悪魔

あー…

誰も私を好きじゃ無い。

悲しいね、悲しいね、

肝臓を刺された様に痛みが私を冷静にさせる。

痛いでしょう？苦しいでしょう？

泣き叫びたい？助けてほしい？

無駄だよ、誰も居ない。

幾ら叫んでも、涙を流しても、

私は救われ無いのかな？

何処までも孤独に生きていかなければならなくて、

もう全てが嫌になる。

私は誰かに愛されたい、好きになって欲しい。

けれど夢は叶わず、ただ傷だけが残る。

ただ死にたくなくて泣くから。

周りは段々、水浸しになっていく。

愛した人から言われる言葉、

嬉しく思えても内面では結構辛くて。

陰から伸びる手に誘われて、

私は呪いと共に何処までも堕ちた。

呪いは私の心と引き換えに黒い翼と羊の様な角をくれた。

私はもう何もかも全部どうでも良くなった。

もう私に怖いものなんて無い。

私はもう人間じゃないみたい。