テラーノベル
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アメリカはにっこりと笑って、スマホをかざした。
「じゃあもう一回流すねー?」
「やめろォォォォ!!!!!!!!!」
ピッ
――スマホから、甘すぎる音声が部屋に響き渡る。
『……ん、ふ……やっ、あ……っ、だからぁ……ッ……』
「うわあああああああああああ!!!!!!💢💢💢💢💢💢💢💢」
ロシア、ガチでブチギレ発動。
顔真っ赤、肩露出、怒りで空気が氷点下まで冷え込む!!
「それを流すなって言ってんだろオオオオ!!!!!!!!」
「じゃあ捕まえてみなー!!ほいっ!!」
アメリカ、スマホを持ってダッシュ!!
(※スピーカーONのまま再生続行中)
『だ、か……らっ、んぅ……やっ……ん、バカ……ぁ……』
「アアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢」
ロシア、床を蹴って本気ダッシュ!!!
アメリカ「こっちこっち~♪」
ロシア「止まれコラーーッ!!!!!そのスマホ砕くぞォォ!!!!」
そのまま廊下を爆走する2人!
フランスがカメラを構えて言った。
「Oh…美しい。愛と羞恥のデスチェイス……❤」
カナダは隅っこで震えてる。「兄さん……録音って……最低すぎる……」
イギリスは渋くため息をつきながらつぶやいた。
「まったく……国家レベルの痴話喧嘩は手に負えん。」
アメリカが階段を駆け上がる!
「今なら再生ボリュームMAXにしちゃうぞー!」
『っ……だ、か、らぁ……い……ぃっ……んッ、ん……』
ロシア「テメェェェェェ!!!!!!今すぐスマホを床に叩きつけろォォォォ!!!!!!!!!!」
アメリカ「いやだね~!この声、一生の宝だしぃ~~!!」
「オレの黒歴史を宝って言うなやあああああああ!!!!!!!!!!!!」