コメント
8件
Good
完走お疲れ様でした🙇♂️✨ 不意打ちの恋愛要素に過呼吸不可避でございました…😇🙏(( 異種族の共存…無事にそこへ収まり、ストーリーとしても良い締めになって…見ていて本当に気持ちの良い作品でした、ありがとうございました😭🙇♂️
人間界へ帰ると、ドラゴン含めてゴブリンや妖精。
悪魔や天使などが馴染んでいた。
皆で笑い合って文化を伝え合う。まさに俺の夢見た光景だった。
そんな街に国旗が立っている。
国旗はハウスドラゴンと煙をまとった人間…。
ララと俺である。
「頑張った甲斐があったな。」
俺は、山から日光で輝く街を見下ろしながら
ララに笑いかけて言った。
「そうね。」
ララも俺に笑いかけて満足そうな笑みを浮かべる。
俺たちはそれから三年して、結婚した。
勿論、式にはグルとクルル。サーガラまで来てくれて
結婚式はララと会った所…かつてハウスドラゴンの居た
竜界の端で開いたのだ。
そこは、以前よりか豊かになっていて草や木が生え茂り
水も流れている。前に飛んだ積乱雲のよく見える
あの空で式を開いたときに風景や流れる風。
その全てを思い出して、泣いた。
人間と竜の寿命は全く違うけれど、思い出は死なない。
永遠に記憶として生き続けるの。
…どこかの誰かが呟いた言葉で印象に残っている。
誰だろうか。思い出せないが、ララに似ていた。
もしかしたら、ララと昔に関わっていたのかもしれない。
そう。遥か昔に――。
俺がそう考えていたらコツコツとハイヒールの音がした。
なんだろう?サーガラに似ている。
でも、顔の形はグルに似ていて鳥の翼を生やしていた。
大学の教授のような格好をしていて、片手に花束を持っている。
「おめでとう。」
パチパチと手を叩きながら近づいてくると、こう呟いた。
「お前の親父だよ。」
ハッと俺は息を呑む。
思い出した。俺は竜と人との間の子供で
遺伝子が人に等しかった。元々、翼もあったが
それは散ってしまい人の姿になったのだ。
いつも孤独であると考えていたが
さっきの言葉を言っていたのは、母さんだ。
「父さん…」
ようやく思い出して涙すると
父さんは笑みを浮かべながら花束を俺とララに渡したのだ。
かつて戦争の耐えなかった
ハウスドラゴンの聖地は美しい花の広がる結婚式場となった。
亡くなったララの母さん含めて
正式なハウスドラゴンの墓が建てられた。
墓参りをして「娘さんを貰います。」と一言言うと
お墓に水をかけて手を合わせた。
ララも一生懸命手を合わせて、何かを念じている。
そんなときに、後ろから
水が逆立つ音と共に声が聞こえた。
「お前も…立派になったな…。」
「…師匠?」
ララが振り返ると、もう姿はない。
師匠とは誰のことなのか?俺が聞いても
ララは「私の恩師よ。」としか答えてくれない。
声からして男か女かも分からなかったが
それがララにとって親のようなものだという話を聞いて
俺たちは共存をキッカケに
大切なものと巡り会えたのだと考えることにした。
やはり違う種族でも助け合うことが大切であり
この社会で求められていたことだと俺は確信している。