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【もっと求めて欲しい】第2話
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この作品【もっと求めて欲しい】は続き物です。
このお話は第2話です。第1話を読んでから読むことをおすすめします。
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○注意事項(全体を通して)
・この作品は私(あゆ)の妄想になります。
・実在する方のお名前をお借りしておりますが、ご本人様とは一切関係がございません。
・BL要素あり
・コメント等して下さるととても喜びますが、ご本人様の迷惑とならないように検索避けをして頂けると幸いです。(例音鳴さん→otさん)
○注意事項(今回のみ)
・🔞❌
・vni×otnrです。
以上のことが理解できた方のみこの先をお読みください。
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ばに視点
レダーに車で送って貰ってから、コンビニで適当にジュースを2人分買って、音鳴の家へ自分の車を走らせた。
やっぱり貰ったものは早く使ってみたい。
自分の好奇心は抑えられそうになかったので、連絡してないけどいきなり行っちゃおう。
早く会いたいな~。
音鳴の家のドアの前に立ち、インターホンを鳴らす。
少しの間の後に声が返ってきた。
『──はーい。えっ!ばにやん!
急にどうした!?すぐ開けるわ!』
驚いているような声が聞こえた後は、宣言通りめちゃくちゃ早く出てきて、嬉しさと驚きの混じった表情で見つめてくる。
『おはよー!急にどうしたん?もう夕方やけど。』
「いやー、特に何も無いけど、音鳴に会いたくなったからさー」
そう言うと音鳴は少し目を見開いて、けれどすぐに少し照れながら笑顔に戻った。
『そうなんやwじゃあとりあえず入る?』
「ぅーん、はいる~」
『はいよー。どうぞ~。』
なんの連絡もなしに入れてくれるなんて、やっぱ優しいなー。
「おじゃましまーす。」と言って、音鳴の家に入った。
音鳴視点
なんの連絡もなしになんか急に彼氏がうちに来てんけど。
俺は全然ええねんけどさ。
なんか一言くれてもええと思うけどな。
言ってくれたら、もうちょっと部屋綺麗にできたのに…
まあ、ひさびさに家にばに来たし、とりあえず楽しも!
『ジュース買ってきたから、コップ持ってきてくれん?』
『はいよー。』
とりあえず、ばにをソファに座らせて、コップをキッチンに取りに行く。
俺──音鳴はちょーっと前からすこぉーしだけ悩んでんのよな。
気づいてたよ。隣にいる時たまに、ばにが俺に物欲しそうな、求めて欲しい、っていうような期待の目を俺に向けてたの。
ばには俺に襲って欲しいんかなって
わかってたよ!?
けどさ、やっぱ恥ずかしいやん!?
ちょっと俺にはハードルが高すぎる…
あとは、夜に2人で飲んでたとき、ばにが珍しく?かわからんけどなんかめっちゃ酔って、
そんときに独り言で『音鳴はいつになったら自分から誘ってくれるんだろなー』って言ってたし。
いや、ごめんな!?
そんなに俺からして欲しいの!?
かっこよくて大好きな人の願いは叶えて上げたい…
けど、やっぱ無理なもんは無理や!
そもそもあんまりやり方分からんし…
何より恥ずい!
だから、俺はばにから誘って欲しいな…
でもそれで愛想尽かされたりもしたくない…
はぁーどーしよー。
って悩んでた時にばにが家に来たわ。
今日はもう特にすることもないし、
うちは自由に休み取れるから、明日も別に休める…
今日こそ…行けるか?
いや、行くんや!音鳴!
俺ならできるはずや!
ばにを喜ばすために!
彼の願いを叶えてあげたい!
コップをテーブルの上に置いて、彼の隣に座る。
心の中でふぅーと落ち着きながら、
頑張ろうと、決心し、手に力を込めた。
ばに視点
リビングに通されて、コップを持って来て欲しいと頼み、ソファに座る。
夜ご飯の準備をしていたようで、キッチンから美味しそうな匂いがここまで届いていた。
スマホをいじって待っていると、音鳴がコップを持ってきてくれた。音鳴は隣に座って、
『コップ持ってきたよー。
俺そろそろご飯食べよ思ってたから、あとちょっとでご飯食べれるけど、食べていく?』
ご飯のこと考えてなかったわ。ちょうどいいし食べさせてもらおう。
「いいの? 食べる!ありがとー。」
『おーけー。作ってくるわ。』
音鳴はご飯を作りにキッチンに戻っていった。
俺はとりあえず、テレビをつけて、ぼーっとみながら、たまにスマホを見てと時間を潰す。
一応見てはいたものの、やはり俺の意識はポケットに入っている瓶に集中していた。
さすがに音鳴がご飯を作ってくれているので、ご飯を食べ終わってから、薬を入れよう。
──本当に使っても大丈夫なのか…
という考えも一瞬したけど、一瞬で消えた。
せっかく貰ったのだし、
何より求めてくれる、かわいい音鳴が見たいという願いにはかなわなかった。
『おまたせー!』
そうやって薬のことについて考えていると、音鳴が料理を持ってきてくれた。
普通に上手いんだよな、こいつの料理。
「ありがとう」とお礼をして、一緒に『いただきます』と言って、料理を食べ始めた。
やっぱ美味しいな。来てよかった。
てか、いきなりきたのに、こんなに優しくしてくれた相手に今から薬盛るのか…
一旦酷いか、俺。
2人ともご飯を食べ終わり、食器を運んで、
2人で並んでソファに座ってテレビをみていた。
少し経って、音鳴が
『ちょっとトイレ行ってくるわ。』
と言ってソファから立って、部屋を出て行った。
今しかないか、薬入れるなら。
ポケットから瓶を取り出し、音鳴が飲んでいたコップに錠剤の薬を2錠入れる。
スプーンで3回くらい回すと、溶けきって無くなった。
入れた本人の俺でさえ、俺のコップとの違いが分からないくらい見た目は変わってない。
レダーが言うには味も匂いも変わらないと言っていた。
一応匂いを嗅いでみたけど、ほんとに差はなかった。
間違えないようにしないと、と思いながら、音鳴の帰りを待った。
音鳴が帰ってきて、俺の隣に再び座る。
そういえば薬は効くのに1時間かかるって言ってったっけ。
それまでそわそわしてしまいそうだし、とりあえず暇だからという理由で音鳴に
「なんかゲームしよーぜ」 と言って
『いいよー。何する?』と返してくれたので、
とりあえずゲームをして時間を潰した。
対戦系のゲームだったので、暑くなって、
音鳴はコップに入ったジュースをいつの間にか飲みきっていた。
あ、飲みきってる。
じゃああともうちょっとかな。
と思いながら、ゲームを続ける。
媚薬なんて使ったことはないし、
どのくらい効くのかとかどんな感じになるのかとか正直想像は出来ない。
そんな全然わかんない薬を可愛い大切な彼女の音鳴に使ってしまったことに罪悪感を抱く…
なんてことはなく(ちょっとは思ったけど、一瞬で飛んだ)、
むしろはやく見たい、とかの好奇心の方が断然強かった。
早く見たくて、チラチラと音鳴を無意識に見てしまっている。
こんなに見てたらばれそーと思ったので、
楽しみでニヤニヤしてしまうのを頑張って抑えながら、
もちろんゲームに勝つためにも本気でゲームに集中した。
音鳴視点
なんか暑くねと思ったところから始まった。
まあ、ゲームに熱中してしまっていたし、
それでかなとも思ったけど、それにしても暑すぎる…
ばにの方をチラっとみると、別にそこまで暑くはなさそう。
夏生まれなので、そこまで俺は暑がりじゃないし、エアコンもついている。
始めは我慢していたが、あまりにも暑くて耐えられなくなったので、
「…ばにー、エアコン温度下げていい?」
と聞く。
ちょっと驚いているような表情のばにが
『あ、音鳴暑いの?』
と返してくる。
『いいよー。下げてくるね。』
「あ、いい?ありがとうー。お願いします。」
ばには一旦ゲームを中断し、
立ち上がってエアコンの温度を下げに行ってくれる。
俺はその姿をぼーっと見てた。
──なんか頭がぼーっとしている気がする。
何となく顔も暑い。
熱あるのかな…風邪じゃないといいけど。
ばにに移したくはないな。
そんなことをぼんやり考えていると、ばにが戻ってきた。
『おまたせー。2度とりあえず下げたよー。』
「ありがとぉー」
ばには『じゃあ続きしよーぜ』とリモコンを持って俺の隣に座った。
俺は「うん!」と答えようとしたが、
ばにがソファに座ったボスンッていう振動が伝わったとき、
体になにか違和感を感じ、上手く答えられなかった。
「っ…うん!」
やはり俺の体はが今ちょっとおかしい気がする…
暑いし、なんか体は火照ってるし…
更には、俺の体の中の奥にあるなにかが疼いてる気がする…
この感覚は…
…ていうか、なんで今やねん。
ゲームに興奮しすぎたのか…?
なんで今突然この感覚に浸っているのかなんてわからない。
けれど間違いなく体が反応してしまっている。
…全然わかんないけど、
とりあえず落ち着けば収まるかな。
ゲームでこうなってしまったのなら、
一旦ゲームを中断して落ち着かせよう。
「ふーっ…ごめん、一旦トイレいってくるわ。」
そう言って部屋を出ていこうと立ち上がろうとした時、
ばにが腕を掴んできた。
「ビクッ…ど、どうしたの…?」
ほら、なんか掴まれただけで反応してる…
一旦今は早く逃げ出さないと…
ばにがいきなり顔を覗き込んでくる。
『音鳴大丈夫? なんか顔赤いよ…?』
あー、こういう時によく働くな!?ばにの観察眼は…
顔赤いのは火照ってる気がするし、何となく分かる。
体が興奮してしまっているからだろう。
そう言って心配してくれるのは嬉しいけど!
今じゃない!今は早く部屋から出て落ち着かないと…
ばにに触れられている部分がどんどん熱くなっているのが感じる。
急いだ方がいいな。
「っ…うん!…大丈夫、だから…一旦、手、離してっ…」
『っあ、トイレ行きたいんだよね?ごめんごめん止めちゃって、ほんとに大丈夫?しんどいならすぐ言ってね。』
ばにはそう言ってすぐに離してくれた。
頭がぼーっとして、
足取りがふらついているけど、
何とかトイレのドアまでついて、中に入る。
そのまま足に力が入りづらくて、
ストンとしゃがみこんでしまう。
来ている服が体に擦れて、「っん… はぁっ…」と声が漏れる。
その度にぞくぞくと体が疼く。
ばにとヤッてる時に触れられたときでもこんな感覚はなかった。
初めての感覚に困惑しながら、
一旦離れて落ち着くと収まるだろうと思っていたけど、
全然収まる気配がない。
なんならどんどん強くなっている…
──ばにとしたい…
そんな思いが脳によぎるとそこからはそんなことしか考えられなくなる。
やばい、やりたい、元々今日こそは誘うと決めてたし…
お風呂とか入ってから、もうちょっと後にしようと思ってたけど、
ちょっと、これはもう耐えられない。
ばにに助けを求めよう。
ばになら喜んで、助けてくれるだろう…
頭がもういっぱいいっぱいになりとりあえずばにのいるリビングまで戻ろうと、
ドアの取っ手を使って立ち上がり、廊下の壁をつたいながら、
ゆっくり、助けを求めて、歩いて行った。
ばに視点
音鳴に薬が効いてきたのは割と分かりやすかった。
ゲームで戦っていると、始めはいい勝負をしていたのに途中から、
だんだん音鳴が負けがちになっていき、同時に息が上がり始めていた。
うわ、つらそー。
チラっと音鳴をみると、
目がとろんと溶けていて、顔が赤くなっている。
このまま見つめていると、
音鳴に誘って欲しくてしているのに、
俺の方が我慢できなさそうなので、
すぐに目線を画面に戻す。
音鳴がエアコンの温度を下げたいと言うので、
明らかに辛そうなので俺が温度を変えてあげる。
戻ってきて、元の位置に座ると、その振動かなにかで、
彼から『っ…』というような反応が聞こえた。
うわー、えっっじゃん。
早く誘ってくれないかなー。
俺が戻って来てからすぐに、
深く呼吸してから、「ふーっ…ごめん、一旦トイレいってくるわ。」と言われた。
何となく逃げられそうだったから、
咄嗟に腕を掴んで止めてみた。
やべぇ、なんも考えてねえ。
とりあえず心配みたいな雰囲気だしとこ。
彼と目を合わせると、とろんとしていて、
目の奥に熱を含んでいるような感じ。
そして今明らかにビクッてしたなー。
『…ど、どうしたの…?』と困った表情で聞いてくる。かわいいなー。
こんなにかわいい音鳴を見てるとちょっといじめたくなっちゃうよね。
でも、これからいっぱいいじめるし、
今は見逃してあげる。
心配しているふりをしながら(実際ちょっとはしてるんだけど)、
可哀想な音鳴を解放してあげた。
とりあえず、もうしないかなと思ってゲームをおとして、スマホで時間を潰す。
ドアが開いた音がしたので、ドアの方に振り返ると、
音鳴がふらふらとした足取りで俺の方に歩いてきた。
ゆっくり歩いてきて、やっと俺の前まで着いて、
俺の目をじっとみつめてきた。
さっきよりもより息遣いが荒く、
頬が赤くて、汗をかいてしまっている。
そんな音鳴にえっっだなーとみつめかえしていたら、
次の瞬間、体にボスッていう音とともに衝撃がきて、
視界が音鳴と壁から音鳴と天井に移りかわった。
「はぇっ…?」
景色が急に変わって少し経ってから、
音鳴に俺が押し倒されているということを理解する。
あまりにも急だったので、驚きで変な声でてしまった。
そのままぽけーっとしていると、いきなり下半身に刺激が走る。
「ふぁっ…!?」
なんか声出たー。
首だけ起こして、見ると、音鳴の手が俺の下半身のところにある。
わぁーと驚きながら、
どんな表情してるんだろうと彼の顔を見てみる。
彼は焦点があっていないような、
熱のこもった目で、
目はあっていない気がするけど、
俺の方を期待や興奮を含めた目で見つめていた。
しっかり俺と目が合うと、
音鳴は始めはちょっと照れてそうにうじうじしていたが、
なにか決心したのか、照れたまま、笑顔を作った。
『──…俺っ…いっ、今からっ、ばにと…
やりたいっ、なぁ…』
「ぇっ…!」
やっと…やっと言ってくれたぁー!!
やばい。破壊力えぐぅー!
かわいい!えっっどい!
俺が長い間求めていた言葉が聞けた…!
ここまでよく我慢したな俺!
音鳴はそのまま熱そうな目のまま俺を見つめてくる。
熱く燃えているような目で音鳴に見られるだけで、とても幸せな気分になる。
これ以上待たせたらそろそろ音鳴も可哀想なので、
かわいい彼女に言われたらみんな返すであろう求められている言葉を返す。
「…もちろん。やろうね。」
俺がそう返すと、
良かったと安心したように、
さらに笑顔を咲かせて、嬉しそうにする。
さすがにここでする訳にも行かないし、
ここまで頑張ってくれたので、
音鳴を持ち上げてベッドまで運んであげる。
あー、楽しみだなぁー…
音鳴が自分から誘ったんだし、
音鳴に頑張ってもらおっかな!
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あとがき的な場所
ここまで読んでくださりありがとうございます。
前回🔞かくって言ったんですけど、この子達全然してくれなくて…次こそ🔞です。
ほんとにかいたことないので、勉強しながら書くことになると思うので、次回の投稿まで時間がかかると思います。
♡おして気長に待って頂けるとありがたいです。
自己紹介のお話を投稿しましたが、どうせみんな見ないだろうと言うことで、そこに書いていたまあ大事そうなところをだいぶ分かりやすく簡単にここに書きます。
作者様へ向けてです。
私のかいたお話の世界線や設定でのお話を書くことを歓迎する、的なことを書いてます。
例えば話のアフターストーリーやアナザーストーリー、この時こんな選択をしていた世界線などを書きたいというような人がもしいれば私に許可を取らずに書いていただいて構いません。
ただし、この作品のような、明らかに続きそうなお話は完結してからのみ歓迎致します。
その際は呼んでくれたら読みに行きます。
読んでいただきありがとうございました。
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6611字お疲れ様でした。
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