コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
41
どれがいいだろうか。
3人で、見ていく。
『これはどうかな?』
琥珀さんが一着、服を持ってくる。
それは…
あの時僕に勧めたやつだ。
茜さんなら、いいかな?
『ち、ちょっと…派手かな……』
まぁ、そうなるよね。
うーん、
悩むなぁ。
『・・・』
男が、女性物の服を見てて大丈夫なんだろうか。
いまさらだけど思った。
まぁ、いいか。
『なら、これはどうかな?』
また、琥珀さんが一着の服を持ってくる。
それは…
僕と、琥珀さん用で買った服と似ている。
というより、
ほぼ、色違いである。
今回は、白いシャツに薄い黄色の羽織ものか。
うん、似合いそうだ。
あとは、
グレージュのスカートも購入する。
『あの、お金出してくれてありがとう。』
『あぁ、大丈夫ですよ。これくらい、なんてことありませんので。』
自分も、最初は琥珀さんが出してくれたからなぁ。
でも、あのお金は、
新田先生のかな…
まだ、お礼できていない。
また、行かないとな。
さて、あとはどうしようかな。
服屋が多くあって、雑貨屋やペットショップ…
ペットショップか。
『このあと、どこか行きたいところはありますか?』
『特に、ないかな、』
『私ももう大丈夫。』
2人は、特に行きたいところはないようだ。
なら、
『ちょっと、ペットショップに行ってもいいですか?』
何かを飼うわけではないけど、ちょっと気になる。
2人とも、頷いてくれた。
ペットショップに入る。
すぐ横に、犬と猫がいる。
『ワンちゃんとニャンちゃんだぁ!』
『わぁ〜かわいい!』
2人とも、嬉しそうだ。
僕も、ほとんど見たことがない。
動物って、こんな感じなんだ。
向こうに、魚もいる。
水の中を泳ぐ、綺麗な色をした魚。
『綺麗だなぁ、』
奥には、ウサギや小鳥、そしてハムスターもいる。
『どの子もかわいい!』
2人は、本当に楽しそうだった。
飼いたい。
『飼いたいな…』
2人も、飼いたいみたいだ。
どうしよう。
でも、仕事の時とか、家を空けているしなぁ。
ちゃんと世話をしてあげられるだろうか。
ちょっと難しいな。
『この子たちを飼うのは、難しそうだからなぁ、』
うーん。
『そっか…』
2人とも、残念そうだった。
僕がここに連れてきたから、なんとかしてあげないと…
調べてみるか、
スマホで、調べてみる。
大丈夫ではあるみたいだけど、
生き物だ。
可哀想なことをしたくない。
と、
あの時のことを思い出す。
夢の中ではあったけど、
これなら…
…どうかな?
確か、あそこに、
『ちょっと、こっちにきてくれませんか?』
2人を呼ぶ。
「「?」」
2人とも、不思議そうな表情をする。
でも、2人を連れてある場所へ。