テラーノベル
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はい!
問言でございます!!!
いやぁ、絶対尊い(((
【注意!】
・キャラ崩壊してるかもです
・口調迷子です
・解釈違いかもです
・フォントの大きさめっちゃいじってるので見にくいかもです
・誤字・脱字・誤用に注意です。見つけたらご報告お願いします
・これを読むことによっての被害について、ヌッシは一切責任を負いません
・もうなんでもいい。なんでもこい。受け止めてあげるから(?)の人だけお読みください
QuizKnockのオフィスの一角、撮影用の機材が片付けられた静かな会議室で、東言は一人、手元の資料に目を落としていた。
すでに外は暗く、窓ガラスには蛍光灯の白い光と、自分の疲れた顔がぼんやりと映っている。
「……はぁ」
小さくため息をつき、首を左右に振る。
ここ数日、どうにも頭の霧が晴れない。
クイズのボタンを押すコンマ数秒の判断が、ほんの少しだけ狂う。
知識は頭にある。
問題の先読みもできている。
それなのに、自分の体と脳の連携が上手くいっていないような、奇妙なズレを感じていた。
「言ちゃん、まだ残ってたんだ」
聞き慣れた声に顔を上げると、ドアの隙間から東問が顔を覗かせていた。
手にはコンビニの袋を下げている。
一卵性の双子である彼らは、顔も声も、そしてクイズにかける情熱も酷似している。
けれど、問の持つどこか飄々とした、それでいて芯の強い空気感は、今の言にとって少しだけ眩しすぎた。
「あれ、言ちゃん。まだいたの」
「問ちゃん。うん、次の企画の想定問を作ってて。問ちゃんこそ、もう帰ったと思ってた」
「ちょっと調べ物。あ、これ、差し入れ」
問は言の向かいの席に腰を下ろし、袋から温かい缶コーヒーを取り出して机に置いた。
言はその温もりに指先を触れさせながら、小さく「ありがとう」と呟く。
「……なんか、最近調子悪そうじゃん。ボタン、一歩遅れてるよ」
問の言葉は、鋭く言の核心を突いた。
やはり隠せていなかったのだ。
双子だからこそ、お互いのわずかなコンディションの変化には誰よりも敏感だった。
「わかる?……うん、なんかね、頭が上手く回らないっていうか。問題文を聞いてから、脳内で正解の回路が繋がるまでに、変な抵抗がある感じがするんだよね」
言は苦笑交じりに言った。問はふむ、と顎に手を当て、少し考える仕草をした。
「それさ、物理の**『インピーダンス』**みたいな状態になってるんじゃない?」
「インピーダンス?」
言が問い返すと、問は嬉しそうに知識を語り始めた。
「そう、電気回路における交流電流の流れにくさを表す量のこと。直流回路での**『電気抵抗』に相当するものだけど、交流の場合は単なる抵抗(レジスタンス)だけじゃなくて、コイル(インダクタンス)やコンデンサ(キャパシタンス)による成分も加わるんだ。これを『リアクタンス』**って言うんだけど、この二つが合わさった合成抵抗の総称が『インピーダンス』。単位はオーム(Ω)を使うよ」
問は人差し指を立てて、楽しそうに言葉を続ける。
「面白いのは、インピーダンスが最小になる瞬間があるってこと。回路のコイルとコンデンサの性質が特定の周波数で互いに打ち消し合う現象を**『直列共振』って言うんだけど、この共振状態になると、回路全体のインピーダンスが純粋な電気抵抗だけになって最小になる**んだ。つまり、一番電流が流れやすくなる。今の言の頭の中は、色んな考えや焦りっていう『リアクタンス』が邪魔をして、インピーダンスが高くなっちゃってる状態なんじゃないかな」
「……なるほどね。僕の脳内で、共振が起きてないわけだ」
言は問の解説を聞きながら、妙に納得していた。
クイズ王としての知識が、自分の現在の精神状態を見事に言語化してくれた感覚だった。
焦り、不安、そして――目の前にいる問に対する、言葉にできない複雑な感情。
それらが全て、脳内の「流れにくさ」の原因になっているのかもしれない。
「そう。だからさ、一回リフレッシュしなよ。強引に電流を流そうとしても、熱に変わってエネルギーが無駄になるだけだから」
問はそう言って立ち上がり、「じゃ、俺は先に帰るね」と手を振って部屋を出て行った。
残された言は、冷めかけた缶コーヒーを握りしめ、問が教えてくれた**『インピーダンス』**という言葉を反芻していた。
(僕の回路を邪魔しているリアクタンスは……きっと、問ちゃんの存在そのものだ)
いつからか、双子の片割れである問を、単なるライバルや兄弟としてではなく、一人の人間として、それ以上の感情で見てしまっている自分に気づいていた。
その想いが、今の自分の効率を著しく下げているのだと、言は自嘲気味に思った。
数日後。
週末のオフィスは、他のメンバーも帰り静まり返っていた。
言は相変わらず、一人で居残ってクイズの過去問を解いていた。
しかし、集中力は限界を迎えていた。
文字が滑って頭に入ってこない。
「……ダメだ」
ペンを置き、机に突っ伏した。
頭のインピーダンスは上がる一方だった。
問への想いを自覚すればするほど、彼とクイズで対峙した時に、純粋な勝負ができなくなっていく。
そんな自分が歯がゆかった。
ガタ、と静まり返った部屋に音が響いた。
「言ちゃん、まだやってるの」
驚いて顔を上げると、私服姿の問がドアのところに立っていた。
今日はシフトが入っていなかったはずなのに、なぜかオフィスに現れたのだ。
「問ちゃん? どうしてここに……」
「なんとなく、言ちゃんがまだいる気がして。やっぱり」
問は言の隣の席に歩み寄り、椅子の背もたれに手をかけた。
その距離が、いつもより近く感じられて、言の心臓が小さく跳ねる。
「顔色、全然良くないじゃん。まだ共振できてないの?」
冗談めかした問の声だったが、その瞳はひどく真剣だった。
じっと見つめられて、言は思わず目をそらしてしまう。
「……うるさいな。僕の問題だよ」
「二人で一つの双子でしょ。言ちゃんの不調は、俺にとっても問題なんだよ」
問の言葉に、言の胸の奥がズキリと痛んだ。
「双子だから」という言葉が、今の言にとっては呪縛のように重く響く。
「……双子だから、何? 問ちゃんには関係ないよ。僕が勝手に悩んで、勝手に狂ってるだけなんだから」
つい、刺々しい言葉が口をついて出た。
言はすぐに後悔したが、もう遅かった。
部屋に気まずい沈黙が流れる。
問は怒る風でもなく、ただ静かに言を見つめていた。
「言ちゃん、あのさ」
問が静かに口を開いた。
「インピーダンスの話の続き、していい?」
「……今、クイズの解説なんて聞きたくないよ」
「クイズの話じゃないよ。……電気回路には、『インピーダンス整合』っていう重要な概念があるんだ」
問は言の机の端を指先でなぞりながら、落ち着いたトーンで語りかける。
「信号を送り出す側の出力インピーダンスと、それを受け取る側の入力インピーダンスを一致させること。これが上手くいっていると、エネルギーの反射が起きず、最も効率よく最大の電力を伝送できるんだ。もしこれがズレていると、信号が途中で跳ね返っちゃって、ノイズになったり回路を痛めたりする」
言は黙って問の話を聞いていた。
問の声は心地よく耳に届くが、その内容の裏にある意図がまだ見えない。
「俺さ、ずっと考えてた。言ちゃんの回路が詰まってる原因。もしかして、俺と繋がろうとする時に、インピーダンスがズレてるからじゃないかって」
「え……?」
言は目を見開いた。
問は何を言っているのだろう。
「俺たちの関係って、ずっと『双子のクイズプレイヤー』だった。でも、それだけじゃ足りなくなってるんじゃない? 少なくとも、俺はそう。言ちゃんに送ってる俺のシグナルが、今の言の形とズレてるから、言の中で反射して、ノイズになって頭を悩ませてるんじゃないかって思ったんだ」
問は一歩、さらに距離を縮めた。
言の肩と問の肩が触れ合う。
問の体温が、服を通して伝わってくるようだった。
「問ちゃん、それって……」
「俺、言ちゃんのことが好きだよ。兄弟としてじゃなくて、ライバルとしてだけでもなくて。一人の人間として、特別な意味で、言ちゃんのことが愛おしい」
ストレートすぎる問の告白に、言の頭の中の回路が、一瞬で真っ白になった。
これまで自分が一人で抱え込み、ノイズだと思っていた感情。
それは自分だけのものではなく、問から発せられていたシグナルでもあったのだ。
「俺のインピーダンスは、もう言ちゃんの形に合わせてある。あとは、言ちゃんが受け取ってくれるだけで、最大電力が伝わるはずなんだけど……どうかな」
問は少しだけ不安そうな、でも優しく微笑む表情で、言の顔を覗き込んだ。
言の胸の奥で、カチリ、と何かが噛み合う音がしたような気がした。
ずっと自分を苦しめていた「流れにくさ」の正体が、一瞬で霧散していく。
焦りも、不安も、全ては問との関係性が変化することへの恐れだったのだ。
けれど、問の心が自分と同じ場所にあると知った今、遮るものは何もなかった。
「……ずるいよ、問ちゃん」
言の目から、ぽろりと涙がこぼれ落ちた。
自分でも驚くほど、感情が溢れ出て止まらない。
「僕も……僕もずっと、問ちゃんのことが好きだった。双子だから諦めなきゃって、こんな気持ち持っちゃダメだって、ずっと思ってた……。だから、頭の中がぐちゃぐちゃで……」
「うん、知ってた。言ちゃんの考えてることくらい、全部分かるよ」
問は優しく笑って、言の涙を親指でそっと拭った。
その指先が驚くほど温かくて、言は自然と問の体に寄り添っていた。
二人の距離が完全にゼロになる。
お互いの鼓動が、静かな部屋の中で重なり合って聞こえた。
それは、物理の世界で言うところの、完璧な同調。
互いの波形がピタリと一致し、大きな一本の波になる瞬間だった。
「本当に、インピーダンスマッチングだね」
言の腕の中に収まりながら、問が少し照れくさそうに呟いた。
「…言ちゃん、これでもうノイズは消えたでしょ?」
「うん。……消えた。すごく、頭が軽い」
言は問の胸に顔を埋め、深く息を吸い込んだ。
問の匂いが体を満たしていく。
脳内の回路を狂わせていた抵抗は消え去り、今はただ、純粋で温かい幸福感だけが、二人の間をどこまでもスムーズに流れ続けていた。
「明日からのクイズ、覚悟しといてね。僕、めちゃくちゃボタン速いから」
「望むところだよ。俺だって、言ちゃんに負ける気はないからね」
顔を見合わせ、二人は同時に吹き出した。
最強の双子は、これから新しい関係性という最高の回路を手に入れて、さらに誰も追いつけない速さで、クイズの海を突き進んでいくのだろう。
窓の外の夜空には、二人の未来を祝うように、澄んだ星々が美しく輝いていた。
【参考文献】
https://techweb.rohm.co.jp/product/circuit-design/electric-circuit-design/15939/
あれ、これって問言だよな…????
受け攻めがはっきりしてないぞぉ…??????
すみませんでした!!!!
もうなんか、この2人で受け攻めはっきりさせんのむずすぎた\(^o^)/
うーん、難しい(´・ω・`)
まぁ、まぁ心は温まってくれるでしょう(?)
ばいちゃ!
コメント
3件
わあ……第11話、すごく良かったです…… 「インピーダンス」っていう物理の概念を使って、言ちゃんの心のモヤモヤを説明してくれる問ちゃんが、もう……すごく格好良くて。二人の感情が「共振」して、最後にピタリと合う瞬間、胸がぎゅっとなりました🥺 そして双子同士の“ずるい”告白、最高でした。お互いに同じ気持ちだったんだね……って思うと泣けます。次も絶対読みます!🧡