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旅行編 『夢でまた』


⚠ ホラー 怖くはないです



朝食を済ませた後は皆で部屋に集まりゲームをしたりした


「おや、?」

ふと窓を見るともう月が昇っていた


「そろそろ風呂行くか。」

道満が言ったあと、各自準備をして温泉に向う





露天風呂


「気持ちええな〜、」

「……ん、、ぅ」(ぅと、…

「魂明ねんなや!?」

「あっちゃん見てみてムカデ!!」

「ぅ゙わッ、!?こっち持ってくんなッッ、」(蹴

「酷いッッ!!」

「晴明様♡タオルお持ちします♡」

「おや、ありがとう、白虎」

「ぉぐッッ、」(吐血

『この赤い紐とれない…、』

「……」←朱



それからはまた部屋で遊んで、

〈王様だ〜れだ!〉 とかした


0時前に各自部屋に戻り、寝床につく










深夜 2:50 頃


『……ん、ふゎぁ…。』

晴明はまた目覚めてしまった…と目を擦りながらドアの方を見る


『………………スゥー。』

長い沈黙の後、思い切り息を吸う



















『キャアアァァァァァァァァァァァァァァァァァアッッ!!』

女子より女子な晴明の悲鳴を聞き、皆が飛び起きる


「ぅッ、さ…なんやのもう…」

「どうしたの…晴明君、?」

「晴…煩い…」


『た、ひぇ…な、へ』

混乱と恐怖で喋れない晴明に皆は戸惑う


『どあ、…怖ッ、無理無理無理無理無理!!』


ドア、と聞き、3人もドアを見る





「「は?」」

「…」


ドア。と言っても、光を当てれば透けて影が見えるようなドア。


そのドアに映るそれは人間そのもの。

だがその形。というだけで,一目で誰でも分かるほどの歪さが感じられた。


アレは人ではない。

アレは妖怪。のだが…それが歪なのだ。ここは人間の寺関係者が建てた、許可された者のみが入れる旅館。


ではアレは何か。

そう、妖怪のなられかけ。

神に近い…いや、穢れた神である。


穢れた者=妖怪。

歪な者=妖怪

邪悪な者=妖怪?


では神は?


神聖な者=神?

尊き者=神?

美しい者=神?


そんなわけないじゃないか。


なんなら神が一番穢れた者…人間。と言ってもいいのではないか。


いや話が少々それた。

つまり”アレ”は神の下の下。である


壁1枚を通してもわかるこの歪さと憎悪。

晴明はただ見つめ、怯える事しか出来なかった


「晴明君、あれに会ったことある?」

『へ、…え〜と…ないですよ?』


「じゃあその腕の紐は?」

『さぁ……ッ、い゙ッッ”』

「「「晴明君!/晴!!」」」


晴明は突然頭を押さえ座り込む


『い゙たッ、…ぅ゙ぅ゙ッッ”』

「晴明君!ちょっとごめん、ねッ、」


ドンッ

『ッ、__ぅあ、』


朱雀は晴明の首を強く叩き晴明を気絶させる


「晴ッ、…晴ッッ。」


晴明を抱き締めてカタカタと震える魂明は初めて見る。

弟が死ぬかもしれない、弟が危ない、ということしか魂明にはわからないからか。


「朱雀君…なんやのアレ、」


親友の危機に…自分が動かずして何が晴明の親友だ。と震える体を自分で抱き締めながら問う凛太郎。


「…アレは分からないけど、誰かが晴明君を道連れにしようとしたのは確かだね。」


晴明は殺させない。自分に絶対的自信を寄せているからこそ、守って見せるとドアの前に立ちながら。


__in朱雀目線


今朝に戻り、

「おはよう晴明君。ところでそれは?」

『おはようございます…それ、…?』


人目見た瞬間から、その彼岸花が刺繍された赤い紐には嫌な気配が浮き出ていたんだ

僕はそれを見て晴明君に問いたけど、記憶が無いみたいだった。


その紐には妖怪の残り香と誰かの恨み辛み…怨念が詰まっていた。

ギリギリだったみたい…その紐が誰かの大切で思い出が詰まったものだったのかな?


本来ならそれを触った者は、きっと一瞬で命を落としていただろう。

ただその紐が、思い出で大切な物だったからと、晴明君の膨大な退魔の力のお陰で晴明君は助かったんだろうね。


でも直ぐには対処できない物だし、無理矢理に対処しようとしたらきっと僕も晴明君もお亡くなり☆しちゃうところだろうね、


でも今はそんな事言ってられる状況じゃない…、


「晴明君ッ、ちょっと悪夢見ちゃうだろうけど…ごめんねッッ」


僕は晴明君に誤った後、彼の右手の赤い紐を燃やした。…

ただ、その代償として晴明君を長い悪夢に閉じ込めてしまうけど、事態が終わったら直ぐに助けるから


『……』

まるで死んでしまったかのよう。

儚く、今にも消え去りそうだ


「晴、ッ…何、…なッんで、…」

魂明はもはや晴明しか見えていない。

ドアの向こうのアレも、今はどうでもいい、ただ弟だけは、愛する家族連れて行かないでと願うのみ


「朱雀君、何したん?」

「ちょっと晴明君の悪縁を切っただけだよ。」


赤い紐は朱雀の炎により灰になっている。

散り散りになったそれを、朱雀は灰すらも残らぬような膨大な炎で焼き尽くす


「さぁ後は君だけだよ。夜道怪。」


▶ 夜道怪

・子供を連れ去る怪異

・お坊さんの姿をする

・家に泊めてほしいと嘘をつき、その家の子を大きな風呂敷に包んで連れ去る


「夜道怪…てなんや、」

「夜道怪っていうのは(以下略」

「怪異、妖怪と何ら変わらんやん?」

「うーん…僕も詳しくは知らないんだよね☆」

「ほんまに…はぁ、ええわ。ほなどう倒しましょか?策はあるんやろ?」

「無い☆」

「ほんましばくで?」

「まぁまぁ!…とりあえず、壁殴って?」

「は?」


そう言うと朱雀は隣の雨明達が寝ている部屋の方を指差す


「ほんま、……どうなっても知らへんでッ!」


バコンッッ、


シラフでもさすが酒呑童子!

力が強いね。


「ぅ゙わッッ!?…なんやお前ら!?…」

「何してんだよ…マジ…」

「貴様らッッ!!晴明様の眠りを妨げるな!!」

「ぅ~ん…どうしたの君達、」


空いた壁から4人が顔をのぞかせる


「「「「!?」」」」

倒れている晴明を見つけ、顔をぐっとさせる


「晴ッッ!!どないしたんや…魂明、?魂明!!」

「晴…どうして…、魂明、大丈夫?」


二人は一番に駆け寄る、雨明は震える魂明を揺らした後、抱きしめる


「ぁ…、晴がッ、ぁ…ぅあッ晴、晴…ッ、。」


抑えていた涙が魂明の瞳から溢れる

大切な弟が危ない、でも自分は何もできない。

無力で、震えることしかできない。

もしかしたら、弟が死ぬかもしれない

自分がどんなに冷たくしても鼻で笑っても意地悪を言ってしまっても…晴明は、必ず2番目の顔は、笑ってくれて居た。

そんな優しくてお人好しな弟が、消えてしまうかもしれない。

不安と罪悪感で押しつぶされそうだった、


「魂明、後は僕達に任せて、ね。」

ス、と直ぐに晴明は立って、ドアに向かっていった。


「ま、って…、僕も………行く…」

晴明は数秒驚いた後、ふっと微笑んで了承した


「俺は晴についておく、だから二人は安心しぃや、!」


「晴明君に危害加えたんだ…生かすわけねぇよな?」

「ふん、此奴が死ねば晴明様が悲しむからな…」


「勿論僕も参加しますで?親友をこないにさせられたんに、黙って見とくわけあらへんやん笑。”」

「皆わかってるね~!僕も晴明君の事、怒ってるから…”」


「それじゃあ、雨明は晴をお願いね。」

「グスッ、…雨明…、ありがと…(」


「!!おん!晴はまかせとき!」


ドアを開け、一斉に攻撃を始める

たかが怪異。されど怪異。

子供の欲や憎悪を喰らい続けた怪異が、どれほどの物か


「道満、君のご自慢の術を!晴の親友君も!」

「命令すんなッッ!!」

「神酒凛太郎やで!僕も怒ってはんでなぁ!」

「白虎ちゃん今!!」

「わかっておるわ!!」


道満の九字切りから、神酒の拳、朱雀と白虎の雷と炎。

これだけ喰らえば流石の夜道怪も膝をつく


「よし、行くよ魂明!」

「わかってる、!!」


「「急々如律令!!」」


あたりが白くなる。と同時に、夜道怪は消滅する


「やった…」

「魂明。良く頑張ったね。」

「ぅん…、/」


「晴明君のバックには俺がいるっつうのに。」

「僕も居るよ♡」

「それより、晴明を起こすぞ。」











____in晴明君

ときは戻り、赤い紐を切った頃、


『……ここは、』


《晴明(せいめい)!!》


『…、??僕ははるあきだよ…。君達、誰?』


「晴明!!早く帰ってこいよ!!俺、国語で38点取ったんだぜ、!」


そう言って猫又の子は、晴明にずいっとテストを差し出す


『わぁ!凄いね秋雨君……あれ、?』

知らないはずの彼の名前。何故か自然とこぼれる


「おい晴明なにぼーっとしてんだよ、またセーラーか笑?」


『入道君!…、あれ…誰だろぅ…、?』

悲しい、悲しい。


「せーめー君!聞いてよ佐野君がさ〜!」


『次は子猫特集!?狸塚君も止め…、ぇ、と』

寂しい、寂しいよ


「晴明先生!実は…」


『え!入道君とお付き合い、!?おめでとう歌川さん!!……あれぇ?』


「晴明」

「晴明先生!」

「晴明君」

「晴明。」


『ぁ、。れぇ…わかんない…、誰?…』

わからない。何も、苦しい、みたくない。近づかないで…、?


『……助け「晴明君!!」

『!…朱雀さん、?』


次の瞬間、ガラスが割れたような音とともに目が覚める


「「「「「「「「晴!/晴明君!/晴明…」」」」」」」」

皆が晴明の顔を見て、安堵する


『皆、…?…どうしたの、?…泣かないで、』

「〜ッ、馬鹿ッッ!」

『ぅ゙わッッ!?…へ、ぁ…ごめんね、』


魂明が一番に飛びかかり、ハグをする。

その様子を見て皆もウズウズしだした


『ぇへへ…皆!!ありがとう!!』

手をバッと広げれば、皆が飛びかかってきた


「貴様は本当にッッ、!」

「晴明君…無事でよかったッ、」

「晴明君〜!心配したよぉ!!」

「晴明君…ほんまに、」

「晴、次からはもっと自分を気にして…」

「晴ぅ、!…よかった、ほんまに!」

「後1日抱き着いてくれないと離れない…」


『あはは、!!皆、本当にありがとう、』

先ほどとは考えられない笑顔が、空気を一変させる

結局あの女の子はなんだったのか。なんて、

考えるべきではないのだろう。













「おにいさんの、うそつき」












こうして僕らの旅行は無事に終わり、またハチャメチャな学校生活が始まるのでした




旅行編 これにて 終わり


なう2025/03/02 4:02

こんな夜更かしいつぶりだろ。





R18が書きたい

要素あります?

妖はじ 学パロ 安倍四兄弟のお話

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コメント

27

ユーザー

寝るの早☆うち大体夜中の5時か6時かも☆

ユーザー

これ晴明が先生の記憶思い出したら…?どうなるんだ?!

ユーザー
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