テラーノベル
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最近、元貴の元気がない。
配信の時俺が怒ったから…?
元貴が考えた企画は俺はいいけど、それを1人で背負い込む元貴を助けたい。
だけど、あいつはあいつで隠すし…。
頭を掻きながら悩んでいると、涼ちゃんから電話が来た。
🎸「ん?どうした?」
🎹「あ、ちょっと〇〇店まで来れる?」
🎸「あーうん。すぐ行くわ。」
電話を切り、考え込みながらも喫茶店に向かう。
そこに着くと、涼ちゃんが座っていた。
🎸「ごめん。お待たせ」
空いてる椅子に座ると涼ちゃんはスマホを差し出してきた。
その画面には、元貴に対しての性的なことを書いている。
涼ちゃんは無言で下の方までスクロールして行くと、
「俺、あの有名なグループの1人と友達でー
す!その人の可愛い姿晒しマース!」
と書いており、その下には何枚かの肌身の写真が貼ってあった。
🎸「何…これ…」
俺は急いでスマホを取り出し元貴に通話をかけようとした。
だけど、焦りからかなかなか通話ボタンが押せない。
🎹「若井。?」
肩を叩かれてから我に返る。
🎸「ごめっ!俺帰るわ!」
席を立って走って家に向かった。
なんで…教えてくれないんだよ…!
怒りを押さえ込んだ。
すると俺は咄嗟に配信のことを思い出した。
あの日、急に目が覚めて元貴の配信に入ったけど何人かの人が変なことを書いていた。
その時はパソコンを打つ音が聞こえて居たから元貴も気づいてなかったんだろう…。
ごめん…。元貴…。気づいてやれなくて。
涙を抑えて家に帰りつく。
玄関扉を開けて「元貴!!」と呼ぶが
静かだった。
何度か呼んでも返事はなく、元貴の部屋の扉を開けるとそこには誰もいなかった。
コメント
2件
ええぇ、omrさん心配😿 続き楽しみにしてる‼︎