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プロローグ
私の音をくれたのはあなただった。
私の好きな音。
それは、風の音、川の流れる音、河川敷で野球をしている少年たちの掛け声、楽器の音。
そして、何より好きなのは、風も何も吹いていない、静かで一人の音。
そこに現れた、君の声はなんて透き通っていて、落ち着く音なんだろう。
