テラーノベル
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悪夢に魘される日々
いつもあの女の甲高い声と
不気味な笑みが
脳裏にこびり付いている
syp「……ポリポリッ…」
部屋は荒れ放題
外の光がふたつのベッドを照らすも
その光で目覚めるのは俺だけ
syp「……水…ペタッ…」
本当なら
向かいに眠っているはずの彼奴が
そこには居ない
syp「ゴクゴクッ……」
彼奴は今も厳重なセキュリティで守られた
暗い部屋で眠り続けている
俺の相棒は2年の間も
朝日や月夜すらも見ていない
syp「スッ…バサッ……」
まるで俺だけの時間が進んでいるように
彼奴の時間だけが止まっているように
syp「…カポッ……」
俺のいつも通りは
寂しくなるばかりで
全てが全て灰色のごとく
あぁ…
こんな事になってしまったのは全部全部
ロビア「クスッ…w」
syp「待っててや…チーノ……スタスタッ…」
syp「必ずッ…俺があの厄災女を殺したるからなッ…グッ…!」
その意は固く
少年を憎悪で包んでいってしまったのだ
鴉「カッー!カッー!」
ロビア「あら、御機嫌ようミスター」
そこは魔獣の骸と人の骸で埋め尽くされた場所
ひとつの大きな岩に座る女は
目を細めて男を見つめた
ロビア「お目にかかるのは初めてねニコ」
gr「あぁ、ご機嫌ようマダムニコ」
gr「お会いできて光栄だ…ザッザッ……」
骸のカーペットを優雅に歩く
まるで芸術作品かのように
男は笑顔を崩さない
ロビア「…噂通りの怖いもの知らずなのねクスッw」
gr「国のトップがオドオドしていたら民も着いてきませんからね…ザッ…」
ロビア「……それもそうね、貴方は先代の総統とは違った狂気を持っていて恐ろしい…」
gr「おや…それは貴女もでしょう?ニコ」
ロビア「失礼ねクスッw」
ロビア「まるで私が化け物みたいな言い方しないでくださいな…」
gr「事実ですよニコ」
恐怖を目の当たりにしてもなお
男のルージュ色の瞳は彼女を見続けている
ロビア「……(本当に魔男のような男…」
ロビア「…まるで人間の皮を被ったばけものね……スタッ…」
gr「ははw魔女殿に言われるなど光栄で仕方ない…チュッ…」
恐れもなく
魔女の手にキスを落とす
それを微笑みながら
魔女はただ見つめる
ロビア「……私を憎まないのかしら?貴方の所有物である国民とやらを殺したというのにクスッw」
gr「とんでもないニコ」
gr「人生というのは奪われていくことの方が多いものなんですよ?」
ロビア「…へぇ……」
gr「あぁ!でもひとつ言うなら…」
ロビア「あら怖いわぁ…w」
ロビア「私を殺すってことかしらぁ?クスッw」
gr「死んだ方がマシだと思うような仕返しですよ…スッ…」
gr「貴女好みの地獄へ私が導いて差し上げますニコ」
ロビア「フフッ…w」
ロビア「あははっ!w」
ロビア「いいわね!それ!」
ロビア「やれるものならやって見せなさい?」
ロビア「この…フワッ…」
ロビア「ね…?ニコ」
それは鴉と鷲の睨み合い
gr「……ニコ」
底知れぬ彼らの悪巧み
gr「では!参りましょう?……」
差し伸べられた手
鋭い瞳が魔女を覗く
ロビア「えぇ…素敵なエスコートをお願いね…//」
多くの人々の思いを退けて
手を取りったのは
ロビア「~~~~~♪」
syp「…ボッ~……」
最近の空はずっと青い
雲が世界から消えたのではないかと
そう思うほどに
淡く青い空がどこまでも続いている
ut「ま~たこんなところで…汗」
ut「お前は猫なんか?w」
syp「兄さん……」
ut「っしょ~…トサッ……」
何も言わずに隣に座るスーツの男
空より少し濃い青色が
こちらを心配そうに見つめる
ut「最近はどうや?飯はちゃんと食っとるかぁ?」
ut「コネシマが言うとったでぇ?お前は細すぎや~ってw」
syp「…アンタらは俺のおかんか……ボソッ…」
ut「実質家族みたいなもんやろw」
syp「……こんな喧しい家族なかなかいませんよ…w」
ut「ええやんw喧しいくらいが賑やかやし…w」
くだらない話
そのくだらない話をしているのが
俺らの好きな当たり前
俺にとっての居場所
syp「…兄さん……」
ut「ん~?」
syp「……チーノって…もうッ…ジジイになってッ…死ぬまで起きひんのやろかッ…?」
震える声が止まらない
答えを知ることが恐ろしいから
ut「…ギュッ……」
ut「だいじょーぶ…きっと大丈夫やで……ナデッ…」
syp「……ズビッ!…」
ut「……(子供が背負うもんちゃうってことくらい…なんで…」
ut「…死ねばええのになぁ……ボソッ…」
█████「……ジトッ…」
gr「~~~♪」
ロビア「ナデッ……」
鴉「カァ……」
揺れる馬車の中
良いものとは言えない
雰囲気が漂っていた
ロビア「私をずっと見つめて…どうかなさったの?ニコ」
█████「誰だって警戒するでしょう?」
█████「国の大犯罪者が目の前にいるんですからね…ニコ」
ロビア「それは残念…私は仲良くしたいだけですのに…クスッw」
█████「…生憎…貴方と我々は仲良しこよしをするためにいる訳じゃないのでね……」
█████「それは貴方もご理解しているんでしょう?」
ロビア「そうねぇ…どちらも私利私欲のための協力関係……ナデッ…」
ロビア「でもいいんじゃなくって?w」
ロビア「お互い…」
█████「……ギリッ…!」
gr「落ち着け、オスマン」
os「……すみませんニコ」
os「初めてお目にかかる魔女様に驚いてしまって…ギョロッ…!」
ロビア「いいのよニコ」
ロビア「それに…取り繕わくなくたって約束ぐらいは守るわ…ファサッ……」
ロビア「でも…これだけは忘れちゃダメよ…スッ…」
ガタンッ!
gr「?!」
os「なッ、なんやッ!」
馬「ヒヒーンッ!!」
馬車のバランスは崩れ
摩訶不思議なことに
馬が宙に浮いている
非現実的な光景が広がるその瞬間
魔女は表情を崩さず笑っている
ロビア「私が貴方達を助けるのは “あくまでも” 私のため…」
ロビア「価値がないと判断したその瞬間…カツカツッ…」
os「ッ……ゴクッ…!」
gr「ククッ…!w」
gr「(流石ッ…未だ謎に包まれた魔女や魔男たちッ…!」
gr「面白いッ…!タラッ……////」
ロビア「……クスッw」
_____________memo_____________
wrwr国/現幹部
*オスマン・フォーカス
《 国を繋ぐ外交官長 》
*元農民出身の少年
*幹部になる前は神父をしていた
*洞察力が国内一の強み
*昔、友人が生き残りの魔女に呪いをかけられ憎んでいる
*相手が無意識にサインをするレベルで話術が上手い
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コメント
2件
魔女との掛け合いがものすんごい好き 無意識にサインするほどってとんでもねぇな…笑