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いおまる ⛅️
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コメント
1件
今回も楽しいお話ありがとうございました!!ミルかっこいい!✨刺客…何人も居るのかな?ミル頑張って!消えないでほしいな…。続き楽しみにしてます!
白い空間の奥から、音のない足音が近づく。
コツ……
コツ……
でもその音には感情の影すらない。
冷たく、ただ存在だけが歩いてくるような。
「来た……」
リンが私を後ろへ引き寄せる。
白い霧の奥から現れたのは——
“何もない顔”をした黒い人影だった。
目も、口も、表情もない。
でも、こちらを見ているのがわかる。
「無味の世界の使いだ……
ぼくの心を“味のないもの”に変えるために来たんだ」
黒い影はゆっくりと手を伸ばす。
その手が触れた場所だけ、
世界から“感情の色”が抜け落ちていく。
(やばい……触れたら、心が……!!)
ミルが前へ飛び出す。
「二人とも、下がって!!」
「ミル!!」
光が砕けるように舞いあがり、
刺客の手をはじく。
だが——ミルの体は、その衝撃で大きく砕けた。
「ミル!!!!」
リンが悲鳴のような声を上げた。
ミルは苦しそうに震えながらも、言った。
「二人とも……行って……!
奥に……“核”がある……!」
黒い影が再び迫る。
ミルが消えてしまう——
世界が“無味”に飲まれる——
全部が同時に迫ってくる。
「のあ!!」
「のあちゃん!!」
二人の声が重なった。
私は決意した。
「行くよ、リン! ミルのためにも!!」
「うん!!」
二人でミルの横をすり抜け、
心のさらに奥へと走り出した。
後ろでミルの光が激しく弾ける。
(ミル……待ってて……!)
必ず救う。
必ず、この心を取り戻す。
そう強く願いながら、私たちは白い世界の奥へと駆けていった——。