⚠︎注意⚠︎
・キャラ崩壊あるかも
・誤字脱字あるかも
・自己解釈
・レイマシュ&オタマシュ
コンコン、とドアを数回ノックする。ドアは引き戸だと確認してドアを開けた。
「失礼します。」
「あぁ、座れ。」
ドアを開けると、ソファに座ったオーターがいた。
オーターの指示通り、マッシュはオーターの向かい側のソファに座った。
「本は面白かったか?」
「はい。どハマりしました。」
マッシュはむふーっ、と満足そうに言った。
「…」
オーターは無言のままマッシュをじっ、と見つめた。
「…?えっと、オーターさん?僕の顔になにかついていますか。」
「…え、あ、あぁ、すまない。少し考え事をしていた。」
マッシュはそうですか、と答えた後、借りていた本を棚に返した。
「わ、この本も面白そう。」
棚に返す時たまたま見えた本に興味が湧き、マッシュは思わずその本を手に取る。
「気になった本は借りても構わん。」
「え、いいんですか。」
「あぁ。」
「じゃあ毎日放課後ここに来ますわ。」
「あぁ、あ゛?あぁ…」
マッシュは上機嫌に本を読み進めていく。
オーターは、無言のままマッシュを眺めながら飲んでいたコーヒーに角砂糖を入れ混ぜた。
「…あれ、オーターさんって甘いの苦手なんじゃ…」
「…今はそんな気分なんだ。」
オーターはドボドボ、と角砂糖を数十個入れる。
「いやさすがにそれは入れすぎです…」
「たしかにそうだな。」
オーターは大量の角砂糖が入ったコーヒーを1口飲み、顔を顰めてゲホゲホ、と咳き込んだ。
「だ、大丈夫ですか。」
「うっ、角砂糖入れすぎたな…っ」
「最初っから入れなければ良かったのに…」
オーターは、角砂糖が入った甘々なコーヒーを机の上に置き、新しいコーヒーを注ぎにいった。
そして今度は角砂糖をひとつも入れずに飲んだ。
「オーターさん。一日に何回金魚に餌をあげるんですか。」
マッシュは、いつも通り放課後に執務室に来て、本を読みながら言った。
「一日に多くても1回だな。餌をあげない日もよくある。」
「少なっ。」
マッシュは本から目線を外し、驚いた顔でオーターを見た。
読んでいたページに栞を挟み、パタン、と閉じて机の上に置いた。
「金魚が死なないように僕が毎日餌をあげます。いいですか。」
「…好きにしろ。」
オーターはマッシュから視線を外し、仕事に戻った。
マッシュは金魚に餌をあげている時、ふと横に置いてある薄紫色の花をみる。
なんか前より枯れてる。
「あの…花の水やりは?」
「水をやりすぎるとダメだと聞いたので月に1回程度に水をあげている。」
「少ない少ない少ない少ない少ない。」
この人、見た目のわりに案外馬鹿だな…とマッシュはおもった。
「土乾ききってるじゃないですか。」
「ダメなのか?」
「ダメです。」
オーターはそうか…と落ち込んだ。
「水やりも僕に任してください。」
「…それも好きにしろ。」
オーターはまた顔を逸らし、コーヒーに手をかけた。
そして、コーヒーの中に角砂糖を一つだけ入れた。
「…あれ、また角砂糖ですか。甘いの苦手なくせに。」
「うるさいですね。」
オーターは、ふーっ、と息をついて、マッシュを見た。
「…そういう気分だからだ。 」
「あ、マッシュくんおかえり。」
「ただいま、フィンくん。」
マッシュはフィンに前々からこのドアは引き戸だ、と教えこまれたので、寮のドアをぶち壊さずに開けることが出来るようになった。
「また魔法局?気に入られてるね〜」
「意外とあの砂の人優しくてよかった。」
「え゛…」
まさかあのオーターさんの事?とフィンは驚いた。
「マッシュくんを消そうとしてきた人だよね…?そ、そのひと?」
「うん。なんか部屋で本読ませてくれるし、自由にさせてくれて、意外と優しい。」
「そ、そっか…」
餌付けされてたらどうしよう、とフィンは思ったが、見た感じまでそうではなさそうなので、まぁいっか、と考えることを諦めた。
「ちなみに今日は何の本を借りたの? 」
「生物。」
本の表紙には、クリオネの写真が載ってあった。
「マッシュくん本当に本にハマったね…」
フィンはあはは…と苦笑いしてみせた。
「︎︎"︎︎レインともっと仲良くなりたい”???」
「あばばばばばばばば…」
執務室に来て本を読んでいる途中、マッシュは、ふと、レインともっと仲良くなりたい、とポロッと言ってしまった。
「…別に、そうしたいならそうしろ。私には関係ないからな。」
オーターはそっぽ向く。なにか嫌なこと言ったっけ、マッシュは疑問に思う。
何故かオーターはイライラしながら、マッシュに質問した。
「…私は?」
「え?」
「私とは仲良くなりたいと思わないのか?」
意外な質問に驚きを隠せないマッシュ。
「お、オーターさんは僕のこと嫌いでしょう。」
「…たしかにな。」
オーターはまたそっぽ向く。そして、なにか考える素振りを見せ、マッシュに言った。
「だが、相談があったら乗ってやる。出来る範囲のことならやってやろう。」
そう言ったオーターは、何故か悲しい目をしていた。
「…ありがとうございます?」
マッシュは不思議に思ったが、お礼を先に言った。
まぁ、本読めるしいっか、とマッシュは考えることをやめた。
オーターは黒色に染まる苦いコーヒーを1口飲み、仕事に戻った。
主)まってまってまって。
オーターさんが敬語使うタイミング分からなすぎ。
誰かオーターさんめっちゃ詳しい人いたら教えて…(他力本願((((((((((殴
ちなみにオーターさんの「そういう気分」っていうのは、「砂糖みたいに甘い気分」を表しています。分かりにくくてすまねぇっ。
あ、あと、イカリソウの花言葉2つ目の意味はこれから出てくるんでご承知を〜。
コメント
13件
オーターさん可愛!好きやー!あ、リクエストいいですか、?オーターさんがマッシュの相談聞いてる時にオーターさんがマッシュの耳元で囁いたり意地悪なことを……ンフフヘ……はっ!出来たらでいいですよ!?
ウオォぉオーターさんめっちゃ可愛い!!れマジで神作!ごちそうさまでした!続きを楽しみにしています!!!頑張ってください、!