香音~鈴音~来なさい~
「ママだよ香音」
「鈴音~笑っ」
二卵性双生児の女の子の篠川香音と鈴音
お揃いの服装にヘアスタイルを代えてた一人はポニーテール、ツインテール
小学校まで同じだった。
中学生になり制服は同じだけど私服は好みが変わってた。
鈴音…
何ママ…
「服装よ!あなた肌出さないでよ!恥ずかしいわよ!あなた見てよ」
「香音は未だ白のブラウスにプリントのフレアーよ…」
「ハァ…何で私だけ厳しいのよ…」
ママが鋏を持ってきた。
赤毛のロングヘアーを切った。
「ヤダーママ~」
新聞紙を広げてたパパが
「美奈止めなさい!」
「!」
美奈が倒れた…
あなた…鈴音が…鋏…
え?…
「鈴音鋏よこせ!」
奥様…
洗濯物を運んできた裕子家政婦
「きゃあ!旦那様…」
裕子さん…警察呼んでくれないか…
「ママ~」
鈴音?…
「香音見るな!」
私が刺しました…
篠川佑介が白状した。
「奥様の背中から刺した訳は?」
子供達に対してうるさいし、服装で髪の毛の色を気にしてた…
「嘘だ…パパがママを刺すなんて信じられないよ!」
香音…
「鈴音嘘っぱちついてない?…」
「嘘してない…」
「そうなの?…」
眼が笑って見えた…
口角がひきつってた