『コラ!お酒飲みすぎだよ!』
目の前でへたりこんで今にも眠りそうな恋人を怒鳴る。
「ぁぁ〜……」
既に意識は朦朧としているようだ。
『だからnrくんにお酒飲ませたくないんだよ…』
我を忘れて、ぐびぐび呑んじゃうから。
「んぅ〜…smく、……?おこ、った…?」
上目遣い、それも目をうるうるさせながら言ってくる僕の彼女、nrくん。
あざとい。
僕の弱さを完全に理解してる手管だ。
『怒ってないから……ほら寝るよ、片付けは明日でいいよ』
「ん〜…っ!」
手を伸ばして子供のように抱っこをお強請りしてくるnrくん。
『んも〜、ほら』
抱き寄せてそれに応えてあげる。
「ふへへっ…♪」
嬉しそうにへにゃへにゃ笑う彼女。可愛い。
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『はい、僕やることあるから先に寝てて』
「んゃあ〜…!smくんいかないでえ、…?」
またもやあざとさMAXでお強請りしてくる。
『んー……もうちょっとだけね?』
自分は彼女に相当弱いんだろう。
「ね、…ちゅ、…」
『はいはい』
ちゅっ、と触れるようなキスをする
「ん〜…もっと、…♡」
彼女の手つきがいやらしい。多分、そういうことをしたいんだろう。
『だーめ、nrくんお酒飲んでるでしょ。』
このnrくんを襲おうとしたらほんとにやりすぎるかもしれないし。
「いーの、……smくん、ほしぃ、…♡」
こうなった彼女はもう止められない。
止められないのなら、好き勝手させてもらおう。
『……僕、やだって言っても止まんないからね』
「うん、……♡」
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「ひ、っ″ぃあ″ッ〜!?♡♡」
「smく、ぁ″ッ♡smくん″っ〜♡♡やぁ″っ♡」
『可愛いよnrくん♡』
我ながら、中々ヤバい自覚はある。
だって、涙を浮かべながら自分に善がって、いやいや言ってる恋人に可愛いと思ってしまうんだから。
「も、や″、とまっれぇ″…!♡♡」
『言ったじゃん。止まんないよ、って』
容赦なく奥をごりごり抉る。
必死に耐えるnrくん、可愛い。
『はーッ…ほんっと可愛い♡』
「っ、″!!?♡♡♡(ビクンッ♡)」
突然、恋人の体が大きく跳ねた。
『…?nrくん、もしかして』
『中イキした?』
「ぉ″、え″、〜……?♡ぁが、″…♡♡(ビクビクッ♡)」
中イキの余韻なのか、甘イキを繰り返している彼女。
『……一旦抜くよ?』
「や、ぁ″……!だめ、だめぇ″…!♡♡(ガシッ♡) 」
『うゎっ…』
抜こうとしたら、だいしゅきホールドで止めてくる。
こういうところだよほんと。
つくづく思う、可愛いな、と。
『ちょっとお水とってくるから、待ってて』
こういうときに意地悪したくなるのが僕。
ずるるっ♡と自分のモノを抜く。
「ひ、ぁああ″ッ〜!!?♡♡♡♡(ビクビクッガクッ♡)」
『え』
「ぉ、おお″っ…、らめぇ″……ぉがしく、″なるぅ″……!?♡♡♡(ビクビクビクッ♡)」
『……』
思わず唖然としてしまう。
だって、考えてもみろ。
普段あんなにふわふわしてて天使みたいなnrくんが、今は抜いた刺激だけでバカでかく喘ぎながら深イキしてるんだ。
そんなの…
そんなの、興奮しない訳ないよね?
『nrくんが悪いから。』
「ぅえ、″…っ?♡♡」
『……朝まで頑張ってね、トんでも起こすから♡』
「ひ、″…っ!?♡」
━━━━━━━━━━━━━━━
《翌日》
「ぇ、″……ちょ」
「ありえないんだけど…″」
『…w』
ぽかんとしてベッドの上に佇んでいる彼女。
「めっちゃ声カスカスだし……体痛すぎる…″」
『昨日のこと覚えてる?』
「きのう、″……お酒飲んでたとこまでなら、″」
『あ〜…ねw』
「……なにかした?″」
じろっ、とこちらを睨んでくる。
どんな顔してても可愛い。
『えーなにもしてないよぉ?』
「嘘、ぜったいなにかした!″」
ぷくぅっ、と頬を膨らませて怒ってくるnrくん。
『知らない方が嬉しいんじゃないかなぁw』
「???″」
いつか教えるよ、と笑って、僕たちは朝食を食べる準備を始めた。
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