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ちゅッ…–––
静かな教室に響くリップ音
一度口を離すと驚いて顔を赤くした先輩
「はぇ…ッ?♡////」
もう、なんでそんな顔するんだよ
歯止めが効かなくなるでしょッ…
また先輩に口付けをする
今度は甘く深い口付けを
先輩から甘い声が漏れる
弱い力で先輩が僕の背中を叩く
でも気にしない
少しでも先輩と触れ合っていたい
口を離すと同時に襲ってくる寂しさ
なぜここまで寂しいのか
そんなの簡単だ
家でのこと、学校でのこと
そして
若井のこと
「お…ッ、おお…も…り、君…ッ?」
なんで
そんな顔させたかったんじゃない
怯えさせたかったんじゃない
「ぁ…、ごめッ…」
俺が謝ると同時に先輩は教室を走り去ってしまった
あーあ、やっちゃった
傷つけちゃった
所詮、俺も若井と同じ
困らせることしかできなかったんだ
さっに大口叩いたのに
馬鹿だな
俺
あったばっかりで日浅いのに
キスされるなんて
嫌だったろうな
俺の恋
終わったなぁ…