ザァァァアア……
透き通った寂しい空の歌が俺の鼓膜を流れる。
ピチャ…パシャ
全く、人が綺麗な歌を聞いているのにどうして彼奴はいつも邪魔をするのだろう…
そいつは俺の前に屈んだ
「なぁ、ナチス…俺達どうすれば良かったんだろうな…笑」
雨音にも負けない低い声が降りかかる
しかし、その声はあのソビエト連邦とは思えない程情けない。
(…ぁの頃に戻れたら、きっとこうはならなかっただろうな…笑)
そう後悔しながら、呼びかける声を無視してナチス・ドイツは永遠の眠りについた。
新連載
ソナチ「彼らの未来の果てに」
〈注意⚠️〉
・忠実表現あり※戦争賛美、助長なし
・🔞は少ないかもしれないです。
・何でも大丈夫な方どうぞ
ーこれは、人生を生き直すナチスとソ連のお話
第1話「これは、夢なのか?」
[ナチス様、ナチス様ッ!]
そう呼ぶ、聞き慣れた声に驚いて顔を上げた。
(いや、どうゆう状況だ?)
体と脳のキャパが合わず慌てている俺に更なる展開が待っていた。
ガタッ
「なん、でッ?お前ら独ソ戦争に出征したはずじゃ…」
何と、悔やんでも悔やみきれなかった仲間の姿が目の前にあるではないか。
目の前が潤むのを必死に押さえつける。
「何言ってるんですか?笑、独ソ戦争なんて聞いたことありませんよ。」
皆、顔を見合わせてそう言う。
とても嫌な予感が脳裏に浮かぶ
「まて、今は何年何月何日だ?」
カチャ
「えっと…今は1940年6月22日ですね。それがどうしたのですか?」
「ぃや、なんでもないッ…」
(まずい、もしそれが本当なのだとすれば…)
いや…今はそれどころではない。
1度状況を整理しなければ…
「ありがとう、更々私は会議の準備をするから1人にしてくれるか?」
「はっ!かしこまりました。」
[…会議なんてあったか?]
[いや、聞いてない気が……]
ガチャン
はぁ…まぁ、何とかやり過ごせただろう。
問題は今のこの状況だが…
取り敢えず整理しよう、
まず、俺は独ソ戦争で自害したはずだがなぜか
生きている…
自分が置かれている状況に困惑していると、まるで、俺のご機嫌を伺うかのように肩が叩かれた。
…トン、トントン
「…すまんが今考え事をしてるんだ。要件なら後で」
「そうですね…要件なら貴方の事について、ですかね?」
ばっ!ジャキ
「誰だお前はッ!……見ない顔だな」
「ぉわーッッ!ちょっと待ってくださいよ!私不審者じゃないですよ!」
「不審者だと…?お前、スパイなんじゃ」
「失礼ですね!私これでも貴方を助けに来た国ですよ?」
その言葉を聞いた私はすぐに銃をしまう
焦りを悟られないよう落ち着き払った表情で聞いた
「戻れる方法を知ってるんだな」
「いえ、それは知りません。」
「はっ!?今、知ってるって…」
すると、国は腹がたつようなため息を吐いて見せた
「はぁーーー。話は最後まで聞いてくださいよ…あくまでも助けに来たんです!私は。」
自己紹介くらいさせてくださいよ。と言われ渋々席に腰を下ろす。
「では、申し遅れました。私の名前は日本と申します。何と言いますか、未来から来た国です。」
日帝さんの生まれ変わりですよ。と、目を伏せて話す癖は確かに彼奴と瓜二つだ
「じゃあ…俺の名前はナチス・ドイツだ。好きな食べ物は乾パン、宜しく。」
すると突然日本とやらが笑い出した。
「あはッ笑クククッ笑自己紹介を本気でする国は初めて見ました笑笑」
言われればと思い、目を逸らす。
「別にいいだろッ///…ッそれより、助かる方法とは何なのだ?」
「…良いですか?絶対に驚かないで下さいね?」
「…コクコク」
「ごほんッ!貴方が助かる方法は…」
ドクン…ドクン
「最終的にはソ連さんと…寝てください。」
「…い゛やぁッ!?」
「だから、大きな声出さないで下さいよ…」
「モゴ…なぜッ!私が彼奴なんかと」
「最終的ですよ?あくまで最終手段です♪しなくて良い方法なんていくらでもあると…思います?」
「何故疑問系なんだ?」
「…まぁ、いい。じゃあその助かるためにしなきゃいけない事を教えてくれないか?」
「分かりました!ここに1からしなくちゃいけないことを書きました。これを全て出来れば助かると思います。」
どうぞ、と渡された紙を少し見れば最初からしなくない事だらけだった。
「そうだ、中には1人じゃ出来ないこともあると思うので分からなければ私に聞いてください」
では、幸運を祈ります。と言い日本は部屋を後にした。
[くっそぉ!こんなの無理に決まってる!]
部屋の外まで響く絶叫に日本の口はたちまち三日月型になる
「どんな、未来が待っているのでしょうね…腐腐腐」
廊下には愉快な足音が響いた。
次回「照れ屋のナチス君」です。
ナチス君にしてほしい事コメントすると、絶対に日本が叶えてくれます!
よければ是非。
コメント
4件

「キスする」をして欲しいです〜! まず最初は軽そうなのを、、、
次回「照れ屋のナチス君」です。 さぁ、何してもらおうかなぁ〜♪