俺は今日も組織仕事だ.
腕試しのため定期的に一人で殺陣の練習をしている.
ロイヤル•キルには,選手を育てるため自由に使える練習場がある.
そこで今日も鍛錬していると
「あっベリーパイセンじゃん今暇?」
同じ組織系列の男ウニエダ•カストゥーユとかち合った.
このウニエダは,鉈を扱う組織トップクラスの狂人だ,気に入らない人間がいればいつでもどこでもコロすという.
強さがなければとっくに組織から追放されてたタイプだ.
「どうしたんだウニエダ?」
俺がそう聞くと,ウニエダは,
「決まってるじゃなーい!ここにいれば強い人間に出逢えるからじゃない」
そう陽気に答えた.
「で,強い人間と会ったらお前どうすんだよ?」
すると奴は目を半開きさせながら
「コロスのよ」
そう答えた
触らずとも相手に噛み付く狂犬それがウニエダの性格だ,奴はその狂気的な性格でこのロイヤル•キルのトップアサシンとなった,慈悲も容赦も存在しねぇ.
こいつ相手に手加減すると完全に死ぬ.
「どうなってもしらねぇーぞ?」
俺はそういうとナイフを奴に向ける.
その一瞬なんと奴は鉈を振り下ろしていたのだ.
その攻撃を俺は間一髪で避けたんだ.
しかし奴は狂犬容赦など存在するはずもない,鉈を小枝のように振り回る.
その攻撃には隙がない,ただ奴は獲物に対する異常な欲求がある.
俺は躱すと同時にチャカを取る,そしてそのまま数発撃った
「いいじゃなぁーい!」
俺のはなった弾丸のうち1発がやつを掠る,そしてそのまま俺は暗器を取り出し至近距離へ行く.
しかしそれは奴も計算していた,俺の暗器の斬撃を奴は完璧に避けたんだ.
躱したと同時に奴の鉈のカウンターが来る.
その一撃はギリギリで避けたが少し掠った.しかし
「お前負けだよ.」
俺は極限集中の弾丸を撃つ,この程度で隙なんて出したら最強じゃねぇ
その一撃は奴の腹へと流れた.
しかしその腹の弾丸を気にすることなく奴は一直線に突き進む.
「悪いがなぁ,俺には時間がないんだよ.」
その攻撃は他相手なら死ぬだろうが,俺相手には効かねぇな.
その攻撃を完璧に避けたからこそできた隙,そこを逃さねぇ
「今回は俺の勝ちだ,今日はもう帰れ.」
俺はやつを殺すつもりで,斬撃を振り下ろす.
無論奴は深傷を受けたが,致命傷にはならないトップアサシンとはそういうものだ.
すると
「負けたなら潔く認めるよ,武人として泥臭くやるのは好きじゃねぇんだ.」
その時騒ぎを聞きつけた中堅暗殺者龍田が,駆けつけてくれたんだ.
「大丈夫ですか?二人ともって!なんていう怪我でもウニエダさんなら仕方ないですね.」
「そう言い残し国枝さんを呼びに戻った.」
暫くして二人とも国枝にしっかりと怒られた,流石に今回はやりすぎたなぁ.
その後無事に暗殺任務も終わり1日が終わろうとしていた.
しかし事態は風雲急を告げていたんだ.
「ロイヤル•キルそろそろ潰そうか,目障りだねぇ.」
そうデビルゴット最強クラスの男ロビン•フッドが遂に動き出したんだから.
「さぁ派手に行かせてもらうよ.殺し屋の子供達」
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