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「母さん、兄貴友達とご飯食べてるって」(そうなのね、安心したわ)言葉を聞き流しながらスマホを見続けていたら、ピコンとスマホが鳴り、何があったのだろうと見ると、
こんなテロップが写し出された、秋摩市はここからそんなに遠くない、友達の昭如▶あきゆき▶が觜那学院にいるのだ。…まぁいじめられる様な感じのやつじゃないけど…まぁ確かめに行ってくるか。「母さん、昭如の家行ってくるわ」(気おつけてね。夜は危ないんだから)「はーい」と言って僕は家を出た。
ピンポーン 昭如ん家のチャイムを鳴らす“どなたですか?”(昭如の友達です)ガチャ 扉が空いた。そして昭如飛び出してきて僕を抱きしめた。“ほんとにお前か?”僕以外に誰も居ないのに変なこと聞くなと思った。“飛び降りた奴の名前がお前の名前と一緒だったから”「え?」そんなはずない、2時32分は…あれどこに居たっけ?
降り止まない雨が身体を濡らし、“自分”の心も暗くなる。觜那学院の屋上に“自分”は立っていた。呼ばれていたからだ。…誰に?…なんのため?……“自分”は過去を振り返った。友達とはしゃいで帰ったり、ふざけあったり、兄貴と買い物に行ったり…楽しかったな……もう“自分”には何も無い……いや何も無かった、だから<俺>こいに落ちた
𝑒𝑛𝑑