テラーノベル
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あいつ、”行方不明”なんだって。
現場には大量の血痕とほんの僅かな怪獣9号の核の一部が残っていたらしい。
実際に現場を見に行ったんだからわかるよ。
行方不明扱いのあいつがもう死んでることなんて。
あんな出血で生きてるわけもない。
同じ隊長でも、亜白なんかは必死で捜索を続けてるらしいけど。
行方不明なのは、生死問わず、あいつがみつからないからだ。
亜白も、第3の面々も、薄々気づいてるはずなんだけどな。
相手は9号だ。
多分、いや、100%。
功さんみたく、取り込まれたんだろう。
いつになっても、人の死というのはなれないな。
なれなくていい、ってあいつが言ったのか。
いつの間にか、ボクが操作していたゲームのキャラが負けて地面に転がっていた。
いつもと変わらず薄暗い部屋。ゲーム機から目を離す。
廊下の奥から、何かを引きずるみたいな音が聞こえた。
閉めっぱなしのドアをナニカが叩く。
「鳴海隊長ー。こんにちはー」
嫌と言うほど聞き慣れたあの声。
軽い声音の関西弁。
…いや、でも。
あいつは死んだのに―――
鍵のかかってないドアが僅かなきしみと共に開く。
思い描いた通りの人物が光を背にして立っていた。
「お久しぶりですー」
手をひらひらと振るこいつは、ボクの知る保科にしか見えない。
だけど、混乱のなかで、ボクの耳はその声にまじるかすかなノイズを拾い上げた。
「お前、誰だ」
絞り出した声は思いがけず苛立っているように聞こえた。
保科は…いや怪獣9号は、左手に引きずっていた物体を無造作におろした。
見覚えのある金髪と、怪獣化が残る手の甲がチラリとのぞく。
保科はそんなことしない。できるわけがない。
大切に育ててきた若芽を自ら摘むなんて。
「保科を侮辱するのもいい加減にしろよっ!」
あいつが絶対しない、不気味な笑顔がついに崩れた。
「ナルホド。ヤット弱点をミツケタよ」
耳障りなノイズ混じり。
保科の姿のまま、一気に距離を詰められた。
馴染みのあった石鹸と柔軟剤がふわりと香る。
硬い手のひらが顎をくいと持ち上げた。
「ニンゲンッてノはオロカだネェ。」
いつも弓なりを描いていた糸目の奥が黒く濁り、時折赤い光が点滅する。
「隊長サンナらニゲられたハズナノにね」
そのとおり、だったかもしれない。
「ねェ――キミは、キミハさ」
#夢小説
彩★☆(*´з`*)☆★
1,020
1
#原作無視、キャラ崩壊、口調迷子
無気力組推し‼︎
651
コノ体をコロセないンダロ?
図星でしかなかった。
「…知らないのか、」
それでもボクは。
体裁くらいは保ってやるよ。
「最後まで泥臭く、醜く足掻くのが人間なんだよ!」
近接最強はこいつに取り込まれた。
最優秀な新人は、もう摘み取られた。
強力な怪獣戦力もおそらく失った。
ボクがいなくなれば、防衛隊は近接戦力を大幅に損失する。
わかっちゃいる。
たとえ…たとえ負け戦だとしても、こいつを否定したい。
最後まで、どうかいつも通りに見栄っ張りで。
日本最強は、ろくに装備もないままでかつてのライバルに立ち向かった。
コメント
1件
読んだ読んだ読んだァァァ!!😭💦🔥 やば…まずタイトルからして「死人に口なし」って…エグすぎる…保科さんの遺体を引きずる描写、鳴海隊長の動揺と怒りがぐちゃぐちゃに混ざっててマジで胸が締め付けられた…ずっと「あいつ」って呼んでたのにラストで「こいつ」って距離詰めるのもエモすぎ…もう一気読み案件すぎて言葉にならん!!続きはよ!!😭🙏🔥