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前回1000いいねおめでとー!今回もめっちゃ最高だった!!!
♡1000 ありがとうございます✨💕
………さん。……帝さん。
日帝さん。
☀(パチッ)
長い眠りから目が覚める。
──夢を…見ていたのだろうか。
パーティーの仲間たちが血塗れになり、自分は腹に穴が開いている夢。
そして………ナチが………
☀「う“っ……」
想像すると、吐き気が襲いかかってくる。
🇬🇧「大丈夫ですか?日帝さん」
☀「イギリス…だったのか」
イギリスは私が絶交した元友人だ。
………喧嘩をしてしまってから、それっきりの関係。
イギリスは、いつも一緒にいる、強くて、大切な仲間だった。
……そして、友達。
🇬🇧「日帝さ~ん。食べないんですか?」
☀「………あぁ(苦笑)」
イギリスが作る飯は少し私の舌には合わず、今でもひどいとは思うが、いつも食べるのを拒否してしまっている──。
そんな、いつもの日常。
だったのだ
🇬🇧「今の私たちには、勝てる訳ないでしょう」
これまでにない強さの敵と戦うことになった時、イギリスはそう言った
☀「そんなことはない」
☀「みんな、精一杯努力し、実際とても強くなっている」
🇬🇧「………努力だけでは、報われません」
☀「ッ!!」
仲間を侮辱するような──だけど本当の事を言うイギリスに、勝手ながらも腹が立った。
☀「…パーティーから出て行け」
咄嗟に言ってしまった。
何故こんなことを言ってしまったのか。
今でも考える。
🇬🇧「…ッ……そうですか。分かりました」
🇬🇧「さようなら。」
☀「……ッ」
これで良かったのだと思う自分と、やっぱり駄目だと思う自分が、頭の中で論争をしていた。
だが、考えるのをやめて戦うことだけに集中した。
その時の私は、あまりにも未熟で──。
些細なきっかけ。
だからこそ、今でも後悔している。
そんなイギリスが、今目の前にいる。
ずいぶん前から、イギリスの功績は風の噂で聞いていた。
さらに強くなったのだなと思うと、何様だと言うように自分を頭の中で責める。
それよりも…
☀「ナチと他の仲間たちは…?」
🇬🇧「………貴方のために、買い物に行っていますよ」
☀「……ホ…良かった……無事……か……」
…夢…だったのか…?
…それにしては、やっぱりおかしい。
夢の中での感触。血の匂い。痛み。
そして何より………
私の腹には包帯が巻かれている。
☀「イギリス。嘘を吐いていないか?」
🇬🇧「……何故?」
☀「絶対、あの出来事は夢なんかじゃない。」
☀「………現実なのだろう…?イギリス……。」
🇬🇧「……………」
白く染まった病院の一部屋に、冷たい空気が漂う。
🇬🇧「………えぇ。現実です。」
🇬🇧「…ただ…貴方を私のそばに置いておきたかったんです」
☀「……ぇ」
イギリスの衝撃を受けるような発言に、私は思考が停止した。
🇬🇧「あの“ナチス“という方の所に…行ってほしくなかったのです」
☀「…私は」
🇬🇧「私は」
☀(ビクッ)
イギリスの久々に聞く威圧的な声が、私の腹の修復しかけている穴に少し響く。
🇬🇧「……勇者パーティーにいたときから、貴方のことが好きでした」
🇬🇧「…だからこそ、貴方の望みを叶えたかった。──叶えてあげたかった。」
🇬🇧「貴方は…長い付き合いの中であの“パーティーから出て行け“という一つの願いしか、言ってくれなかった。」
🇬🇧「………あんな願いとは、思ってなかったですけどね」
☀「………ッ」
哀愁漂う声色に、胸が痛む。
🇬🇧「でも、折角の初めての望みです。貴方が望んだように、パーティーを素直に出ました」
🇬🇧「………だけど…やっぱり、貴方がいないことがどうしようもなく悲しくて…寂しくて……」
🇬🇧「だから、貴方とはもう……もう離れたくないんです……。」
🇬🇧「…私の望み…叶えてくれますか?」
☀「………」
ナチを助けたい。でも、無理かもしれない。
…だったら、イギリスを選んだ方が………
───いや。そんなの駄目だ。
一生愛すると約束したなら助ける。
約束…したのだから。
☀「……ごめん。イギリス。私は……私はナチを助けなくてはならない。」
🇬🇧「………そうですか。………そうですよね」
🇬🇧「ではせめて、私にもう1回、貴方の願いを叶えさせてください。」
☀「……願い……」
私の頭に、たった一つの願いがよぎる。
☀「…じゃあ───」
⚒「さて…続きをしようか♡」
卍「や……め……♡」
もう駄目だという思いしか、頭の中にない。
触手で手足を縛られ、俺の体は大の字になり、抵抗が一切できないのだから。
チュッ
卍「ん“!?♡」
レロ…♡クチュ……♡ヂュウウ♡♡
卍「ふぁ…♡//ん……♡//」
また舌を絡めてきたり、俺の唾液を吸ったり……とても気持ち悪い。
上手く息継ぎができなくて、酸欠になりそうだ。
気持ち悪い。苦しい。そんな理由でソ連の舌を噛もうとするも、先ほどのソ連の発言に自然と体が怯えていてできない。
⚒「はぁ…♡仲間も殺され、自分は犯されて…本当に可哀想だが…」
⚒「それが、愛おしいんだよなぁ…♡」
チュク…レロ…♡
卍「ん“…///」
⚒「…上だけしかシてないのにもう挿れられそうだ♡」
卍「だ……!!///♡」
ズププ…♡♡♡
卍「んに“ゃあ“ぁぁ♡♡///」
挿れられた直後、猫のような甘い声が出てしまって、自分ですらも気持ち悪い。
パンッ♡パンッ♡パンッ♡
卍「あ“っ♡//らめッ♡♡///ろぉ♡♡//」
⚒「あぁ…とてもかわいいぞ♡お前は♡」
卍「~~~~ッ!!♡♡♡///」
ビュルルルルル
⚒「無言イキかよ…最高♡」
イって…しまった
俺は感情の高ぶりと罪悪感に苛まれ、もう何も考えられなくなっていた。
ソ連は最高などと言っているが、俺の気分は逆。最悪だ。
卍「ハァ…♡ハァ…♡…ッッ」
卍「う…ぅぐ……//ぇぐ……///」
⚒(泣いた…!?)
俺の頬には、勝手に涙が流れていく。
日帝との約束を、破ってしまった。
……破ってしまったのだ。
卍「ぅう…///ぐ…///」
⚒「…お前、名は?」
卍「…ぅ//」
唐突な質問に戸惑う。
⚒「名を、聞いているんだ」
卍「ナ…ナチス……///」
⚒「………“今日は“もうやめだ」
卍「……ぇ///」
⚒「また明日な、ナチ」
バタン
卍「………」
卍「ハァ……/」
今は、普段悪魔のようなソ連が人の心を取り戻したようだった
俺が動揺していると、涙も自然と止まった。
──それでも。
卍「……日帝………」
日帝との約束が、頭から離れない。
卍「日帝…生きてたら……」
卍「助けに来てくれるのかよ…」
そんな叶うはずもない独り言を呟く。
ヒラ…
卍「…紙…?」
薄暗い牢屋の中に、紙が落ちてくる。
天使が舞い降りたかのように──。
卍「…外から来たのか…?」
ピラ
ふと内容が気になったからか、本能的に紙をめくる。
卍「……!?」
すぐ、助けに行くからな
日帝
卍「……日帝……!?!?」
そこには、日帝の名が刻まれていた。
とても信じられなくて、今も生きているのかと思うと、胸がほんの少し温かくなる。
卍「一体…誰がこの手紙をここまで…」
卍「………」
そんなことは、今はどうだっていい。
卍「待ってるからな…日帝……」
☀「じゃあ──」
☀「ナチに、手紙を届けてくれないか」
やっぱり…ナチスという方のことばかり………
🇬🇧「手紙…ですか…」
☀「イギリスの魔法なら、できるんじゃないか?」
🇬🇧「…承りました」
日帝さんの願いを、せめてもう1回叶えたい。
そう思うのなら、行動しなければ。
🇬🇧「ハァ…」
手紙を届けた。ナチスという男の元に。
一番日帝さんと一緒にいたのは私なのに。
そうなのに───。
🇬🇧「……ッッ」
目から大粒の涙がこぼれる。
絶対、日帝さんを振り向かせたい。
絶対に───。
To be continued…