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【オールライダー計画 創世・神の力】
第八話【剣客】
美兎「やぁ!!!!!」
(先に踏み込んだのは美兎キンだった。殺Xキンへと斬りかかる)
ブンッ!!
殺X「振り終わり…そこが隙となる」
美兎「___!!」
ドォンッ!カァンッ!!!
殺X「っ…!!」
(美兎キンの斬撃を避けた殺Xキンは美兎キンへと刃を振るう。しかしその刀に向けもう一方の手に持った銃から銃弾が放たれ、殺Xキンの刀を弾く)
殺X「剣のみへのこだわりを捨てた剣士…面白い」
美兎「っ!!!」
ザンッ!!!
(後退する美兎キンに対し間合いの外から肩を振るう。)
美兎「なっ…!!これが……」
(なんと美兎キンの肩に刀傷が刻まれる)
美兎「エネルギーで延長した間合い…厄介ですね……」
すぅ…!!
殺X「それだけではない…」
(美兎キンの間合いに殺Xキンが姿を現す。その踏み込みには音がない)
殺X「狐乱…!!」
美兎「孤月・乱!!!」
カァンッ!!!
ガキガキガキガガッ!!!!
(殺Xキンが究極の達人技、見えない乱れ切り、それに対し美兎キンは能力「月麗」の見えない斬撃孤月・乱を出す。二つの狐化かしが火花を上げ衝突する)
殺X「ほう…私とはまた違う腕(かいな)ではなく能力に依存する狐化かしか…」
ズシュ!!
美兎「くっ…!!!(速い…!!だけじゃない…見えないはずなのにやたらと剣が正確…!!!現れては消え、消えては現れる…カニキンさんの言ってたのはこれか…!!!)」
(斬り合いは僅かに殺Xキンが押している。美兎キンの体に少しずつ浅い切り傷が刻まれる)
美兎「っ!!」
(美兎キンが後退しようとする。しかし)
ガシッ!!!
殺X「逃さんぞ…」
……!!!
(殺Xキンは美兎キンの腕を掴み横一文字を刻もうと刀を振るう)
美兎「ニヤッ………違いますね…」
すっ
(美兎キンが片手を振り上げた)
美兎「月刀!!!!」
ザンッ!!!
殺X「うぐっ!!!」
(刀を振りかぶった殺Xキンより速く手刀を振り下ろした。その手刀からは3つの三日月形のエネルギーが放出され殺Xキンを切り裂く)
美兎「追加で…月風!!!」
ザザザザッ!!!
殺X「ちっ……日熊裂き!!!」
(殺Xキンを裂きながら飛ぶ三日月に対し刀を円のように大きく描き縦に裂く力強い一撃、日熊裂きで全ての三日月を散らす)
トトッ…ブォンッ!!
殺X「さて…次の殺陣はなんだ?」
美兎「っ…!(底が見えない…!!一度討たれてるとはいえカニキンさんの電撃のような鍔迫り合いに有効な決め手がない…!!どうする…!?)」
殺X「来ないか………では…私が開こう…龍突」
トッ!!
(殺Xキンが真っ直ぐ突っ込んでくる。次は突きか)
美兎「月突!!!」
キィンッ!!
殺X「ほう…!」
(美兎キンの突きと殺Xキンの突きがぶつかる。それはお互いの切先の先端がぶつかり、流れるように鍔迫り合いに移行する)
ギリギリッ……!!
殺X「切先同士を合わすとは…技術も卓越しているか…!!」
カァンッ!!!トトッ…
(殺Xキンは刀を弾くとすぐさま後退する。そしてまた間合いの外から刀を振り上げる)
美兎「__(来る…!!)」
ブォンッブオッ!!
美兎「ふっ…!!!!!」
(殺Xキンが二太刀。その二太刀は確かにエネルギーで延長されてはいるがその振りからは達人であることを感じさせる そしてそれを躱し、美兎キンが走る)
殺X「くるか…」
(15mの間合いを一瞬で侵略した美兎キンは渾身の居合を放つ)
美兎「月閃!!!!!!」
殺X「獅子割り!!」
ガキィンッ!!!!!
(美兎キンの居合を獅子のような斬撃で受ける。その切先が僅かに美兎キンを傷つける)
美兎「くっ!」
殺X「居合か!!貴様は底が見えんな!」
美兎「ちぃっ!!!!!(引くも押すもできない…!!)」
殺X「金縛り状態か…」
美兎「…月圧!」
ドゥンッ!!!!
(頭上に三日月が現れ衝撃波が放たれる。それは2人の金縛りを解き、互いを退かせる。その距離は1.5mほど。互いが構える それは居合の構えだ。)
殺X「これで最後だ…」
美兎「えぇ…そうですね」
美・殺「っ…!!!!」
美兎「!!!」
殺X「神天一閃!!!!!!!」
ズァァンッ!!!!!
トッ!!!
殺X「…!!!!」
美兎「振り終わり…そこが1番の隙…でしたっけ?」
(美兎キンは居合を抜かず飛び上がり、逆さの状態で殺Xキンの背後に周る。そして、手には二丁拳銃)
殺X「……剣士の宿命か…見事………」
ズドドォン…!!
殺X「…………」
ドサッ……
(美兎キンは一回の射撃で殺Xキンを仕留めた。その搦手のような終わりに対しても殺Xキンは自分とは違う達人と認め、笑みを浮かべて死んだ。)
美兎「……学ばせていただきましたよ…」
…………
リョナ「はぁああっ!!!!」
カァァン……
🦐「ぉらああぁぁあ!!!!」
ガギガギギギギッ!!!
クレーム「お前の背後…安いなぁ!!!」
ザンッ!!!
リョナ「ぐっ…!!!!!!……………あ…?」
(クレームキンのナイフがリョナキンの背中を切った。しかしリョナキンには傷どころか服すら切れていない。なんなら痛みもない)
🦐「隙ありだ!!!!」
ドガッ!!!
リョナ「ぐっ!!!!」
(一瞬、クレームキンに気を取られたことで隙が生じる。そこにカニキンの蹴りが突き刺さる)
リョナ「ちっ……(あのナイフは…普通のナイフだ……どういうことだ…?)」
クレーム「くっそ〜切れてないかぁこのナイフゴミだろ!問い合わせフォームに電話します」
リョナ「…クソッ調子狂うな!!」
ダンッ!!
(リョナキンがクレームキンへと踏み込む。)
リョナ「うざったいからここで死ね!!」
(リョナキンが電鋸を振り上げる)
ガキィンッ!!!ギリギリギリギリッ……
(電鋸をナイフで受ける。しかしリョナキンの電鋸が駆動しクレームキンのナイフを削り始める)
クレーム「ナイフはもう一本あるんだぜ?」
すっ
リョナ「……!!!!!」
(不意にクレームキンがナイフを取り出す。そしてリョナキンの腹に突き刺した。)
リョナ「なっ…!?」
(ナイフを抜かれた腹には傷すらついていない。まただ)
リョナ「どういうことだ…!!?」
クレーム「ナイフが悪い…としかいえねぇな」
🦐「海老鋏!!!!」
ガキィンッ!!!!
リョナ「ぐっ!!!!」
クレーム「おいおい…俺の方に気配ってくれ…よ!!!」
ドガッ!!!
リョナ「っ…!!……!?」
(エビキンに向き直ったリョナキンの背中に蹴りが叩き込まれる。だが痛みも衝撃もない)
リョナ「クソッ!!!オーバーフィジカル!!!」
ドォンッ!!
(リョナキンのパワーが一気増した。エビキンが押され始める)
🦐「ぐぐぐっ…!!!!」
リョナ「どうしたぁ!!?そんなもんかっ!!!!!」
ガァン!!!
🦐「っ…!!!やべっ!!(体勢が…!!)」
リョナ「最速で死ねっ!!!!」
(リョナキンが電鋸を振り上げるエビキンを屠ろうとした。その時)
クレーム「そろそろか……保留…解除っ!!」
リョナ「なに…!」
ザシュゥッ!!!!
ドスッ!!!
ドガッ!!!
リョナ「げはぁっ…!!!!!(なんだ!?何が起きた!?)」
(クレームキンが保留解除と言った瞬間、リョナキンの背中に深い切り傷と衝撃、腹に刺傷が現れる)
リョナ「ど…いうこと……だ!!!!」
🦐「毒海老鋏!!!!」
ザンッ!!!
リョナ「がぁああああああ!!!!!!!」
(体勢を立て直したエビキンが毒海老鋏でリョナキンの心臓を抉る。そしてリョナキンが倒れ伏す)
ドサッ
クレーム「……あっけなかったな」
🦐「良くも悪くもASDのおかげってとこだな」
クレーム「そうだな…俺のこの能力も関西の方行ってから開花させたやつだったっけな」
(クレームキンの能力”ジャスト・ア・セカンド”相手に対してした攻撃を5つまで保留にでき、任意で解除できる。
保留をするには自分がした攻撃の内容を事細かに覚えてなければならない。
もし一つでも忘れれば不履行として保留していた攻撃が消える。
そして同じ物を使った攻撃を二度保留することはできない。
例えばナイフAでの斬撃は一度目は保留可能だが二度目は不可能。
そこでナイフBや右足、左足、右手左手と攻撃に使う道具や部位を変えなければならない。
道具はあくまで道具であり、右手に持って攻撃したから左手で持って使いますは通用しない。
そして保留の持続時間は30分。
これを過ぎたら能力が強制解除され、相手ではなく、時間超過のペナルティとしてクレームキン自身に同じダメージが加わる。)
コメント
1件
うわ、第8話すごかったですね!美兎キンと殺Xキンの剣術対決、見応えありました。最後に居合を抜かずに銃で仕留めるのは「振り終わりが隙」って殺Xキンの教えを逆手に取った感じで痺れました。クレームキンの能力「ジャスト・ア・セカンド」の仕組みも面白いですね。30分で自分にダメージが返ってくるリスクが絶妙。各キャラの戦い方がしっかり立ってて、読み応えのある回でした!