ばり眠い
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em side
そんな音が響いたのは、いつもは静かな図書館。
どこかの本が倒れたのだろうか…だが、倒れそうにおいた本はない。
ここに出入りする人達…私もロボロさんも、ショッピくんも…たまにくるゾムさんとかでさえ、そんな事をしない。
では何が倒れたのだろう…
そう思い、広い広い図書館で探す。
特にこれと言ったものは倒れてなかった。
ここの角を曲がって、その先の本棚のところさえ、何もなければ、私の幻聴という事となる。
私にももう幻聴が…..歳をとったものです。
でも、何もない訳がなかった。
人が倒れていた。小さい人が。
即座にその人物の元に駆けつける。
私は知ってる。この人が数年前、ここに引き取られた
em「ロボロさん!!聞こえますか、ロボロさん!」
彼はとても優しい人間だ。
人の痛みが分かる人間なのだ。
だから、強い言葉も使わない、荒い言葉も使わない。
ほんの少しの言葉で、どれだけ人が傷つくのか分かってるから…。
ロボロさんの額を触る。
やはりか…発熱してる。
ロボロさんは優しい分、ストレスを抱えやすい。
それが全て身体に出るのだ。
まぁ溜め込まれるよりかはマシだが。
元々身体が弱いというのも少しは関係あるでしょう。
しかし、今回の場合は普段のストレスとは違うだろう。
きっと…
shp「ロボロ…さんっ!」
あなた達の影響です。
あなた達が来るまで最年少だったロボロさん。
人は怖いが、自分の弟のような立場の子が欲しいといっていた。
元から正義感の強い彼は、守られるだけでなく、守りたいと思ったのだろう。
そして、数日前、その夢は叶った。
正直、最近のロボロさんの行動を見てると、わかりやすい。
ずっとショッピくんに付き添ってた。
彼自身は気づかなかったのだろうか…
人は生活習慣が少し変われば、少しはストレスが溜まるもの。
例え本人がそれに気づかなくとも。
shp「エミさん…?」
em「あ、なんですか?」
shp「ロボロさん…」ウルッ
em「大丈夫ですよ、とりあえずトントンさんを呼んできて貰えますか?」
shp「うんっ…」ゴシゴシ
そう言ってショッピくんは涙を拭いて、走っていった。
いつもなら走らないように!って注意をするのですが、今日はしょうがないです。
とりあえず近くの椅子にかけてあったブランケットを取り、ロボロさんにかける。
ロボロさんはとても深い眠りについているようだった。
コメント
1件
rbrぉぉぉぉ!!!! 大丈夫か!?syp君rbrの事めっちゃ心配してて可愛いっすわ()