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莉犬が死んでから5年、僕は一人で生きている。
今はいい職場につきいい仲間もできた。きっとこれも莉犬のお掛けだろう。莉犬が僕を見てくれて話し方も教えてくれた。僕は莉犬がいなければ今ここにはいないだろう。
るぅと「はぁ〜」
僕はため息を着く。とても青く輝く空を見上げる。職場は苦しいわけでも楽しくないわけでもないのに何が足りない。やっぱり莉犬がいないとダメなのだろうかと思いながら職場にいく。
仕事が終わり帰る。僕の行きつけのお店であるカフェに行きコーヒーを飲む。
明日は休日、久しぶりに遊園地でも行こうかと思った。
休日、僕は莉犬と行った遊園地に行く。もしかしたらりいぬに会えるかも知れないと思いながら遊園地に向かう。
遊園地につき僕は観覧車に乗った。莉犬との思い出はまだ記憶の中にある。莉犬が忘れても僕の記憶の中には残っているのだ。
やっぱり莉犬はいなかった。
ご飯を食べようとした時、莉犬らしき人を見た。赤い髪の毛をして身長も莉犬ぐらいでパーカーを着ていた。僕は確かに病院で莉犬を見た。
なのに何故か思ってしまう。莉犬がまだ生きているのではないかと、あの死体は莉犬に似た誰かではないのかと、僕は走る。莉犬らしき人を目掛けて、
るぅと「莉犬っ!!」
僕は叫んだ莉犬らしき人が僕の方に振り返る。
莉犬じゃなかった。
声も何も莉犬ではなくその人は僕に礼をしまた歩いていった。
やっぱり莉犬はいないんだと心の底から感じた。
同時にもう莉犬はいないという現実味がまし苦しくなった。僕は帰った。
家の方を歩いていく。いつもの道。いつもの風景。いつもの景色。もう何度通ったことか。
僕の家の前に誰かがいた。
るぅと「あの?誰ですか?」
僕はそう聞いた。
誰かが振り向く。
僕は見た瞬間驚いた。
確かにりいぬだった。声も身長も顔も表情も髪の色も目の色も身体も全部が莉犬だった。
るぅと「莉犬っ莉犬だよね?莉犬なんだよねっ?」
「るぅとくん、」
るぅと「莉犬、ずっと寂しかったよっ僕莉犬がいないとダメってことに気づいたよっもう居なくならないでよっどこにも行かないでよ!!」
「ごめん、ごめんねるぅとくん、気づいてたのに何も言えなくてごめんねっ」
るぅと「莉犬っ〜!」
僕はなく莉犬とあえて嬉しくて嬉しくてやっと言いたいことも言えてもう感情すらぐちゃくちゃになって僕は莉犬を目の前にしてその場で気を失った。
「るぅとくん、僕が居なくても頑張ってねっ」
最後にそう聞こえた気がした。
僕は起きる。いつの間にか部屋にいた。莉犬を探す。莉犬は何処にもいなかった。
その日は莉犬の命日だった。