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「なんだぁ、ヘレン地区の半グレってこんなもん?」
「勘弁してくださいロビンさん!傘下になんなり致しますから!!」
「そう?でもさーこんな雑魚ばかりの組織傘下に入れたら俺の価値下がるなぁ」
「え?」
「やっぱいーらね!!」
「なっ!」バァン!
「全く半グレ全員相手するの時間の無駄だねーやっぱり猛者をコロスにコロすに限るよなー」
何とデビルゴットの最強戦力ロビン•フッドがヘレン地区へ上陸したんだ.
ヘレン地区は,中々の半グレが集まる場所
ヘレン地区トップを束ねるのが半グレ組織サランマダラだ.
ロビンはそこを傘下にしたいらしい.
奴らの目的は,
ロイヤル•キルの殲滅だ.
俺たちは,会議をしていた.
「先日情報屋を使ったが,何とロビン•フッドがヘレン地区へ上陸したらしい.」
そう切り出したのは国枝さんだ.
「ともなると随分骨が折れることになりそうだな.奴らの目的は?」
我流の日本刀と手裏剣を操りしロイヤル•キルの暗殺者和田宗一郎が,国枝に問う.
「目的は,うちらの殲滅だ!」
「殲滅か!一体なぜ?」
思わずネハクがそう聞き返す.
するとワトソンがこう切り出す.
「おそらくは、うちの勢力だろう,俺たちは奴らのような組織を許さない暗殺組織だが裏を返せば慈善組織だ無論許すつもりはない,となると必然的にうちらは邪魔なはずだ,今までも時々小規模の戦は起きたが痺れを切らしたか.」
「おそらくはワトソンの見解通りだろう!だが裏を返せばこれはチャンス!」
「デビルゴットのロビン•フッドを殺せばこれを皮切りに奴らの本格壊滅ができるはずだ!」
ロビン•フッドはデビルゴットの最強戦力そこを切り崩せば奴らが混乱するのは必然.
そこを一気に叩けばデビルゴットの完全制圧も夢ではない.
「国枝!俺は奴らを徹底的に潰すまでは死なねぇ!この命アンタと共にあるんだわ」
そう俺が言い切った途端
他の国枝以外の3人も口々に自分を鼓舞する発言を繰り出す.
俺たちは国枝チームだ,その裏に俺,ネハク,ワトソン,和田,ウニエダこの5人がいる.
そうそうに負けるわけにはいかねぇ.
しかし俺は何か嫌な予感がこの時からしていたんだ.
時を同じくして龍田は,街の見回りをしていた.
俺たちは暗殺稼業と同様に,要人の護衛や街の見回りも仕事となっている.
しかし今日は最悪に運が悪かった.
「貴様何をしている!」
龍田が声をかけたその男は,
「金髪に腕には龍のタトゥーそして全身ピアスの青眼まさか貴様は!」
そう龍田が声をかけたその男は,ロビン•フッドだった.
「君は確かーロイヤル•キルの中堅龍田かー.聞いたことあるよでもやめな?」
「なっ何を!!」
「俺はデビルゴット最強格の一人ロビン様だ!貴様が勝てる相手ではない.」
その言葉は,龍田を奮い立たせる一言だったんだ
「貴様を殺してやるー!」
勢いのまま龍田は突っ込む,しかしロビンは冷静だった.
ロビンはチャカ2発を龍田へと撃ち込む
その2撃は非常に正確,二つとも腹にもらっていた.
「君は甘さん教育で育った社会が保護者のクソガキさぁ!でもなぁ俺は違うずっとガキからお前らの何倍をも修羅場潜って来てんだよ!」
龍田の反撃も虚しく通る,全く当たらない
「どうなってんだ!」
「甘ちゃん真面目が取り柄のガキは一生努力しても俺には勝てなぁい.」
そして奴の隙を突くカウンターを放つ.
「good-by!good dye」
その一撃は致命傷,龍田には反撃の手立てがなかったんだ.
「俺このまま死ぬのかな.」
ロビンはもうその場にはいなかった.
「みんな,今までありがとう.」
そうして組織随一の真面目くん龍田直樹は,
この世を去ったんだ.