【⚠ATTENTION PLEASE⚠】
nmmn
桃青
桃さんキャラ崩壊
結婚展開有
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地雷さん・純粋さんは閲覧を控えることをお勧めします
『屑』
だめなんだよ、
どれだけ好きって言っても、
君はわかってくれない。
俺は君のことを誰よりもわかってるから、
誰よりも知ってるから、
お願いだから、
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ピンポ-ン
ガチャッ
青「…はい、」
桃「やほー」
青「なんだないこか、」
桃「なにそれ、嫌なんか笑」
青「んーん、やじゃない」
桃「やーん嬉しい」
桃「…よいしょ、…おじゃましまーす」
青「…なんで来たん?」
桃「暇だから」
青「…、俺の家は暇で来るとこやないんやけど、」
桃「え、?嘘!?カラオケじゃないの!?」
青「笑、ちゃうわ、笑」
あぁ、かわいい、
目を細めて笑うその顔が、
青「…来てもらったとこ悪いんやけど、」
青「俺仕事あるから、向こうで仕事してくるな」
桃「え、ごめんっ、!」
桃「忙しいのにめっちゃ家来ちゃった」
青「いや別に構わんけどさ?」
青「大した作業やないし、…」
桃「…だとしてもごめんまじで」
青「んーん、いーの」
青「てか、一人で作業するのも嫌やし、」
青「ここにパソコン持ってきて作業するわ」
桃「…、そう、」
青「ちょっと持ってくるな、」
机の上にパソコンが置かれる。
青「よいしょ…、」
青「やるか〜っ…、」
桃「、、」
青「えーっ…と、…?」
ため息混じりにそう言うまろ。
青「…」
カタカタカタカタ…
見えない程速いタイピング。
普段こんなに近距離でまろの仕事姿を見たことがないから、
なんか、すごい、ドキドキする、っていうか、
パソコンに真剣に向き合う眼差しが、とても尊くて、
だけど、その視線がいつか俺に向いてくれないかなんて、
青「…ないこ、」
桃「ん?」
青「あのさ、俺の作業終わったら、」
青「一緒に映画でも見いひん?」
桃「…っえ?」
青「ちょっと昨日新しいDVD買ったの」
青「ほら、せっかく家来てくれたから、」
青「だから見ないかなって…」
桃「…見る」
青「ほんまっ、?よかった…」
少しばかし嬉しそうなその顔が、
ゴロンッ…
ポスッ…
青「んぉ、」
まろの膝を枕にして、寝転がる。
青「どしたん笑」
桃「…まろぉ、」
青「ははっ、ないこ赤ちゃんみたいやで?笑」
青「俺の膝痛くない?」
桃「うん、具合いい」
青「…言い方よ」
桃「俺のことは気にせず作業して」
青「、はい、」
カタカタカタカタ…
またまろはパソコンに目を移す。
まろの膝柔らかい、
かわいい、
愛おしい、
上から見上げても、どこから見ても愛くるしい、
桃「…ねーまろ、」
青「ん、?」
桃「仕事中ごめんね、」
青「ん、ええで?」
俺の話を聞くためだけにその手を止めて、
俺の目をじっと見つめて、
青「どしたん?」
その姿が目に毒で、
桃「…、あのさ」
桃「もし俺に…彼女できたって言ったら…どうする?」
青「、、、えっ、笑」
青「急に何、…笑」
桃「いや、なんとなく」
青「、、答えなきゃダメ?笑」
桃「ダメ、絶対。」
青「んー、…」
青「でも、素直にお祝いすると思うな」
青「あのないこが!?みたいな笑」
桃「あのないこってどのないこだよ…笑」
青「いひひっ笑、」
青「けと、少し羨ましくもなるかな」
桃「うらやましい?」
青「うん、先に彼女できて羨ましいーってなる」
桃「…あー、」
青「まぁけど、おめでとうの方が勝つかなっ」
桃「…そっか、」
青「、、、…」
その時のまろの表情を、俺は忘れることはできなかった。
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あれから数ヶ月。
桃「…俺、彼女が出来ました。」
衝撃的なことを告げられた。
水「え゙ぇぇぇ゙えぇ゙ええぇぇぇ!?!?!?!?」
白「まじ!?えまじ!?!?」
赤「本当!?!?おめでとう!!!」
黒「ほんまか!おめでたい事やなぁ」
桃「…うん、」
正直、びっくりした。
ないこに恋人が出来るなんて。
「もし俺に…彼女できたって言ったら…どうする?」
前に聞いてきたことは、もしかしたら伏線だったのかもしれない。
白「えー、めっちゃ衝撃的なんやけど」
赤「相手は?どんな人?」
桃「んー、と、」
スマホを取り出して写真を漁るないこ。
桃「これ、」
水「おー!かわいいー!」
黒「人の彼女に可愛いとか言うな」
桃「あははっ、笑」
桃「でも本当に可愛いよねっ、」
赤「うわー惚気けてやんの」
白「ん”ん”ん”ん”ん”うらやましいい”い”い”い”い”」
水「ねぇ、いふくんも何か言ってあげてよ」
ほとけにちょんちょんと足をつつかれる。
青「あ?なに?」
水「だーかーら、!ないちゃんに彼女が出来たって話!!」
青「…あーそう、おめでとう」
桃「…」
白「もっと祝ってあげなさいよ笑笑」
黒「ほらーないこ悲しんじゃうで?」
なんでだろう、
おめでとうってただ言えば良いだけなのに、
自分でもわかるぐらいに、
冷たくなっちゃって、
赤「ほんとだよーないくんブチギレるぞ?」
桃「いいよ、笑」
桃「…嬉しいから、」
水「ないちゃんやさしー」
黒「まぁまぁ、まろも疲れてるんよな」
なに、この気持ち、
疲れてなんかないんだよ、あにき、
けど、
何なんだろう。
もやもやする、
ないこに彼女が出来たから、?
なんでだろう、
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それからないこは、結婚した。
付き合った報告を受けてから2年、凄く早いスパンで結婚報告を受けた。
本当に早くて、何が起きているのか分からない、
ないこが結婚するのが嫌、というか、
むしろ結婚は本当におめでたい事だ。
そう、だと、思いたいけど、
黒「…ろ、まろ!」
青「え、へっ?」
黒「ほら、ないこ来るで!」
青「…ぁあ、うん、」
大きな扉が開く。
そこには、白色のスーツを着たないこと、
麗しい白いドレスを纏ったないこの恋人がいた。
雰囲気のある音楽がその2人を掻き立てる。
周りからは「おめでとう!」「ないこー!」などの声が聞こえてくる。
水「ないちゃーん!!!!!ハッピーウェディング!」
白「おめでとー!!!!」
赤「ないくーん!!おめでとう!!!」
黒「ないこー!!!おめでとうな〜!」
そう言いながらメンバーは紙の花びらをないこに向かって撒き散らす。
あぁ、そうだよ、
俺も、言わなきゃ、
俺も、…
青「……」
、なんで、
もう、なんで、
ないこの笑顔がこんなに苦しいの。
輝く2人の笑顔と、愛情を目にして、
益々胸が、痛み付けられて、
俺は、手に持っている花びらを握っていることしかできなかった。
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ピコンッ♪
『まろー!』
ないこから一通のLINEが来る。
『ん?』
『今から一緒にご飯行かない?』
青「…」
ないこから誘ってくるのは、凄く珍しかった。
けど、断る理由なんてあるわけないから、
『うん!ええでー』
俺がそう送ると、ないこはニコニコしたスタンプで返してきた。
青「…はぁー、」
ないこが結婚してから、まともに話をしていなかった。
というより、一方的に俺が話したくなかったのかもしれない。
ないこのことが嫌いとか、そんなことは一切ないのだが、
何か心に引っかかっているものがある。
これが何かは、多分これから先もわかんないんだろうな。
青「よし…準備するか、」
桃「まろーっ!!!」
遠くから聞き馴染みのある声が聞こえる。
桃「ごめん…待たせたよね…っ」
青「ううん、全然待ってないで」
青「ほんなら、早くご飯いこーや」
桃「うん、行こっ」
青「…ないこ、」
桃「ん?」
青「あのさ…なんで今日いきなり誘ってくれたん?」
桃「え、んー…」
桃「なんか…最近のまろ何となく項垂れてたから、」
桃「気分転換にーって思ってさ、」
うわ、そんなに顔に出てたんや俺…
青「あぁ、そうなん…笑」
ちらっと、ないこの左手の指輪が目に入る。
青「、、、…」
青「…別にそんなことないけど…ありがとう」
桃「…ふふ、そんなことなくないでしょ?」
青「!?いや…な、ほんまに何も無いからっ!」
桃「うそだ、俺の目は誤魔化せないからね」
青「…ん゙むぅ…」
桃「ははっ、何それ笑 可愛い笑」
青「…っ、」
え、なんでなんで、
何か今、どきってしちゃった、
桃「話しづらいんなら、お酒の力を借りよっか」
桃「すいませーん!!レモンサワー2つー!!」
青「はぁっ!?いや、待て待て待てって!!!」
20分後_
青「…んぅ、…///ないこぉ…///」
桃「ちょろ、こいつ」
桃「俺は酒弱いから何とかかわせてよかったー」
青「んんん…、///、、むにゃ、」
桃「ありゃりゃ…結構酔わせちゃったな」
桃「まろー、ねぇ、」
青「……すぅ…すぅ…」
桃「うわ、寝やがった」
桃「…」
桃「あー、」
桃「ほんと、俺も救えねぇなぁ…」
パチッ…
青「はっ…」
寝て…た、?
え、ここどこ?公園のベンチ?
え、でもなんか頭が柔らか…
青「…あぇっ!?」
青「ないこ!?」
桃「あっ、まろ起きたの?」
気づいたらないこに膝枕をされて、夜の公園のベンチで横になっていた。
桃「まろさー、お店で寝ちゃってたから、」
桃「俺がおんぶしてここまで連れてきてやったんだよ?」
桃「今タクシー待ちだけどね、」
青「あ、そうだったんや…ごめん…」
桃「別に全然いいけどさ、笑」
青「、あー頭痛いよ…、」
桃「もう酔い冷めたの?」
青「ん、だいぶ…」
桃「えーせっかくまろの悩み聞き出そうと思ったのに〜」
桃「酔い冷めちゃったら意味ないじゃん」
青「だから悩みなんてないっての…」
桃「ふーん…、」
青「なぁ、ないこ、」
青「…結婚してから…どう、?」
桃「…、」
ないこは少し目を見開いた。
桃「…え、どう、って…」
桃「凄い充実してるよ?」
あーやっぱり、
桃「奥さんも可愛いし、」
聞かなきゃ良かった、
桃「何だか、前の生活とは全然違くなったな」
痛い、痛い、
頭も、胸も、
青「…は、よかったな、」
桃「うん、よかったっ、」
幸せそうに微笑むないこ。
いつもだったら、ないこの笑顔はこっちまで幸せになれた、
でも、今の笑顔はきらいだ、
だって、
俺への笑顔じゃないから、
青「…、ないこ、」
桃「ん、?」
青「…、こんなこと、聞き流してくれていいんやけど、」
青「というか聞き流して欲しいんやけど…」
桃「…うん…、?」
青「最近、俺、おかしくて、」
桃「おかしい、?」
青「ないこに、…彼女が出来たって聞いても、結婚したって聞いても、」
青「…素直に、お祝い、出来ないし…」
青「結婚式のときだって、……、」
青「ないこの幸せそうな笑顔みたら、ほんとに、なんか…」
青「心が、もやもやしたっていうか…、」
青「今だって、…ないこが楽しそうに奥さんの話してるの見るだけで…、」
青「ずっと、くるしくて、いたくて、」
青「指輪だって…、目に入るだけで…」
青「なんか…いらいらしちゃって…、」
青「どうすればいい、…のぉ…、?」
何故だか涙が止まらない。
青「…ぜんぶ、ない、こ、…だ、」
青「ぜんぶ、ないこの、せい、…っ、だから、」
青「、まろは、…どう、し、よ、っ…」
青「ひどい、よ、ひどい、」
青「まほうで、も、かけたんなら、…」
青「おしえ、てって…どうすれば、いいか、」
青「なんで…」
青「こんなに、ないこがいやになるの、…っ?」
その瞬間、
ドサッ、
青「…うぁ、っ?」
ベンチに押し倒された。
桃「…そんなの、聞き流せる訳ないでしょ」
青「うっ、…ひぐ、ッ…、」
桃「ねぇ、まろ、」
桃「今から質問するからさ、はいかいいえで答えてよ」
青「…、?、こくん、」
桃「じゃあ最初の質問、俺の奥さんが羨ましい?」
青「…、っ、は、い、…、」
桃「じゃあ、俺がまろのこと嫌いって言ったら、やだ?」
青「…は、っ…はい、…グスッ、」
桃「最後、」
桃「俺のこと好き?」
青「…、う、ん、っ…うんっ、」
青「すき、っ…、俺、ないこ、が、」
青「だいす、き、なのぉ、っ…」
桃「…うん、いい子、」
、あーあ、
これも全部、
酔ったせいにしようかな、
___________________
黒「…ないこ、」
桃「ん?なに」
黒「…あのな、俺気づいちゃったんやけど、」
桃「え?何に?」
黒「ないこさ…まろのこと好きやろ?」
桃「え゙っ?!何でバレたの!?」
黒「いや、分かりやすすぎんねん…、」
桃「まじか…、」
黒「、なら何で結婚したん、?」
桃「…聞いちゃう?それ」
黒「いやまあ…普通に気になるし…、」
桃「あのさ、まろってさ、」
桃「絶対俺のこと好きなんだよ」
黒「…はい?」
桃「わかるんだよ、あいつも顔に出やすいから」
桃「自意識過剰だって思うでしょ?」
黒「…思う」
桃「、結婚してるのは、今それを確かめてるの」
黒「あ、?どゆこと?」
黒「自意識過剰を確かめてる…?」
桃「もし仮に俺の事を好きだったらさ、」
桃「俺に彼女ができたーって言ったら、素直におめでとう!って言えないでしょ?」
桃「けど前俺に彼女できたらどうする?って聞いた時、」
桃「まろは、お祝いするよ!って言ってたの」
桃「だからまずはそれが本当かを確かめるために彼女を作ったわけ。」
黒「、、は?」
桃「で、その時のまろの反応が言ってたことと違いすぎてたから、」
桃「これは俺のこと好きだ!ってなったの」
桃「そこから、まろの嫉妬心溢れる眼差しがいつしか俺の快感になってきて、」
桃「結婚して、もっとまろのそういう顔が見たくなった。」
桃「だから指輪をわざと見せつけたり、楽しそうに惚気けてみたり、」
桃「その時のまろの顔と言ったらもう可愛くて堪んなくて、…っ」
桃「…だけど俺の目標は、まろに好きって伝えてもらうこと、だから、」
桃「だから、いつしかまろが、俺に好きって言う日が来るのをずっと待ってるんだよね、」
黒「…、や、っば…、」
桃「ん?何?やばいよね笑」
黒「…、まぁ、もうええわ、話は十分聞けたし…」
黒「けどさ、ひとつ聞いていい?」
桃「うん、いいよ?」
黒「、、奥さんのこと、好きなん、?」
桃「、ははっ、笑 馬鹿なこと聞くね笑」
桃「好きな訳ないでしょ笑笑」
黒「…っ、」
桃「俺はまろ以外の奴には興味持たないからさ、」
桃「まろが俺だけを見てくれるなら何だってする。」
桃「まろが好きだって言ってくれたらすぐ離婚するし。」
黒「…ないこ…、お前ほんまに屑やな…、最低、」
黒「頭のネジ、二、三本抜けてるんやないんか…?」
桃「頭のネジ?」
桃「そんなもん最初からないよ。」
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コメント
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んわ、好きすぎます!イラストも上手だし…フォロー失礼します!
探してた作品だ!大好きです!
時差コメ失礼します🙇♀️ え、めっちゃ尊過ぎます😭 展開そう来るとは思ってませんでした...桃くん屑なのに愛重いところがたまんないです🥲青くんも桃くんに質問されながら泣いちゃうの可愛すぎてやばすぎます(?)神作品有難うございます!🔥😭