なんかめちゃくちゃ反応貰っててウケました 。
⚠︎ あてんしょん ⚠︎
・🐝🤣メイン
・🤝🏻×🐝🤣 、🐝🤣×🤝🏻要素あり
真夏の暑い夜 。
ひとり寂しく俺は本部から提供されているオリエンス専用の家の個人部屋でひんやりと冷たい床に寝そべっていた 。
ここは 、本部が料金を出して 、俺らに無料で提供してくれている 。
だから 、もし停電や家が無くなって困った時の為の『避難所』とも言える 。
別に 、自分の部屋にベッドが無い訳では無い 。
この部屋はクーラーは勿論ついているし 、もし暑くなったとしてもウェンがアイスを買ってきてくれていた筈だ 。
だが 、残念なことに今3人は配信をしていたり 、見回りの為 、この家にはいない 。
「 ん゛~~~ … 、ひまやぁ 、」
いつもやったら 、同期や先輩方の配信を見ている 。
だが 、今日はどうしても気分が乗らない 。
理由は多分だけど分かっていて 、叶わぬ恋をしてしまったから 。
俺は同期である佐伯イッテツという男に想いを乗せていた 。
だが 、彼は同期であり 、仕事仲間 。
そして 、何より肝心なのは同性であること 。
彼はそんな事気にしないだろうけど 、リスナー 、それからウェンやリト 、ディティカのみんなにはどうしたらいいのか分からない 。
「 …… はぁ 、」
大きい溜息を吐いた 。
俺は気分転換も兼ねて 、自身の部屋を出て 、隣のテツの部屋に入る 。
「 、お邪魔します ~ …、」
恐る恐る扉を開けると 、そこには意外と綺麗に管理されているいて 、まるで新品のままの部屋が広がっている 。
ベッドに座って 、ズボンのポケットに手を突っ込む 。
そこから出てきたのは 、メビウス 。
そう 、煙草だ 。
煙草というものが気になり 、1本吸ったきり 、そのままずっと部屋に放置していた 。
ライターも 、普段は使うことは無い為 、ずっと煙草と一緒に眠っていたのだ 。
「 … 久しぶりに 、吸ってみようかな 、」
箱から1本 、煙草を取り出し 、カチッとライターの火をつけ 、先に火を灯す 。
意を決して 、煙草を咥えてみる 。
口の中いっぱいに 、煙が広がる 。
同時に独特のこの苦さがして 、思わずむせてしまう 。
「 ゴホッ 、゛…… う゛っ 、。」
吸った煙が口の端から零れた 。
細かく息を吸って吐く 、
「 っ 、は ~~~ … 、 」
テツはなんでこれを美味しい 、と思うのだろう 。
まあ 、彼と同じ煙草を持っているだけで俺は嬉しいのだけど 。
テツの部屋にあった灰皿に煙草を押し付け火を消し 、ベッドに寝転がって 、天井を仰いだ 。
白い壁や天井が所々黄ばんでいる 。
「 … 吸うんや 、ここで 」
テツは俺らのことを気にして 、よくベランダに出て煙草を独りで吸っている 。
そんな彼にウェンが時々話に行くのだけど 。
「 … ぅ 、」
一気に疲れが押し寄せてきた 。
瞼が重い 。
俺はそのまま仰向けで寝てしまった 。
🤝🏻 side
「 ただいまぁ゛… 、」
今日の見回りが終わり 、疲れ果てた体で靴を脱ぎ捨てた 。
「 つ゛か゛れ゛た゛あ゛あ゛あ゛……! 」
壁に手を付けながら 、俺は2階へと繋がる階段を登る 。
本当だったら家に帰ってぐっすり寝る予定だったが 、パトロール先から遠すぎて急遽ここに泊まることにしたのだ 。
お腹は空いたが 、いまは作る気にもならない 。
俺はそのまま自室へと足を運ぶ 。
自室の扉を開けるとマナくんが俺のベッドで寝ていた 。
「 え゛。」
まず 、部屋が俺のであることを確認する 。
… 俺だ 。
じゃあ 、なんでマナくんがここに?
俺は恐る恐る近づいてマナくんの顔を除く 。
規則正しい寝息を立てながら固く目を閉じていた 。
「 … なんでぇ?」
ますます訳が分からない 。
なんで 、どうしてマナくんがここに?
てか 、手になんか持って … 、
… 持ってる?
「 え 、メビウスじゃん!!」
思わず大きな声を出してしまった 。
慌てて口を塞ぎ 、マナくんが起きていないことを確認する 。
まだ眠っているようだ 。
俺はホッとし 、マナくんが持っているメビウスの中から1本だけ取り出し 、灰皿の傍に投げられていたライターを持ってベランダに向かった 。
「 1本くらい 、いいよな … 、うん … 。」
手に握られた1本の煙草を見ながら 、ベランダに出て 、煙草に火をつける 。
「 … ふ ~ っ 、…… マナくんも煙草吸うんだ 、」
夜風が煙と共に 、俺の言葉を消し去った 。
コメント
2件
ひえぇ、、はちゃめちゃに好きです🥰🥰