白(しろ)く光(ひか)る月(つき)が

照(て)らす影(かげ)が二(ふた)つ

決(けっ)して戻(もど)らない

砂時計(すなどけい)も

逆(さか)さにできたなら

こんな袖(そで)を濡(ぬ)らすのなら

恋(こい)も愛(あい)も君(きみ)も

知(し)らないままで

月夜(つきよ)に光(ひか)る

君(きみ)の花笑(はなえ)み

空鏡(そらかがみ) 有(あ)れば 恋(こい)焦(こ)がれ

千(せん)の夜(よる)を数(かぞ)えて

揺蕩(たゆた)って消(き)える

私(わたし)は きっと 咲(さ)かない

恋(こい)をした

もしも神様(かみさま)がいて

願(ねが)い叶(かな)うのならば

忘(わす)れられないの また触(ふ)れたいよ

動(うご)かない針(はり)

白露(はくろ)降(くだ)る刻(こく) 夜寝(よい)

荒野(こうや)で頬(ほほ)を伝(つた)うのは

秋時雨(あきしぐれ)

天邪鬼(あまのじゃく)な天(てん)に

祈(いの)る声(こえ)は

どうか 幸(しあわ)せになってね

覚(おぼ)えててね

照(て)らす月夜(つきよ)に舞(ま)った願(ねが)い

暗(くら)い闇夜(やみよ)に去(さ)った想(おも)い

2人(ふたり)よがりな想(おも)い出(で)の

場所(ばしょ)

愛(あい)そう 最期(さいご)に交(か)わした

｢大丈夫(だいじょうぶ) もう｣

終(つい)に 消(き)える 切(き)れる

あの日(ひ)の夢(ゆめ)に

君(きみ)の好(す)きな春(はる)を添(そ)える

決(けっ)して灯(とも)らぬ恋蛍(こいぼたる)も

玉響(たまゆら)の日々(ひび)を

どうか照(て)らして

白(しろ)い月夜(つきよ)に消(き)えて

無(な)くなってしまっても

私(わたし)はずっとここで

君(きみ)といた

眠(ねむ)る私(わたし)の手(て)を取(と)って

ねえ

子供(こども)みたいに泣(な)かないで

あぁ

君(きみ)が好(す)き

月夜(つきよ)に光(ひか)る

君(きみ)の花笑(はなえ)み

空鏡(そらかがみ) 有(あ)れば 恋(こい)焦(こ)がれ

千(せん)の夜(よる)を数(かぞ)えて

揺蕩(たゆた)って消(き)えた

私(わたし)は ずっと 君(きみ)が

好(す)きでした

曲 alto

絵 純汰

画 しのはら澪

弦 そるてぃ

韻 初兎

映 池田にっか

唄 イレギュラーダイス

曲名 清風明月