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初コメ&フォロー失礼します!!アカウント作ってないことから貴方の 作品が大好きでした!!またみれてよかったです!!尊敬しております!!次も楽しみです!
わぁ!最高です()尊…続きも楽しみにしてます〜!
どいちゅ…!!!いたりー、、!! ( ゚∀゚)・∵グハァッッッ!!!! 🇺🇸🇯🇵、🇮🇹🇯🇵、🇩🇪🇯🇵、、やばい推しカプパーティだ てか初めの相合傘で🇯🇵たんの腰抱くとはなんておハレンチな!!! 好き!!! 次回も楽しみですッ( ˊᵕˋ* )♩
どうもこんにちは主です。
前回も2000いいねいけてめちゃくちゃ嬉しいです。
で、今回こそパーティーメンバー紹介です。 遅いですね。
そろそろ本格的に愛されて欲しい…!
では、始めます!
⚠️注意事項⚠️
・ファンタジー世界ではあるが異世界転生系では無いです
・今回こそ日本愛され要素あり
・話の導入が下手、山無し落ち無しの単調進み
・この作品による、戦争賛美や特定の国、人への誹謗中傷などの意図は断じてありません。
上の注意事項は読みましたか?
では、どうぞ!
雨がしとしとと降るなか、日本はアメリカを待っていた。
🇯🇵(…今日に限って雨が降るなんて…)
🇯🇵(最初は印象第一と言いますし、粗相が無い様にしなければ!!)
雨が降る町はいつもより静かで、少し不思議な感覚だが…日本の心情は穏やかではなかった。
正直に言うと、自分は話下手だと思う。
あまり人と話していなかったのもあると思うが、コミュニケーションというのは難しいものだ。
それに加えて初対面相手なのだ。緊張するなと言われる方が無理な話だろう。
🇯🇵(それにしても遅いですね…)
🇯🇵(間違ってなければ集合時間から10分は立ちましたが…)
🇯🇵(もしかして…集合場所が違うとか…!?)
来る気配のないアメリカに、少し嫌な予感がしたが、それは杞憂に終わった様だった。
🇺🇸「Hey Japan!」
そんな元気な声が静かな空間を切り裂くように響く。
通行人に迷惑だし、正直目立つだから辞めて欲しい。
だが、そんな本音を言わないのは日本人の鏡だろう。
🇯🇵「アメリカさん。こんにちは。」
🇺🇸「hello!ちょっと行く前にギルド寄ってもいいか?」
🇯🇵「大丈夫ですよ。でも…どうしたんですか?」
🇺🇸「ああ、ここに来る前にちょっとした討伐依頼頼まれてな!」
ほら!と言いながら手に持っていた袋を開けて見せてきた。
その中には何かの獣の頭部があり、思わずひえっという情けない声が漏れてしまった。
🇺🇸「Oh!こういうのは苦手だったか?」
🇯🇵「いや…急だったので、ちょっとビックリしただけです。」
🇺🇸「Haha!そうか」
🇺🇸(思ってたよりも可愛いんだな。)
何か失礼なことを思われたような気がしたが、気のせいだろう。
🇺🇸「よし!早速行くか!」
🇯🇵「…あの…傘差さないんですか?」
🇺🇸「ああ!今日は傘忘れてな!これ位じゃ風邪はひかないから、早く行こうぜ!」
🇯🇵「いやいや!駄目ですよ!」
そのまま進もうとする彼の手を掴み、どうしようかと思案する。
🇯🇵「あっ!相合傘しましょう!」
🇯🇵「これならお互い濡れませんし…ね?」
🇺🇸「っ///…分かった。//」
🇯🇵「ありがとうございます。」
何とか分かって貰えた様なので、彼の手から手を離す。
彼が濡れない様に、傘を差そうと近づくが、彼は思っていたよりも身長が高かったらしい。
傘が届かず、それが悔しくてどうにか届かないかと背伸びをしてみる。
🇺🇸「ふっ…wwはははっwww」
🇯🇵「…笑わないでくださいっ!///」
🇺🇸「Haha ww…sorry sorry w」
🇯🇵(絶対反省してませんよね…)
彼はひとしきり笑った後、こちらを向いて傘を持ってきた。
🇯🇵「あの…?」
🇺🇸「届かないなら俺が持てばいいだろ?」
🇯🇵「…そうですね」
正直癪に障るが、事実だからと割り切るしかないだろう。
🇺🇸「ああ、後近づいた方がいいよな!」
🇯🇵「ふぇ…!?//」
唐突に彼は、腰に手を回してグッと寄せてきた。
私たち知り合って数日ですよね…?
🇺🇸「この方が濡れないだろ?」
そう言った彼はニカっと笑って見せた。
こう近くで見てみると、結構な美形なのが分かる。
イケメンだが、多少の子供っぽさが残っている顔立ちだ。
🇯🇵(なんか…こう近いと、ドキドキします…//)
🇯🇵(美形というのも大変なんでしょうね…)
🇺🇸「よし!じゃあ行くか!」
🇯🇵「はい…」
🇺🇸「よし!ついたぞ!」
数十分歩いてついた場所は、王都近くにある豪邸だった。
🇯🇵「え?本当にここですか?」
🇺🇸「傘は忘れたが、拠点忘れるほど馬鹿じゃないぞ?」
🇯🇵「いや…あの…デカすぎませんかね?」
🇺🇸「沢山メンバーが居るからな!」
🇯🇵「あ、ああ…」
話しながら、彼は門を開けて入口まで歩を進めている。
こんなにデカい建物は中々行く機会がないから、タジタジになってしまう。
🇺🇸「たっだいま~!!!!」
そうこうしている内に、バーンッ!!という轟音を立てて、扉を開けていた。
扉を開けてそんな異音が立ってるの見たことないですよ…?
どんな勢いで開けたんですか…と日本はドン引きだった。
🇺🇸「どうした?入らないのか?」
🇯🇵「あっ、ちょっと待ってください…」
あまりの自由奔放さに呆然としていると、痺れを切らしたように声をかけられる。
そこでハッとして、急いで傘の水を落とし、留め具をちゃんと止めてから、中に入る。
🇺🇸「よし!じゃあメンバーに会いに行くか」
🇯🇵「い、今からですか…」
🇺🇸「そうだが…どうした?」
🇯🇵「いえ…ちょっと緊張してしまって…」
🇺🇸「…ま、たとえ仲良くなれなくても俺が居るから大丈夫だろ?」
🇯🇵(私たちそこまで仲良かったっけ…)
??「うるさいぞアメリカ…扉を勢い良く開けるな」
ちょっとした雑談をしていると、急に別の声が耳に入ってきた。
思わずビクッとして、声がした方向に目を向ける。
??「お前はいつもいつも…はあ…」
🇺🇸「そんなにため息ついてたら幸せが逃げちまうぜ?」
??「誰のせいだと…?」
??「ん…?横にいるのは……」
アメリカと話していた彼は、こちらに気づいたのか急に話を変えた様だ。
実は人見知りが炸裂して、今のところ顔を直視できていない。
だから今は声だけで状況判断をしている。誰か助けて。
🇺🇸「前に話しただろ?新メンバーだ!」
??「全く聞いてないが…?」
🇺🇸「あ?そうだったか?」
??「あのな…」
どうやら話を聞く限りこの人は相当な苦労人の様だ。
まるで昔の自分みたいだな…と過去のことを思い出す。
(主に後輩のミスとか擦り付けられたり会議の資料作成を全部任されたり)
それにしても聞いたことあるような声だな…
??「あっ、すまない。その…あなたの名前は?」
🇯🇵「あ…えと…」
とうとう自己紹介しないといけない時が来たようだ…できればこのまま放って置いて欲しかったなんて口が裂けても言えないだろう。
ここは勇気を出して顔を上げよう。そう決心して口を開く。
🇯🇵「私は…日本と言いますよろしくお願いしま……え?」
🇩🇪「…日本?」
ふと名を呼ばれたその声も、綺麗に手入れされたその眼鏡も…自分には馴染みしか無いものだった。
🇺🇸「…?どうした?」
🇯🇵「どいつさ…んっぷ」
🇩🇪「ほ、本当に日本…なんだよな!?」
🇯🇵「…ひゃい。」
そう確信しているからほっぺを摘まんでいるのだろう。
…久しぶりの再会でなぜ頬を触る。
🇩🇪「~っ!」
返事をすると彼は目をキラキラさせ、今度はハグをしてきた。
元々こんなにスキンシップは多くなかった筈だが…
そう思いながらも、少し…いや。かなり嬉しい自分もいる。
🇺🇸「…状況が呑み込めないんだが…?」
🇯🇵「あっ…すみません!」
🇯🇵「ほら、ドイツさん…そろそろ離してください…」
🇩🇪「………分かった。」
凄く、それは物凄く嫌そうな顔をしているが、何とか離して貰えた。
そうしてくれなければアメリカの圧で私が潰されるところだっただろう。
🇯🇵「実は…社畜時代にドイツさんと後もう一人は同期だったんです。」
🇺🇸「へえ…そうなのか。」
🇯🇵「懐かしいな…あの頃は大変だったけど、その分楽しかったし…」
🇺🇸「…」
🇯🇵「そうだ、ドイツさん。イタリアさんって…」
🇺🇸「?イタリアも同期なのか?」
🇯🇵「はい。アメリカさんが知っているということは…」
🇩🇪「ああ。イタリアもいるぞ。」
🇯🇵「やった!」
🇺🇸「…ま、噂してるからそろそろ飛んでくるんじゃないか?」
🇯🇵「まさか~」
冗談だと思い、軽く流すが、二人はこちらをじっと見てくる。
過去にも極度の地獄耳を疑うくらいにそういう経験をしたことは何度かあったが…
🇯🇵「…まさか…ですよね?」
そう聞き返すと数刻違うくらいだろうか。ドドドドド!というような騒がしい物音がする
🇮🇹「ねえ!日本って聞こえたんよ!?」
🇮🇹「ここに来てるんね!?」
🇯🇵「あ…イタリアさん。」
🇮🇹「!日本!」
名を呼ばれると同時位にドスッ!という音とともに少しの衝撃と温もりを感じる
🇯🇵「ぅむっ、…お久し振りです、イタリアさん。」
🇮🇹「ふへへ~!久しぶりの日本なんね!」
顔に頬を擦り付けていた次は、肩口に顔を埋め、ぐりぐりとしてくる。
その仕草が甘えんぼの犬みたいで…撫でたくなる気持ちをグッと堪えた。
🇮🇹「スンスン…うん!いつも道理いい匂いなn((いだっ!」
🇩🇪「ったくイタリア、お前は節度というものを知れ。」
イタリアが問題発言を言いかけた刹那、ゴスッという様な鈍い音が聞こえた。
ほのぼのしていた空気に合わない音が耳底を通り、少し吃驚してしまう。
🇮🇹「も~ちょっと位許してなんね!」
🇩🇪「お前は頻度が多すぎる!」
こうして話していると昔に戻れそうで…借金をする前はこの三人と良く飲み会に通っていたものだ。
あの頃は残業も大変だったが、その分楽しかったのは事実だった。
ふと感慨にふけっていると、肩に乗っていた重みがスッといなくなったのを感じた。
イタリアが居たであろう場所に視線を移すと、そこにイタリアは居なく、アメリカによって持ち上げられていた。
🇯🇵「どうしたんですか?アメリカさん。」
🇺🇸「…そろそろ別のヤツに紹介しに行かないとと思ってな!」
🇮🇹「え~…もうちょっとだけ許してほしいんよ!」
🇺🇸「駄目だな。十分抱き着いただろ?」
🇮🇹「はあ…分かったんよ。」
渋々といった感じではあったが、了承の言葉を聞いたアメリカは無言で降ろした。
なんだか空気が怖い気がするのだが…気のせいだろうか。
🇺🇸「さっ、行くぞ日本。」
🇯🇵「あ、はい。」
軽く腰を引かれて、少し微妙な反応をしてしまった。
流石にスキンシップが多すぎじゃないだろうか…
🇯🇵「じゃあまた!」
🇮🇹「うん!また今度一緒にパスタ食べに行こうなんね!」
🇩🇪「またな。」
軽く挨拶をすました後、アメリカに連れられその場を後にした。
🇺🇸「…まさかJapanがドイツ達と知り合いだったなんてな。」
🇯🇵「ええ、もう久しく会ってませんでしたし、久しぶりに会えて凄く嬉しいです!」
🇺🇸「そうか。」
なんだか不機嫌そうだ。…何かしてしまったんだろうか。
必死に頭を回転させるが、これと言って原因が思いつかない。
…ああ、強いて言えばこれだろうか。
🇯🇵「もしかして…私と話せなくて寂しかったんですか?」
🇺🇸「…は?」
…どうやら選択を間違えてしまったみたいだ。
きっと今から失礼なことを言った罪として処刑…嫌拷問されるかもしれない。
彼のスカイブルーの眼が私を捉えたまま、沈黙の時間が長引いていく。
ああ、今までありがとうございました…そう頭の中で遺書を書き進めていたが…
🇺🇸「っははははっwww」
急に笑い出すものだから、まとまりそうだった遺書の内容もすっかり抜け落ちてしまった。
🇯🇵「きゅ、急に何ですか?」
🇺🇸「いや…wやっぱお前面白いな…w」
🇯🇵「私は真面目だったんですけど…」
🇺🇸「そうだな、そういうやつだよな、お前。」
🇯🇵「ちょっと!話聞いてますか?話の繋がりが…!?」
文脈が全く掴めず、少しムカついた日本は、少し語気を強めて聞く。
が、急に手をガっと掴まれ、先の威勢は何処へやら。思わずギョッとしてしまい、言葉が詰まる。
こんなポーズ、まるでプロポーズみたいな…
🇺🇸「な、日本!俺の fiance になってくれ!」
🇯🇵「…え?」
🇺🇸「あ、伝わらないよな!婚約者になってくれ!」
🇯🇵「は?…え?は?ん?」
🇺🇸「Haha!まあそんな困惑すんなってw」
🇺🇸「異論は認めねえぞ?」
何を言っているんだこの人は…?
話が急転直下どころか地獄の底に落ちるレベルで一転二転している。
🇯🇵「それ私の人権ないじゃないですか!いやです。」
🇺🇸「でもJapanのこと気に入っちまったからな…」
🇺🇸「こういうの、せきにんとってください。っていうんだろ?」
駄目だこの人話聞かない!
反論しても尚、勢いは止まるどころか…反論と反論の応酬でキリがない。
しかも、手はずっと握られ逃げ場もなく、逆にアメリカとの距離はどんどん縮まっていく。
🇯🇵(だ、誰か助けて…!)
ここはもう国として腹を括るべきなのだろうか。
そう思い目を閉じると…
??「…おいアメカス。遅いぞ。」
そんな希望の声が聞こえ、ホッと安堵の息を零した。
はい!お疲れ様でした!
アメリカさん急に告白しましたね…
個人的には友達以上恋人未満…位の好感度ですかね?
その状態で告白とは…流石ですね。
<今日の裏話>
実は途中のアメリカさんのセリフに「…」が多かったのは、仲良く話すドイツとイタリアに嫉妬してたからでした!
…もはやそれ好きなんじゃ…
ではでは最後にオマケ!
ドイツとイタリアの雑談(ドイツ目線)
(日本達が去る)
🇮🇹「はあ~…会えて良かったんね…」
🇩🇪「…そうだな。」
🇮🇹「日本も昔と変わらず厄介な奴に好かれやすいんよ…」
🇮🇹「特にアメリカ!」
🇩🇪「それはイタリアもだろう。」
🇮🇹「え~!そんなことないんよ!」
🇩🇪「日本が退社した後GPSとか盗聴器とか仕込もうとしてたのバレてるぞ。」
🇮🇹「…」
🇩🇪「まったく…」
図星なのか黙りこくるイタリアに思わずため息が漏れる。
図星の時の癖はもう見抜いているからな。何でもお見通しだ。
🇮🇹「ま、ドイツも会えて嬉しいんでしょ?」
…この会えて嬉しいというのは、同僚としての気持ちの筈だ。
🇩🇪「そりゃ…勿論な。」
🇮🇹「恋愛的な面でなんよ。」
前文に後から付け加え、少々ビックリする。
こいつは、俺の思考が読めるのだろうか。というくらい、俺の心には刺さった。
🇩🇪「…馬鹿なこと言うな。…俺は…同僚として…」
🇮🇹「はあ…じゃあ日本ioに取られてもいいんね?」
🇩🇪「…」
それは嫌で、思わず黙ってしまう。
ああ、こんな気持ちは仕舞っておいた方がいいのに。
🇮🇹「…早く素直になるんよ!昔から日本のこと大好きだったの、分かってるんね。」
🇩🇪「俺は…」
…俺は怖いんだ。臆病だから。
もし拒絶されたとき、今のこの関係も…きっと続けることは出来ないだろう。
それが何よりも…怖い。
🇮🇹「ま、io的にはライバルが減るしそれでもいいけどね!」
🇩🇪「…」
…こいつは、自分の好きに忠実で、…だけど、こいつも怖いはずだ。
同じ”好き”を持っているから。俺と、おなじだから。
それなら…俺は。
🇩🇪「それは…無理な話だな。」
🇮🇹「!」
🇩🇪「日本は俺のGattin(嫁)だからな!」
🇮🇹「ふふん!そう来なくっちゃなんよ!」
🇮🇹「いくらドイツ相手でも手加減はしないんよ~?」
🇩🇪「ふん、望むところだ。」
たとえこの”恋”が実らなかったとしても。
…いや。
必ず、実らせてみせる。
それが、俺の望みだから。
正真正銘終わりです!
ありがとうございました!