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チームVのタワーにて。
やはり、気持ち悪いくらい大きい建物だ。
その中にはポルノスタジオがあり、ヴァレンティノがオーナーを務め、エンジェルもそこで働いていた。
シャット「…久しぶりですね…ヴァレンティノ」
ヴァレンティノ「やぁ、シャル。ようこそ。ずっと会いたかったよ」
シャット「…えぇ、私は会いたくありませんがね」
ヴァレンティノの後ろから、ヴォックスが現れる。
ヴォックス「シャル。君はこういうのは苦手だろ?後ろで話そう」
シャット「大丈夫です。今日は話がありきました」
ヴォックス「話?」
シャット「単刀直入にいいます。なんだっけ…ヴィンテージ?でしたかね?そいつを貰います」
ヴォックス「…冗談だろ?ここは人身売買の場所じゃないぜ?」
シャット「ふふっ…そうじゃない」
指を指す。
シャット「あそこの虫と人形から奪います。あの男を殺します」
ヴォックス「…そういう事か…なんだ?君に借金でもしてんのか?」
シャット「いいえ、生前からのお付き合いですよ…ずっと探してた。あの女を見つけてから」
ヴォックス「意味が分からない」
シャット「…ネタバレになりますが教えてあげましょう…長くなりますよ」
生前、1910年代。
まだ若かった十代後半の頃、私はカメラマンとして働き始めた。上司のリアンナは父の知り合いで、私は彼女の指導の下、カメラの仕事に打ち込んでいた。
その間、パトラというモデルの男性と付き合っていたが、父が亡くなり、私はカメラマンを辞めようとした。
だがリアンナは辞めさせる気はなかった。
その後、私はアメリカに出張することになる。
ラジオパーソナリティを世界に広めるため、ニューオリンズへ。
その間、パトラは死んだ。そして上司が帰国したため、私は出張を1か月延長することになった。
1920年代。
私はアラスターに頼み、上司リアンナを殺してほしいと頼んだ。
リアンナの部屋には、パトラとの写真があり、二人の思い出を刻んだ写真も残されていた。
私を置いていったのは、パトラの葬式に行くためだ。
そして現在。
リアンナは天国に行ったことが確定している。
残るはパトラだけ。見つければ、私の復讐は完了する。
次は私の手で殺す。
シャット「…とまぁ、こんな感じです。
つまりそのパトラがヴィンテージと名を変えて生きてるんですよ。とっとと死ねばいいのに」
ヴォックス「まぁ、落ち着け…そういうのは私じゃなくてヴァルに頼んでくれ」
シャット「ヴァレンティノにはもう承諾済みです。あとはヴェルです」
ヴォックス「はぁ…」
ため息をついたヴォックスは、ヴェルヴェットに電話をかけ、シャットと共にヴェルヴェットの元へ向かった。
ヴェルヴェット「…んで?」
シャット「ヴィンテージをください。その代わりに新しいモデルをあげます」
ヴェルヴェット「話についていけないんだけど?」
シャット「…説明してないんですか?」
ヴォックス「やべ」
そう言いながら説明を終える。
ヴェルヴェット「意味は理解した。まぁ、新しいモデルをくれるなら聞かなくもない」
シャット「はい、そういうことで」
ヴェルヴェット「ならあんたがモデルになりな。年齢以外はモデルに向いてるから」
シャット「年齢がダメならいいですね。はい、それじゃバイバ〜イ」
影のように、シャットは消えていく。
ヴォックス「…ア゙ア゙ア 最悪だ、騙された」
ヴェルヴェット「は?」
実はシャットはヴァレンティノに会いたくなく、セレーネに行かせていたのだった。
ホテルにて。
アラスター「…おや…セレーネ。シャルならロビーにいますよ」
シャット「今戻りましたよ。早かったですね、セレーネ」
アラスター「それで、何しに行ったの?」
シャット「あぁ、別になにもしませんよ。パトラとリアンナを殺します」
アラスター「なるほど。あなたらしい。
ところで、なんで彼だと確信できたのですか?私は顔は見たことあるけど、やはり変わってましたよ」
アラスターが不思議そうに問いかける。
シャット「まぁ、声ですよ。私は人の顔を見てないから、声の高さ、低さ、息継ぎの仕方、滑舌。
私はそれでしか人を判断しませんから」
アラスター「へぇ…私は?」
シャット「あなたは声ももちろん、印象に残る顔と姿だったから、よく覚えていますよ」
アラスター「そんなに顔印象に残る?」
シャット「あなたは、大切な人に笑顔が好きって言われたみたいに、何があっても笑顔ですからね」
#恋愛系