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【第1話の主な登場人物】
明雷らいと⋯ばかまじ探偵の一人で、本作の主人公。推理担当。STPRメンバー。
ちぐさ ⋯ばかまじ探偵の一人。推理担当。STPRメンバー。
ばぁう ⋯ばかまじ探偵の一人。情報収集担当。STPRメンバー。
ぷりっつ ⋯ばかまじ探偵の一人。雑用担当(誰かメンバーが欠けた時に、その担当 になったり、他のメンバーに差し入れしたり、 色々)。STPRメンバー。
Lapis ⋯ばかまじ探偵の一人。情報収集担当。STPRメンバー。
莉犬 ⋯ばかまじ探偵の一人。雑用担当(誰かメンバーが欠けた時に、その担当 になったり、他のメンバーに差し入れしたり、色々)。STPRメンバー。
小田太郎 ⋯この事件の被害者。花子と夫婦。
小田花子 ⋯この事件の被害者。太郎と夫婦。
村山裕貴 ⋯STPRスタッフの一人。容疑者の一人。
奥坂美樹 ⋯STPRスタッフの一人。容疑者の一人。
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「ばぁう、Lapis、詳しい情報ある?」
「被害者は、小田太郎、花子夫婦。昨日、健康のために夜散歩していた時に襲われた模様。殺人現場は、小田夫婦の自宅近辺の、緑が丘公園。」
「容疑者は、STPRスタッフの村山裕貴、奥坂美樹、小田夫婦の友人の坂口友恵、若崎瑛 太、大久保俊光だ。」
らいとが聞くと、情報収集担当の、ばぁうとLapisが言う。
らいとは少し考え、
「じゃあ、俺とちぐさくんは、容疑者に詳しく聞き回る。せやけん、ばぁうとLapisは被害者のこと、情報集めてくれんね。ぷりちゃんは俺らに、莉犬くんはばぁうとLapisについてくれ。」
「OK!」
「まかせろ!」
「Lapis、俺の足引っ張るなよ。」
「引っ張るわけないだろ!」
「あ、ちょっと⋯えっと、ほ、ほら、一旦落ち着いて⋯」
ちょっと気楽に言うちぐさ、心強い返事のぷりっつ、口論になりそうなばぁうとLapis、そして、それを止めようとしてしどろもどろになる莉犬。みんなそれぞれ、ばらばらだ。
――これ、ほんまに大丈夫なんやろか⋯?
少し心配になるらいとであった。
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らいと、ちぐさ、ぷりっつは、STPR事務所に来た。
ここのSTPRスタッフで、今回の事件の容疑者、村山裕貴と奥坂美樹と話すためだ。
もちろん、この二人とは顔なじみだ。空き部屋に来てもらう。
「こんにちは。明雷さん、ちぐささん、ぷりっつさん。」
「何の御用で⋯呼んだんですか?」
村山と奥坂が言う。
この二人が殺人をするとは思えないが、心を鬼にしてらいとは言う。
「昨日、殺人事件があったっちゅうことは、知っとるよな?」
村山と奥坂は少しビクッとする。
「村山さんと奥坂さんが容疑者に挙げられているのも知ってる。だから、昨日、二人は何してたか、教えてくれ。」
ぷりっつが言う。
「⋯俺、うそはきらいなんだよね。だから、正直に話してね?」
ちぐさの有無を言わせない言葉もあり、少しずつながらも、二人は話し始めた。
「俺は、昨日は自分の家にいた。妻に聞けばいい。」
村山が口数が少ないのは、もともとやけん、嘘は言ってないはずだ。
「私はぁ、え–と、そのぅ⋯」
いつもおろおろしている奥坂は、だとだとしく話し始めた。
「昨日は、友達とぉ、お茶会をしていました⋯。あのぉ、高校時代の友達でして⋯」
⋯う〜ん、どっちもアリバイあり、かぁ。
「⋯ありがとーございました。お話聞かせてもらって。」
「大丈夫です。」
「いえ⋯」
そうして、らいと達は、STPR事務所を後にした。
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〜あとがき〜
今回はここまでです。
次回は、他の容疑者の話を聞きに行きます。
ちょっとずつだけど、お話を続けます!
コメント
6件
天才〜!
めっちゃ上手!
う ま す ぎ ん ❓️❓️