フランス視点ーーーーーー
🇫🇷「ただいま、、、」
山奥にある小さな小屋に入る。
🇬🇧「お帰りなさい」
そう。
かれと。
彼とはここで暮らすようになってもう5年になった。
🇬🇧「、、、水汲みに行ったんですよね?」
🇫🇷「もちろん!それがどうしたの?」
🇬🇧「いえ、何もありません。」
紅茶を再び飲み始めるイギリスを背に自分の部屋へ行く。
みなさんはここまでで不思議だと思うことをなんこか考えただろう。
まず、一つ目。
なぜこんなところで暮らしているか。
それはイギリスに誘われたから。
と言ってもここに来る前の記憶が曖昧だからわからないけど。
二つ目。
さっきまで何をやっていたか。
普通に山菜を取ったり、水を汲んだりしていた。
セーヌ川じゃないよ?
ちゃんとした綺麗な川でね。
他の疑問は知らない。
この生活でそういう感が鈍ったってことにしよう。
そろそろお昼ご飯だろう。
立ってあるく。
そして座る。
🇬🇧「、、、どうぞ。」
美味しそうなお昼ご飯を食べる。
イギリスは、juとここで暮らすためにご飯を上手く作れるように練習したらしい。
そういうところもすごいと思う。
作ってくれたご飯を口に運ぶ。
うまい。
🇫🇷「美味しいよ。本当に」
🇬🇧「そうですか。それは良かったです。」
時々イギリスは苦しそうな顔をする。
何か困ったことや悩み事があるかもしれないけれど、なかなか聞き出せない。
仲が良くないから。
けれどそんな顔を見ているとjuまで苦しくなってくるから聞き出してみることにした。
🇫🇷「、、、なんか悩み事でもあるの?その煽りがうまそうな顔が台無しよ?それともjuのことで悩んでいるのかな?どちらにせよjuに教えてよね。 」
そう言って急に恥ずかしくなる。
え?なんかすごい勘違いされそう。
まぁ、大丈夫でしょう。
そんなことを考えていると、イギリスがため息を着いた後juに向かって歩き始めた。
、、、どういう?
わからないのは考えても仕方ない。
そう、考えてー。
グッ
、、、は?
え?
イギリス?
🇫🇷「首離して?そういう冗談よくないよ?」
そう言っても離してくれない。
さらに力を強くしているようだ。
🇫🇷「え?juが死んじゃうよ?」
クラクラする頭でそう優しく言った。
そしてほとんど周りが見えなくなって。
かレのコきュウおンダけ聞コヱて。
最後に見たのは彼の何もかもを失ったかのような顔だった。
イギリス視点ーーーーーーー
彼女を模したロボットを止める。
そう。
ロボットです。
私が数年かけて作った彼女の。
ここまでうまく作るのに苦労しました。
昔の私ならは?とでも言っていたでしょう。
そう。
これは。
遠い遠い昔の物語。
20年前。
ある大きな戦争がありました。
それは、アメリカと中国の戦争です。
最初は小さなことでした。
それがだんだんヒートアップしていって世界を巻き込む大戦争になりました。
私とフランスさんはアメリカの味方をしていました。
2人で戦って。
たくさんの人を殺しました。
たくさん傷を負いました。
たくさん兵器を使いました。
たくさん悲鳴を聞きました。
たくさん味方が死にました。
でも、こんなに犠牲を払っても終わらなくて。
いつのまにかヨーロッパは2人だけになっていて。
すぐ魔の手が降りかかれるところまできてしまいました。
相手ももちろん弱っていましたが、それよりも私たちの方が疲弊していて。
必死に戦いました。
それでもダメで。
私たちは原子力爆弾を落とされました。
それで私は死にかけて。
でも。
死ななかったんです。
彼女が守ってくれたから。
そして彼女は死にました。
ボロボロで口から血がたくさん出ていて、お腹には大きな穴が空いていて。
私は絶望しました。
ですが私にとっては当然の報いなのです。
私は逃げました。
逃げて、逃げて、逃げました。
そうして遠い山に身を潜めました。
そうして彼女を甦らせるために、沢山学んで、実験をたくさんして頑張りました。
それでやっとできたのが彼女でした。
彼女の記憶を植え付けて、彼女の仕草をやらせて、彼女の性格を学ばせて。
ずっと幸せでした。
ですが、この生活をしている私を見て彼女はなんて思うかだけが心残りでした。
そして今日、あんな事を言われました。
私は、首を絞めて殺しました。
でも、これで良かったのかもしれません。
彼女の死が私を壊し、彼女を模した人形が私を前に進ませる。
飛んだ皮肉だ。
ですが、私は生きなきゃいけません。
彼女が繋いでくれた命を。
end
コメント
1件
実は国達でコロシアイ❤️と同じ世界だよ