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迅side
いつからかわからない。
気づいたら癖になってたエゴサを
止めることができなかった。
柾哉「迅、程々にしなよ」
そう柾哉くんに声をかけられても
俺は辞めなかった。
悔しいけど、ネットの言葉は正しいものだらけ
最初は気にせずにやってた盛り上げ役も
最近は何が正しいのかわかんない。
好きで、得意だったダンスも気づいたら
ボーカル組とさほど変わらなくなってた。
いや、なんならみんなの方が上手だ。
柾哉 「そんなん見ても辛くなるだけだよ」
わかってる。
アンチよりファンが多いことも
でも、どうしても気になるのは
マイナスの意見だった。
柾哉「迅？」
「なに、柾哉くん」
柾哉「聞いてる？」
「ん？」
柾哉「それ、やめなって」
そう言って柾哉くんはスマホを指した。
「わかってるよ」
わかってる。
「辛くなることぐらい」
「でも、正しい意見だなって思うもん」
柾哉「でも、それ以上に」
「柾哉くんには、わかんないでしょ」
柾哉「え、」
「ごめん、今日はもう帰るね」
柾哉くんは悪くないじゃん。
それなのに当たって、ほんと最低。
洸人side
最近増えてきた迅のエゴサ。
確かに、第三者の意見を聞くのは
必要なことだと思う。
俺もたまにやったりする。
でも、迅の量は異常じゃなかった。
声をかけるかかけないべきか。
そんなこと考えてたら迅に話しかける
柾哉の姿が目に入った。
やっぱ、あいつも気づいてたよな
さすがリーダー。
なんて、呑気なこと考えてた。
迅「柾哉くんには、わかんないでしょ」
携帯を見ながらそう言う迅と
その横でびっくりしてる柾哉。
滅多に喧嘩しない2人の衝突に
みんながびっくりしていた。
もちろん、俺も。
冷静を装いつつ仲裁するために2人に近づく。
迅「ごめん、頭冷やしてくる」
そう言って出てった迅を京介が追うのを確認して、悲しそうな顔で俯く柾哉に近づいた。
柾哉「洸人、」
「ん、どうした？」
柾哉「迅、俺のこと嫌いになったかな？」
「なわけないだろ、笑」
柾哉「でも、」
「ありがとな、声かけてくれて」
柾哉「え、？」
「いや、俺も気づいてたから」
「でも、声はかけなかった」
最年長として、リーダーとして
俺とお前が背負うものは全然違うけど
「あいつも頭では理解してるはずだから」
「少し待てばいつも通りになんだろ」
こいつには笑ってて欲しいから。
「ほら、その顔直せ」
「そんな顔見たらあいつ悲しむぞ」
柾哉「そんなひどい顔してないもん」
「してるから」
柾哉「してない！」
武尊「喧嘩はそこそこにしとき」
柾哉「してない！」
「してねえよ」
将吾「息ぴったりじゃん笑」
匠海「ほんま仲ええよな笑」
迅side
ましゃ兄に最低なこと言って出てきた俺。
わかってる。
最近の俺が変なことを
京介「あ、いた」
そう声をかけてきたのは大好きなお兄ちゃん
京ちゃんの優しい声に視界がぼやけた。
京介「大丈夫だよ」
「ましゃ兄、俺のこと嫌いになった？」
京介「そんなことないだろ」
「でも、」
京介「大丈夫、あとで謝り行こう」
「京ちゃん、」
京介「ん？」
「俺、頑張れてる、？」
「みんな、俺といて楽しい？」
京介「それは、戻ればわかるっしょ」
そう言って俺の手を引く京ちゃん。
でも、扉の前で止まった。
京介「無理にとは言わないから」
「でも、謝りたいんでしょ？」
謝りたい。
でも、反応が怖い。
京介「大丈夫、俺いるから」
かっこいい京ちゃんの言葉に胸が熱くなる。
「行く、」
そう言えば京ちゃんが扉を開けてくれた。
柾哉side
迅が戻ってるのをみんなで待ってたら
扉が開いた。
「迅、！」
迅「ましゃ兄、ごめんなさい」
「俺の方こそごめんね、」
「迅の気持ち考えずに言っちゃって」
迅「違うよ、」
「本当は、誰かに止めて欲しかった」
「大丈夫だよって言ってもらいたかった」
初めて聞いた迅の本音。
「大丈夫だよ、迅」
「INIは11人でしょ？」
デビューから誰1人かけずにやってきた。
でもその裏にはみんなの葛藤がある。
「迅はINIに必要なんだよ」
迅「ましゃ兄、」
「おいで、笑」
そう言うと俺のとこに来る迅。
その姿は猫みたいで可愛かった。
まあ本人は猫って言われるの
嫌らしいから言わないけどね笑
「迅？」
迅「ん、？」
「いつも頑張ってくれてありがとう」
迅「泣かせにきてるでしょ、！」
「いっぱい泣きな笑 」
迅「ましゃ兄もいつもありがとう」
「いえいえ笑」
迅の言葉に泣きそうだったのはここだけの話。
皆さんこんにちは！
そして、お久しぶりです。
更新が遅くなってしまい本当にすみません🙇♀️
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そこで！
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毎週日曜日の投稿を考えてます。
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