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「きれいだな」
「うん」
「ちょっとトイレ行ってきていい?」
「いいけど、結構遠いよ」
「うん、分かっている。行ってくるな」
そう言って海斗くんは山道に歩いていった
「…」
「うわー、色が変わったね」
「うん」
「どうなっているか知っている?」
「知らない」
「あ、」
「どうしたの?」
「飲み物がなくなったなって思って」
「あ、そうじゃん」
「俺が買いに行ってくるな」
駿くんが言った
「いや、大丈夫。私がいくよ」
「でも」
「じゃあね」
「あ」
「どうしたの佐藤さん、いや、大丈夫」
も、もしかして、美咲、私と駿くんと二人きりにして告白させるつもりでしょ
あ〜
「あの、佐藤さん」
「は、はい」
「あの、す」
「す?」
「好きです。付き合ってください」
「え…」
「…」
私は時が止まったように思った
「あの〜、急すぎだよね」
「あの」
「?」
「いいですよ」
「え…」
「私の方こそよろしくお願いします」
「いえいえ、ぼくの方こそ」
ここから、私と駿くんの恋が始まった。