可愛く見えて、ネイロはいたずら心を起こした。
「じゃあ、俺のこと信頼してる?」
「してるよ」
「どれくらい?」
「……かなり」
「そっか」
ネイロはそう呟くと、ひづみとの距離をほんの少しだけ縮めた。
そして――耳元へ顔を寄せる。
「じゃあ、もっと俺に頼ってよ」
「――っ」
ひづみの肩がびくっと跳ねた。
ネイロは目を丸くする。
「……ひづみちゃん?」
「な、なに」
「今、びっくりした?」
「してない」
「してたよね?」
「してないって」
明らかに声が上ずっている。
ネイロは思わず笑ってしまった。
「ふふ。ごめんごめん。ちょっと意地悪してみただけ」
「……ネイロちゃん」
「うん?」
「それ、ずるい」
ひづみは耳まで赤くしながら、ネイロを睨む。
けれど、その表情には本気で怒っている様子はない。
むしろ恥ずかしさを隠そうとしているように見える。
「そんなに苦手だった?」
「……知らない」
「じゃあ、もう一回――」
「だめ」
即答だった。
ネイロは吹き出す。
「ひづみちゃん、そんなに反応するんだ」
「……ネイロちゃんが急に近づくからでしょ」
「じゃあ、近づかなかったら平気?」
「それは……」
ひづみが言葉に詰まる。
ネイロはそれ以上からかわず、少しだけ距離を戻した。
「ごめん。嫌だったならもうしないよ」
「……嫌とは言ってない」
「え?」
「だから……嫌とは、言ってない」
小さな声だった。
ネイロが黙ってひづみを見る。
ひづみも視線を逸らしたまま、ぽつりと続ける。
「ただ、心の準備がいるだけ」
「……そっか」
「笑わないでよ」
「笑ってないよ」
「笑ってる」
「嬉しいだけ」
「なんで?」
「ひづみちゃんが、ちゃんと俺に言ってくれたから」
その言葉に、ひづみはしばらく黙っていた。
やがて小さく息を吐いて、ネイロの肩に頭を預ける。
「……じゃあ、もうちょっとだけここにいて」
「もちろん」
ネイロは優しく笑い、ひづみの頭をそっと撫でた。
「今日は甘えていいよ、ひづみちゃん」
「……うん」
その返事は、いつもよりずっと素直だった。
コメント
1件
ああ、この回すごく好きです……!ネイロちゃんの、からかうような距離の詰め方と、急に真面目に「嫌だったならしないよ」って引く優しさの切り替えが絶妙でした。ひづみちゃんが「嫌とは言ってない」って小さく言い返すところ、心臓がきゅってなりました。二人の間に少しずつ積み重なってきた信頼が、最後の「甘えていいよ」でふわっと包まれる感じが本当に温かかったです。卯月さん、素敵なやりとりをありがとうございます🌷