テラーノベル
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あらすじ
水と黄は紫達を警戒しつつ、赤を助けるのはもう少し情報が集まってからにしようということになった。
その後、紫に番の儀式をされそうになる赤だが、突然紫が泣き出し、なぜ俺を避けるのかと質問する。赤は怒りを爆発させ紫を攻めるも、紫の言葉がなぜか知っているような___。
今回は特にありませんが、不安な方はご覧にならないことをおすすめします。
桃side
水「桃くんッッ!」
桃「水……!」
めっちゃ急いできてるじゃんw髪ぐちゃぐちゃ、w
桃「どうしたの?」
水から話しかけてくれるのほぼ初めてだよね?めっちゃ嬉しい、
水「名前に『緑』が付く名前の人っているッッ⁉︎」
…………なんだ、また他のやつか、
桃「『緑かぁ……_____」
「緑じゃないけど、俺の友達の翠川須知だったらいるね、」
水「ッッ!」
え………待って、水が探してたのって緑?”話が違うッッ、”なんで、
桃「緑なら図書室に____」
水「ありがとうッッ!桃くん!じゃあねッッ!」
バタバタバタッ!
桃「………行かないで、ボソッ」
水とは中学の入学式の時に出会った…と言うより一目惚れだった。
水「あ!_____w」
あの最初に出す甲高く可愛い声に。
水「何言ってんねんw_____w」
楽しそうに笑いながら出す元気な声に。
笑顔、行動、言動、全てにだんだん惹かれていった。まるで、底なし沼のように。
でも水は俺を認識していない。だから、努力して、水の目に映るくらい、すごい人になろうと思った。
生徒会長選挙は終わっていたから、せめて生徒代表とか、順位上位者とか。
モブ「桃瀬蘭って知ってる?」
桃「ッ!ピクッ」
モブ「あー、名前だけ。最近噂の人だろ?」
水「順位毎回1位か2位の人よね?生徒会長と張り合ってるとかなんとか…」
モブ「水も知ってんのか、俺初めて聞いたわ」
水「知らなさすぎやろw」
高校2年後半水に認識してもらえていたことに感動した。
頑張った甲斐があった。やっと水の中に”俺という存在”が生まれた。あとはもっと……もっと水と近い存在に…ッッ!
そんな嘘くさい噂を耳にした。俺の親友の翠川須知。
図書室でのんびりと最近の愚痴やら恋バナをしていたところ、緑からいきなり発せられた言葉だった。
緑とは幼馴染ということもあって信頼度は高かったためだいぶ嬉しかったのを覚えている。
もしかしたら、”付き合えるかもしれない”___。
そんな期待が胸に浮かぶ。
嬉しい、楽しい、幸せ。そんなものはすぐ過ぎ去る。
3年生に入って全てが変わった。壊れた。
水は暇那津、皇寺尊ってやつと行動するようになった。もともと他のやつと、つるむ事は多かったけど、異様に”執着”している気がする。
それに、今までに見た事ないくらい楽しそうな顔をしていた。
なんで……なんで”そっち”にいくの?
ピキピキッ
ねぇ、水。行かないで、お願い…俺に甘えて、俺しか見ないで……ッ
ピキピキピキッッッ
ねぇ、聞いてる?こっち見て…そっちじゃないッッ、ねぇ…水…ッッ!俺を見てッッ‼︎
ピキピキッピキピキピキッッッ!
俺に…ッッ‼︎
ピキピキッ…
“あいつ”のもとへ向かう。きっと協力してくれると思った。
ガチャ(扉開)
???「だからノックしろって…何回言ったらわかんだよ」
めんどくさそうにそう言うそいつに告げる。
桃「ねぇ、”紫“。」
紫「ん?………なんでそんな”笑ってんの?“」
桃「え?wあ、w笑ってるつもりじゃ…w」
紫「ッッ、………お前なんか変だぞ、?」
桃「wwwまぁいいや、ねぇ、紫」
桃「______。どう?”いい話でしょ?“w」
紫「………まぁ悪くないわ。……おけ、それでいこ」
桃「相変わらず話が早い、あと、”必死”すぎw」
紫「俺は別にお前みたいに狂ってねーから」
桃「俺も別に狂ってねーよっ!w」
紫「あーwはいはいw無自覚パターンねw」
桃「てめぇw……あと、もう1人いい?」
紫「?別にいいけど、俺知ってる?」
桃「多分知らない…?」
紫「まぁいいや、明日放課後ここ集合で。そんときにまた確認しよ」
桃「おけ〜」
緑「で?その会長さんと桃桃が協力することになったと、」
桃「そう、緑も助けてくれたら結構デカい。お願いしてもいい?」
緑「…………いいけど、俺もちゃんと”仲間に入れてね?“」
桃「ッッ!、wもちろん、仲間はずれにはしないよw」
緑「翠川須知です。よろしくねぇ、紫ちゃん」
紫「…………眠い?」
緑「眠くないよぉ、よく言われるw」
紫「…………桃、こいつ使えんの?」
桃「結構使えるはずなんだけど、」
緑「桃桃がそれ言ったら終わりだよ」
緑「こう見えても、うち、ちょっとお金持ちでね、数人なら手配もできるし、部屋もできるよ」
紫「使えるじゃん」
桃「そうなんだよね」
緑「2人とも手のひらクルクル……」
『桃くんありがとうッッ!じゃあねッッ!』
桃「…………」
多分赤ちゃんたちのことで必死なんだろうな。
まぁ怖いよね、いきなり連れ去られて、どこにいるかもわからなくて…
桃「…”もうそろそろかなぁ”、」
緑「だね、次桃桃の順番でしょ?」
桃「ねぇ、緑?水が緑探してたんだけど、”なんか知らない?”ギロッ」
緑「怖いなぁ、俺は何も知らないよ」
桃「…………まぁいいや、」
桃「緑、いいの?黄ちゃん」
緑「心配しなくていいよw”もうちょっとかな”」
桃「腹グロ、」
緑「桃桃にだけは言われたくない」
次は俺か…
桃「、wクスッ」
緑「桃桃??」
追加情報
桃
緑とは幼馴染
紫、緑と共にこの計画を練り上げた本人
水のことが好き
生徒代表であり成績優秀
コメント
1件
続き楽しみです!