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「ずーーと一緒だよね?」
そんな事を言っていた時期があった。
彼の名前は遥翔って書いて「はると」という。
彼の性格を簡単に表すとマセガキというのだろうか?幼稚園の頃から
先生に向って反発したりタメ口で話したりしていた。
彼は私と比べると劣等生だった。
勉強は全然できないし、字もきったないし。
でもなにかと私と一緒にいてくれた。
でもあることがきっかけで彼と学校が離れると話すことが少なくなっていた。
一応男女の友情だし、仕方ないのかな。
「てか、また今度っていつ会うの?」
このときは知らなかったこれが、私の心の鍵を開けられるはじめの一歩だった事を……
いつも通り学校に行った。昨日あんな事があったもんだから、さすがに彼らは日直の仕事を
押し付けて来なかった。
「今日転校生来るらしいよ!?」
どこからか声が聞こえる。
「えー、イケメンかな?それとも美女?」
そういう情報どこからか聞いてくるのだろう。
別に誰でもどんなヤツでもどうでもいい。
また、ニコッって笑っていればいいだけだから。
「はい、席着けー」
先生が入ってきた
「今日は転校生がきた、入っていいぞ」
「おっ、遥菜と同じクラスかよ……」
「おはようございます、佐藤遥翔って言います。これからよろしく!」
え…こんな少女漫画みたいな展開あるんだ……もはやこの世界に引く……
もう、転校したいっ!!
「嫌そうな顔すんなよ遥菜!!」
名前で、しかも呼び捨てで私のこと言うからみんなが私のことを見る。
や、やめて、見ないでー
「え?遥菜ちゃんとどういう関係?元カレカノ?」
ほら、変に目立つから……
「実はコイツと幼馴染何だよなー、ホント嫌だわ。」
「ムッ、そうだよただの友達だった人」
「だった人なんだ(笑)」
もうどうしよ…これから……