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苦笑いする陸に、彼女は話を続けた。
「ボクはずっと自分には何かが欠けてる気がして、不安で不安でしょうがなかった。でも陸さんのおちんちんが体の中にあるときだけは、ボクはその不安から解放されるんだ」
そのセリフが陸の性欲に火をつけたらしい。陸は彼女のブラウスをまくり上げ、ブラを剥ぎ取って、豊かな胸の膨らみをあらわにした。口と舌でそれを弄びながら、急いで立ち上がり自分のスラックスと派手なトランクスを脱ぎ捨てた。
彼女がいつか言っていたように、そそり立つ陸の性器は巨大で、長さも太さも僕の倍以上。男の僕でさえ思わず息を飲んだ。そんなものが入ったら彼女の性器が壊れてしまうんじゃないかと心配になったが、草食獣を目にした飢えた猛獣のように彼女自身がそれを求めていた。
「すごいすごい! いつ見てもすごい! 早くそれをボクの中に挿れて、いつもみたいにボクを絶頂に導いてくれ!」
陸は例によって避妊具をつけず、ソファーの上で体をくの字に折り曲げられた彼女の大事な場所にためらいなくそれを突き刺した。
陸は少し中腰気味の直立姿勢。こんなやり方もあるんだなとどうでもいいことに感心した。屈曲位の体位なので結合部分が丸見え。というかそれがよく見えるように見えやすい体位を選んだのかもしれない。
「ああん! ああん! ああああん!」
動画サイトの行為動画に出てくる女の人がみな行為中に大きな声を出すのはどうせ演技だろうと思い込んでいたが、彼女の大きなあえぎ声を聞いて演技ではなかったのだなと知った。
凶器のような陸の性器に蹂躙される彼女の性器が画面いっぱいに映し出された。クローズアップされた彼女の性器をこの目で見るのはこれが初めて。
初めて見た恋人の性器はほかの男の性器に貫かれている最中のものだった。陸の巨大なものを出し挿れされて彼女の性器は張り裂けそうにも見えたが、彼女がそこから無限の快感を与えられているのは絶え間なく続くあえぎ声からも明らかだった。
涙でスマホの画面がにじんだ。動画を見ればそういうものを目にすることになるのは分かっていたはずなのに――