テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【※必ず目を通して頂きたいこと※】
・VTA時代の話が出てくるので苦手な方は注意です
・口調、解釈違い、若干のキャラ崩壊あり
・VTA時代のお話を元に書いている箇所がありますが、若干の脚色を含んでいます
・実在する方のお名前を借りていますが、
ご本人様には一切関係ありません!
今日は小柳くんと2人で任務に来ている。
元々、何人で行ってもいい簡単な任務で、ライとカゲツに予定が入っちゃったから2人。
敵の数も少ないし、そんなに強くないからすぐ終わりそう。
こっち側が終わったら小柳くんの方行くか。
「星導ッ!」
聞き慣れない大声が遠く離れた所から聞こえてくる。
小柳くんの声だ。
普段なかなか大声を出さない彼が、ここまでの声で言っているんだ。
何かあったに違いない。
『なに!』と彼にそう聞き返そうとした。
その瞬間、
『いっ゙…』
今まで感じたことのないような痛みが全身に広がった。
どれだけ攻撃をもろに食らったのか、同じくして宙に舞う感覚もあった。
血はどれほど出ているのだろうか。
身体に穴は開いているのだろうか。
敵はどこに隠れていたのか。
身体中の痛みを誤魔化すかのように考えを巡らせた。
この痛みはきっと意識を失う、運が悪ければ命を落とすかも知れない。
なんとなくだがそう感じた。
あれから何分経っただろうか。
俺は、今さっきの攻撃で倒れそうになったから地面に座っていた。
すると、ダッダッと後ろから走っている音が聞こえてきた。
「星導!」
『…小柳くん』
慌てた様子の小柳くんがこちらに走ってきた。
「大丈夫か?」
『…たぶん大丈夫だと思う。』
「良かった」
「…とんでもない音がして、その方向向いたら星導が宙舞ってるもんだから」
小柳くんがあまりにも慌ててるもんだから、笑いそうになっちゃった。
「怪我とかは?」
…あ、あれ?
言われて気づいたけど、痛み無くなった?
…あれだけ痛かったのに、痛くないとかある?
『なんか…、痛み無くなった気がする』
「…そんなことある?」
『…俺もわかんないんだけどさ、痛みがホントにないんだよ。』
「…よく分からんけど、無いならそれで良かったわ。」
「何かあったら言えよ」
『ありがと』
んー、ちょっと怖いけど大丈夫でしょ。
たぶん。
「星導ー、残りの敵倒し行くぞ」
『はーい』
疲れたー。
今日の敵、いつもより強かった気がする。
…ホント誰だよ、敵弱いとか言った奴!
後から追加された敵、クッソ強かったじゃねぇか!
もう終わったことだから良いけどさ。
…これ、俺が弱くなってるとかある?
確かに、最近あんまり任務行ってなかったけどね?
任務の数増やさないといけないかなー。
うーん、お腹空いた。
お腹ぺこぺこなんだけど。
7時間も戦ってたらそりゃ空くか。
7時間って、超頑張ったくない?
何食べよっかな。
そんな事を考えていたら
『グ〜ッ』
と、お腹から音が聞こえた。
…やべ
めちゃマヌケな音なっちゃった。
…まぁね、周りに人居ないし大丈夫か。
…それはそれとして!
めちゃ疲れたし油物とか食べたいかも。
ラーメン食べ行こっかな。
頑張ったし。
あー…、小柳くんも誘ってみる?
迷惑掛けたし…。
でも絶対来ないだろなぁ…。
周年のご飯会も渋る奴なんだから。
何でそんなに行きたくないんだろ。
人と食べるご飯美味しいのにね。
小柳くんの元へ近づく。
今は、いつもの姿に戻っているみたいだ。
俺もそろそろ変身解かなきゃな。
『ねぇ、小柳くん』
「なに」
『今さ、お腹空いてるでしょ?』
「まぁ、空いてるけど」
『俺ね、ラーメン食べ行くんだけど小柳くんも行かな…』
「行かない」
『即答止めない!?』
「なに、俺が飯行かないの知ってんじゃん」
やっぱりね?
小柳くんが人とご飯行かないのは知ってるよ!
『知ってるけどさぁ…、たまには良くない?
「よくない」
『てかさぁ、人とご飯食べるのなんでそんな嫌なの?』
「飯食ってるとこ人に見られたくないんだよ」
『へー』
「反応薄すぎん?w」
「聞いてきたの星導だよな?」
『…』
「無視すんな 」
「おい」
「…アホ蛸が」
何か言ってる気がするけど、るべち耳悪いから聞こえないー。
…てか、 ご飯食べてる時に顔ガン見する人とかあんまいないだろ!
「俺帰るわ」
小柳くんが帰るらしい。
俺もそろそろ帰らないと。
『はーい、お疲れ様』
「お疲れ。」
来たときは明るかったのに、今は日が沈みかけてる。
ずいぶんと長い時間ここにいたもんだ。
「星導ー?」
こちらを振り向き、不気味なくらいの笑顔で、俺の名前を呼んできた。
『何?』
「飯は諦めろよ」
小柳くんは俺を馬鹿にするかの様な声色でそう言った。
なぜ彼は俺が考えてた事が分かるのだろうか。
…絶対諦めないからな。
1回くらいサシでご飯行ってやる。
そろそろ帰るか。と考え始めたころ、
ピカッと何かが光る音が聞こえてきた。
『え?』
思わず声が溢れてしまった。
なぜかって?
光の出処は自分の手の口元だったからだ。
いつも宇宙が覗いている場所は交じり合うことのないであろう、まばゆい光が差し込んでいた。
その光は、〚まばゆい〛という言葉がピッタリな輝きを持っていた。
でも、どこか闇を感じるような輝きも持っていた。
(…これ、どうしたらいいんだろ)
手の口元は変身を解いたらなくなるが、何かも分からない光を消すのは大丈夫なのだろうか。
(今さっきの怪我の事もあるし、変身解かない方が安全か…?)
今さっきの怪我の件や光の件、立て続けによく分からない事が起きているから不安だった。
〚…◯☓△※□◇▽×ケ…〛
…何だこの声は。
人とは思えない、脳を支配されている様な声。
誰の声なんだ。
どこから聞こえているんだ。
何て言っているんだ。
まだ、敵が残っているのか。
アタッシュケースを構えて、慎重に辺りを見回す。
敵はもう全員倒したはずなのに。
『…誰か居るんですか?』
自分が出せる1番低い声で、温もりのない冷たい声で
居ないはずの誰かにそう問いかける。
勿論、応えは返ってこない。
〚…ぃ▽※◇⋮ ◯□ケ〛
…また聞こえた。
一体どこから聞こえているんだ。
極限まで耳を澄ませ、音を拾う事に集中する。
〚…ぃ▽※ニ◎⋮□ケ〛
…分かった。
音の出処は、自分の身体だ。
口元、きっと、そこから音が聞こえているんだ。
ゆっくり、ゆっくりと、左下に視線を下ろしていく。
…これは、何だ。
さっきの光と打って変わって、口元は中が何も見えない、完全な暗闇に包まれていた。
口元に耳を傾けもう1度、言葉を聞き取る。
〚…ぃド▽◇ニ◯※ケ 〛
間違いない。
音の出処はここで合っている。
しかし、これは何と言っているんだ。
『ぃド…ニけ』
『いど、にけ』
『…に行け』
『…井戸に行け?』
井戸に行け、確かにそう言っている。
これ、俺に投げかけてる言葉で間違いないよな。
『俺が井戸に行けって事ですか?』
返ってこないのは分かっているが、念の為そう聞く。
すると、俺の質問に答えるように口元がピカッと光った。
…これってさ、俺の声聞こえてたりする?
聞こえてるならさ、この口元と会話できるじゃん。
有益な情報もゲットできるかも。
微かな希望を抱き、口元に向かってこう投げかける。
『俺が今からする質問に、合っていたら光って、合っていなかったらそのままでいてください。』
『貴方は、俺の敵なんですか?』
光らない。ということは、敵ではない。
『貴方は味方ですか?』
光らない。敵でもないし、味方でもない。
中立的な立場なのか?
『貴方は俺に危害を加えようとしていますか?』
光らない。中立的な立場で、危害も加えようとしていない。
なら、そこまで心配しなくても大丈夫か。
…あ、そうだ。井戸のこと聞いてないじゃん。
『井戸に行くのは1人じゃないと駄目ですか?』
光った。何か、1人でないといけない理由でもあるのだろうか。
『最後の質問です。貴方は…』
口元と会話して分かったこと。
・敵でも味方でもない中立的な立場
・俺に危害を加えようとはしていない
・井戸には絶対に俺1人で行かなといけない
くらいかな。
あと、口元は変身したり変身解いたりしても何も変わらないらしい。
やったね。
ローションカーリング状態回避して寝れるわ。
続く