気を失いかけた また目の焦点がブレてきた
今日の私の終点はここっぽい。
無限に線路が続いているの。途中に駅とかは無くって、それでただ線路だけが延々と続いてて
その上を私が走るの。思いっきり。脚に力を入れて踏ん張って。
朝起きてから、夜眠るまでずっとずっと走ってる。
けれども…ちょっとしたトラブルとか…エンジンの不調ですぐに停車する。そう、今日みたいに、自分の存在意義を、自分で認識できなくなった時とか。
後はそう…前なんかは、私の隣の線路を 私よりもずっと速く、リズムよく走ってる人を見て…それでなんだかエンジン調子のリズムが狂って停車した。
なんて今日も独り言。今のは全部一瞬の間、硬直の間にあった、メモリの切れ端。
全部今のはイマジナリー。私が作り出した空想の空間。素晴らしい空想空間、何も無い。
まさに異世界。昨日見た、どっかの誰かの異世界体験談みたいな世界線。きっと影響されたね。
私、昔から思ってた事がある。文章って不便だなって。だって、こういう風な痛々しいダークポエムも、人生を訴えかける、誰かの耀きエッセイも、文章字体にしてしまえば こんなにも無機質なものになってしまうのだから。
きっと、誰も気づかないんだろうな〜!こういう感じでわざとらしい書き方しないと。私今鼻歌歌いながら文章書いてることなんて。
きっと、誰も気づかないんだろうな…私が今、声を震わせて泣きながら文章書いてることなんて。
きっと…誰も気づかない。本当は真顔で指を動かしてるなんて。誰もが気づけない、脳内本当はぐちゃぐちゃだなんて。
ダークポエムダークポエム。痛々しい私の黒歴史よ。あぁ、歌になって響いてくれたらどんなに良かったんだろう。
歌になれば、きっとどんなテーマでも華やかになる。ダークなら夜の音。センシティブなら、意味はより強力に。ステューピットなら、きっと疲れた誰かが笑顔になる。
文章は不便。漫画や 何十ページもある小説でもないかぎり、そこに感情をもたせるのは不可能で、書き手の想いなんて、きっと1割も表現できていないんだ。
こんな小さな文字の群集羅列で人の心理を表せるなら、もっと世界は単純だったはずでしょう?
もっと馬鹿でも楽しいはずでしょう?
でもそうじゃない。やっぱり文字や表面だけでは表現しきれないみたい。だからみんな文章を書くんだ。
わかっている。だけれど、少しでも自分の気持ち、自分で知りたいから。少しでも誰かと、心情をシンクロしたいから。
だから歌は強い。だから小説は人の人生を帰る。だから漫画は人を虜にする。だからSNSは心が囚われる。だから古文書は退屈な賢人にさえ夢を与える。だから名前はあなたを律する。
だから文字は、幼い頃から刻まれる。脳裏に。記憶に。生きていく上で、必ず、逃れることはできない。
私も文字で構成されている。証拠に、どんなに愚鈍でも、どんなに下手でも醜くても、文章を書いている時は落ち着いてしまうから。
でも精一杯でも、やっぱり誰かの独り言にかぶる。誰かが残した弱音に重なる。結局よくよく見てみれば、こういう長々文章の結論結末全てがみーんなおんなじもの。
言葉が違うだけ。ただみんな何かしら辛いだけ。みんな頑張るだけ。みんな誰かの言葉をオマージュして、それを頼りに生きるだけ。
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