「 いらっしゃいませーって黛さんじゃないですか! 」
「 ん、ここの珈琲美味しいからまた来ちゃった。 」
「 ま、黛さん?! 」
ガタンと奥の席から聞き覚えのある声が聞こえた。
「 い、市松ちゃん?! 」
「 まぁ取り敢えず座って下さいよ。黛さん珈琲で良いっすか? 」
「 あ、うん。ありがとうキリトくん… 」
「 黛さんに会えるなんて最近の私やっぱラッキーです~! 」
「 最近良いことあったの? 」
キリトくんがすぐに持ってきてくれた珈琲を啜りながら話を聞く。
「 えっとですね~これ!見てください! 」
市松ちゃんが差し出したのはある名刺。
その名刺の名前を見た瞬間寒気がした。
そこには「梶本ヒズ」と書かれていた。
「 そ、それ…どうしたの…? 」
「 これ、丁度昨日ですかね。超有名デザイナーの梶本ヒズさんから絵でお仕事の依頼されちゃって~!! 」
「 …市松ちゃん、梶本ヒズだけは…梶本ヒズにだけは関わらないで… 」
彼奴が学生時代、どんな残虐なことをしたか…
市松ちゃんを守らないと。
またあんな目に大切な人をさせたくない。
コメント
2件
黛ちゃんにまたあえてめちゃ嬉しいかったです … !! 💞 これからも応援してます !