テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
前回の続きです!!!!
テストも終わり冬の冷たい空気が街を包みはじめた。
__そして12月24日。
💚「はい!〇〇にプレゼント🎁 」
〇〇「……え!?かわいい、手袋だ!! 」
💚「手冷たくなるからさ。俺と手繋いでないとき、少しでもあったかくなればいいなって…///」
〇〇「ゆうたくん!ありがと!」
💚「あとさ……キスしていい?ちゃんと特別な日にしたいなって思って」
〇〇「…うん///心の準備できた。」
〇〇はほんの少し背伸びして、そっと唇を重ねる。
イルミネーションが光る中2人の気持ちは「大好き」で溢れていた。
春の風が吹き、桜の匂いが微かに香る。
体育館で卒業式が終わり、あちこちで写真を撮る笑い声がしていた。
校門前で〇〇は人混みの中必死にゆうたを探した。
〇〇(どこにいるの……もう会えないことないよね……?)
💚「〇〇!!! 」
振り返ると、制服姿のゆうたが少し笑顔で手を振って立っていた。
〇〇「ゆうたくん!!!」
駆け寄ってゆうたくんの制服の胸元を見上げる。
〇〇「その……第2ボタン、ほしいなって…///」
ゆうたは照れながら自分の制服のボタンを外した。
💚「第2ボタンって”1番好きな人”に上げるんだろ?やっぱ〇〇しかいないよな!」
〇〇「……ありがと///」
ゆうたは〇〇の手にそっとボタンを乗せた。
ボタンを受け取った〇〇はギュッと握りしめ少し震えていた。
それを見たゆうたはとっさに言った。
💚「俺は春から大学に行って…通学少し遠くなるけど、絶対気持ちは変わらない…むしろ今より大事にしたいって思ってる!」
〇〇「……私も、ちゃんと頑張る!ゆうたくんの彼女に相応しくなれるように大人になるから!!」
そっと抱き寄せられて、〇〇の頬がゆうたの胸に押し当てられる。
そこはあたたかくてどこよりも安心できる場所だった。
💚「…〇〇すきだよ!!離れても俺はずっと〇〇だけだから…」
春は別れの季節って言うけど2人にとって未来へ進むための始まりだった。
……続きは次のページへ!!!!