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#渡辺翔太
クリオネ?
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#シェアハウス
あべさく正義♡
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side.💛
今度はふっかに連れられるがまま、
ラーメン屋に来た。
高1の時、何度か来たことがある。
部活を決めたのもここだったかな。
💜「…塩ラーメン、2こください!」
💜「1個はネギ抜きで。」
ネギが苦手な俺のために、
わざわざネギ抜きで注文してくれる。
💛『…ありがと。』
💜「うん。あ、塩でよかった?」
💛『うん。ふっかが選んでくれるのは
絶対美味しいから。』
思わず笑みがこぼれた。
暫くして、ラーメンが届いた。
湯気が立ちのぼり、
美味しそうに油が揺れている。
💛『…いただきます。』
💜「いっただきまぁす!!!」
麺を啜る。
熱い。だけど、それくらいが丁度いい。
💜「やばい、味あの時と一緒だぁ…!」
💛『油が具材にしっかり染み込んでる…』
口に運ぶ手が止まらなかった。
💜「ふぅ~ !ごちそうさま!」
💛『美味しかった…。』
机を拭いて、店を出ようとした時。
💜「あ!!久しぶり!」
その声の方を向けば、
ふっかが誰かと談笑していた。
💜「4年ぶり??全然変わってない笑」
[深澤もじゃん笑笑]
ニコニコと微笑みながら、その男と話す。
…知らない。
💛『…っ、』
俺は下唇を噛んだ。
好きな人が、俺の知らない所で笑ってる。
知らない人と、知らない話題で。
知らない時代のことを。
💜「んえ、照…?」
気づけば、俺は彼の左腕を掴んでいた。
余りに無意識だった。
口が勝手に動く。
💛『…行こ。』
💜「ぇ…ぁ、うん、」
💜「じゃあ、また、!」
ふっかは呑気に手を振る。
あぁ。これが嫉妬か。
きっと…そうなんだろうな。
俺は無理矢理、ふっかを連れ出した。
しばらく歩く。
俺は流石に口を開いた。
💛『…ごめん、』
💜「んーん、大丈夫!!」
さっきかなり酷い事をしたのに、
ふっかの顔は明るかった。
💛『…どこ、行きたい?』
さっきの海は
俺が強引に連れて行ったからな…。
💜「…総合体育館、とか、」
💛『ん、じゃあ行こうか。』
またまた、手が絡み合う。
俺らは体育館へ向かった。
総合体育館。
それは学校の近くの共用体育館だった。
珍しくどの団体も使っておらず、
待ち時間無しで入れた。
💜「んわ、なんも変わんねぇ…。笑」
無機質な部屋。
埃の被った体育倉庫。
鍵を借りて、バスケットボールを手に取る。
💛『…ふっか、
ここでずっとシュート練してたよな。』
💜「あー、まじで下手だったからね。わら」
とかいいつつ、
高2の夏に、スリーポイントシュートを
何本も決めたふっか。
💛『下手じゃないだろ』
💜「練習したから」
💜「でもこの体育館で
一番忘れられないのはさ…」
ふっかがフリースローを決める。
ネットにカスることもなく、
すっぽりとハマった。
💜「高1夏の、8月4日。」
💛『…。』
俺は目を伏せた。
俺も…あの日はいつになっても忘れられない。
すごく…怖かった。
高1の8月4日。
時刻は13時。気温は34℃。
俺とふっかは、遊ぶ約束をしていた。
💜「んー、ちょっとだけ
シュート練してから帰るから…」
💜「まぁ、3時に俺の家来て。わら」
💛『じゃあ俺その間課題やってる』
💜「え。見せて」
💛『…人使いの荒いやつだな、笑』
そんな会話だけして、学校の前で別れた。
俺は宣言通り、課題を進めていた。
ふっかのことなんて、考えてなかった。
時間になり、
ふっかの家のインターフォンを押した。
💛『…。』
しかし、何回も鳴らしても、
降りてくる様子はない。
電話をかけても、不在着信。
痺れを切らさず、
ずっとインターフォンを鳴らし続けた。
今思えば、すごい迷惑だなぁ…なんて。
やっと出てきたのは、ふっかのお母さん。
[…あれ、照くん。]
💛『あ…こんにちは。』
💛『…辰哉、いますか?』
目を見て聞いた。
予定時間より10分も過ぎていたから。
しかし帰ってきた答えは、俺の想像を超えた。
[え?辰哉?帰ってきてないわよ?]
💛『…え。』
悪寒がした。
💛『っ、ありがとうございます!』
俺は走って、総合体育館ヘ向かった。
ついてすぐに体育館の方へ向かうと、
「WBGT危険度31以上により、封鎖」の文字が。
俺はその貼り紙なんて気にすることなく、
中へ入った。
そこにいたのは―
鼻血を出して無気力に倒れた、ふっか。
💛『っ…!』
💛『ふっか!!返事しろ!』
焦点は合わない。呼吸も浅かった。
俺はまず救急車に連絡し、
そのまま担いで、受付へ連れて行った。
結局目覚めたからよかったものの、出血力が異常で、あと5分遅れていたら危なかったと言われた。
本当に…よかった。
💛『…思い出したくもない。』
💜「俺も。その時天国見えたもん。」
💛『ほんとに…頑張りすぎ。』
もう二度とあんなことなんて、
起こさないようにしなくちゃ。
💜「それはごめん。笑」
💜「照…上手かったじゃん?」
💜「だからさ、置いていかれるのが、怖くて。」
…2年越しの想い。
💜「でもね…」
💜「俺気づいたんだ。」
💜「ぜーったい、照は待ってくれるってことに。」
ちょっと遅かったけどね、と言ってヘラヘラする。
本当に…叶わない。
💛『…当たり前だろ。』
💛『大事な人なんだから…。』
大事な人。
それに、どういう意味合いを込めているか、貴方はきっと知らない。
気づけばもう夕方。
💜「あ~ 、 まじで今日楽しかった。」
💜「母さん帰ってくる前に帰らなきゃ。」
💛『…うん。』
寂しいな。
…でも。
💛『…また明日。』
💜「…え?」
ふっかは腑抜けた声を出す。
💛『明日も、遊ぼう。』
俺の本音だった。
好き。
こんな2文字、伝えられなくても。
💜「え…いいの?」
💛『ふっかがいない学校、楽しくない』
そう言えば、彼はたちまち笑顔になっていく。
💜「…やった。退屈だったんだ。」
💜「…また明日!」
残り3日。
好き、なんて言葉も、出せなくなっていた。
コメント
6件
その2文字が1番大事なんだよ(*´ω`*)?💛💜?
💛が嫉妬を覚えた…!(゜o゜;
わぁ…!!第21話、読み終えたよ〜😭💕 まずラーメン屋のシーンからして「あ、この2人、ちゃんと深いとこで繋がってるんだな」って伝わってきて胸がぎゅーってなった…。ネギ抜き注文してくれるふっかに、「俺のために」って気づいてる照くんの優しさよ… でもって体育館回想の8月4日!!「あと5分遅れていたら危なかった」ってマジでゾッとしたし、それでもなお「照は待ってくれる」って信じてるふっかの言葉が重すぎて泣ける…💦 でも「明日も遊ぼう」って言えた照くん偉すぎるよ!!好きって言えなくても、伝わる想いって絶対あるよね…ラスト3日、この先どうなっちゃうの!?続き待ってるよ!!🔥