💜「ニキニキ〜?」
💛「いや、あの」
💜「確認だけどせんせーが好きなのはまちこだよね?」
ごふっ
げほげほと咳き込む音が聞こえる。
電話より少し遠くに。
💛「ごめん、咳き込んだ」
💜「…違うよね?」
💛「無理だボビー、出て来い。俺これ以上のじゅうはちを相手する勇気はない」
💜「せんせー?」
💙「り、りいちょで〜す」
💜「出てくるなら早い方がいいよ?」
💙「すみません白井です」
💜「ずっといたの?」
💙「はい」
💜「まちことの電話中も?」
💙「はい」
💜「…なのに何も言わなかったの?」
💙「け、結果的には」
💜「まちこのこと好きなんでしょ?」
💙「お慕いさせていただいてます」
はぁ、とため息を思わず吐く。
💜「次まちこ泣かせたら許さないから。ニキニキも、これ以上は手伝わないよ。」
💛「はいっ!ほら、ボビー、俺はもう手伝わないからな!」
ブツッ
💜「はーぁ」
紅茶はすでに冷めてしまっていて、何かあったかい物を飲もうと立ち上がる。
そうだ、冷蔵庫に蜂蜜レモンがあったはず。
あれにお湯をかけると美味しいんだよね。
甘くて、酸っぱくて、体がきゅっとする。
鼻歌を歌いながら、キッチンに向かった。
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補足でごふっと咳き込んだのはせんせーです。突然のことでびっくりしたらしい。
次回で完結すると思います。
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