テラーノベル
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ふくらP×河村でございます!
いやぁP組っていいよね(`・ω・´)b
今回、河村サマにはちょっと濡れてもらいました(涙で)
けどハピエンなんで、多分みんな読めるはず…(・∀・)
まぁとりあえず読みましょう(?)
【注意!】
・キャラ崩壊してるかもです
・口調迷子です
・解釈違いかもです
・フォントの大きさめっちゃいじってるので見にくいかもです
・誤字・脱字・誤用に注意です。見つけたらご報告お願いします
・これを読むことによっての被害について、ヌッシは一切責任を負いません
・もうなんでもいい。なんでもこい。受け止めてあげるから(?)の人だけお読みください
「河村、ちょっといいかな」
QuizKnockのオフィス。
夕方の気だるい空気が漂う会議室で、ふくらPは手元の資料から顔を上げた。
対面に座る河村拓哉は、ノートPCの画面を凝視したまま凄まじい速度でキーボードを叩いている。
指先は正確だが、背中はどこか硬く、張り詰めた糸のような危うさがあった。
「ん、何? あと三分で終わるよ」
河村は画面から目を離さずに応じる。
いつも通り淡々としていたが、長年彼を見てきたふくらには、その声の奥にある微かな掠れが見逃せなかった。
「これ、次の動画の企画案。生物学的な雑学を解説に使いたくて、ニュアンスを確認してほしいんだ」
ふくらが差し出したタブレットを河村は受け取り、静かに音読した。
「……『ホメオスタシス』。生物が外部環境の変化に関わらず、体温や血糖値などの体内環境を一定の安定した状態に保とうとする傾向のこと。例えば、暑い時に汗をかいて体温を下げるのも、この働きによるものである」
河村はふっと口元を緩めた。
「基本だけど面白い。すべての生命は、変わらないために変わり続けている、とも言える」
「そうなんだよ。環境が厳しくなるほど、身体は元に戻ろうとして必死にエネルギーを消費する。だから、自覚がなくても『普通の状態』を維持しようとするだけで、生き物はもの凄く体力を消耗しちゃうんだよね」
ふくらは言葉を区切り、河村をじっと見つめた。
「……何、その目」
「ううん。ただ、このホメオスタシスの仕組みって、メンタルにも同じことが言えるらしいんだ。心が過度なストレスに晒されると、脳は崩壊を防ぐために『いつも通り』を装おうとする。無理に感情の起伏を平坦にして、アラートを鳴らさないようにするんだ。だから、本当に限界が来る直前まで、本人は『まだ大丈夫』って思い込んじゃうんだって」
河村はタブレットを返し、軽く肩をすくめた。
「へえ、メンタルのホメオスタシス、か」
ふくらは柔らかく微笑み、資料をまとめた。
河村は再び作業を再開したが、ふくらは気づいていた。
#BL
暇人
661
彼の呼吸が不自然なほど等間隔であることを。
変わらないために、必死に変形を拒んでいる。
その状態自体が、すでに限界のサインだった。
数日後の深夜。
河村は自宅のデスクの前で、完全に立ち往生していた。
時計の針は深夜二時を回っている。
部屋の明かりを落とし、デスクライトの青白い光だけが画面を照らし出していた。
ここ数週間、大型プロジェクトの監修や執筆が重なっていた。
どれも妥協したくない完璧主義とこだわりが、彼自身の精神を自覚のないまま摩耗させていた。
「書けない……」
キーボードの上の指先が、石のように硬直して動かない。
頭の中の知識を繋ぐ「意味の糸」がぷつりと切れてしまったようだった。
胸の奥から、冷たくて重い塊がじわじわと競り上がってくる。
普段なら「面白い」と思えるはずの文字が、ただの無機質な記号に見えた。
自分が何のために生きているのかさえ、霧の彼方に消えていく感覚だった。
脳内で、あのオフィスでの会話が明滅する。
身体も心も、必死に「正常」を維持しようと防衛策をとっていた。
悲しいとも、苦しいとも感じない。
感情のスイッチが完全にオフになり、世界から色が失われていく。
底なしの疲労感と、動かない自分への嫌悪感だけが部屋を満たしていった。
河村はノートPCを閉じ、頭を抱えて机に突っ伏した。
身体が冷え切っている。
携帯電話が短く震えたが、見る気力すら湧かなかった。
そのとき、静まり返った部屋に、インターホンの音が鋭く響いた。
河村はビクッと身体を震わせたが、動けなかった。
時計を見れば午前三時。
居留守を使おうと息を潜める。
しかし、インターホンは粘り強く鳴らされ続けた。
続いて、ドアをトントンと優しく叩く音が聞こえてくる。
「河村? 起きてる?……お願い、返事をして。ふくらだよ」
聞き慣れた優しい声に、河村は驚きで目を見開いた。
「合鍵、使うね」
鍵穴が回る音がした。
玄関の扉が開き、慌ただしい足音が廊下を駆けてくる。
「河村!」
書斎のドアが開き、ふくらが飛び込んできた。
息を切らし、髪も少し乱れている。
暗闇の中に佇む河村の姿を見つけると、ふくらは深く安堵の息を漏らした。
「よかった……連絡がつかないから、何かあったんじゃないかって……」
ふくらは駆け寄り、河村の傍らに膝をついた。
覗き込むふくらの瞳には、焦燥と心配の色が濃く浮かんでいた。
「ふくら……なんで、ここに……」
「なんでって、連絡無視するからだよ。今日の会議の時、河村、絶対無理してるって思ったから。気になって眠れなくて、気がついたらタクシー乗ってた」
河村は視線を落とした。
「ごめん、スマホ見てなかった。でも大袈裟だよ。僕は大丈夫だ。ただ、ちょっと考え事をしてただけで、いつも通りだから」
その言葉を聞いた瞬間、ふくらの表情が切なげに歪んだ。
「……嘘つき。嘘だよ、全然大丈夫じゃない!」
ふくらが、河村の手をぎゅっと強く握りしめた。
その手は驚くほど温かかった。
それに対して、河村の手は氷のように冷え切っていた。
「手がこんなに冷たい。顔色だって真っ青だよ。河村、覚えてる? 数日前に僕が話したこと。心が限界を迎えそうな時、脳は無理に『いつも通り』を装おうとするんだ。今の河村は、その状態だよ。心が壊れないように、必死にホメオスタシスを働かせて、感情を麻痺させてるだけでしょ?」
「それは……」
言い返そうとしたが、言葉が出なかった。
ふくらの言葉は、河村の冷え切った脳にあまりにも正確に突き刺さった。
「もう頑張らなくていいんだよ、河村。僕の前でまで、完璧な『QuizKnockの河村拓哉』でいようとしないでよ」
ふくらの声は泣き出しそうなほど優しかった。
その温かさが、凍りついていた胸の奥へと流れ込んでいく。
その瞬間、河村の中で張り詰めていた透明な糸が崩れ去った。
「ふくら……、僕は……」
視界が急に滲み、熱いものが頬を伝い落ちた。
自分が泣いているのだと気づくまでに、数秒かかった。
一度溢れ出した涙は止まらず、河村の呼吸は子供のような嗚咽へと変わっていった。
「うん、うん。苦しかったね。気づけなくてごめんね」
ふくらは椅子に座る河村の身体を、正面からそっと抱きしめた。
ふくらの腕は細いけれど、不思議なほどの包容力があった。
河村はふくらの胸に顔を埋め、彼のコートを両手で強く掴んだ。
今手を離したら、暗闇の中に消えてしまうのではないかと恐れるように。
ふくらは何も言わず、ただ河村の背中を大きくて優しい手で、ゆっくりと、トントンと一定のリズムで摩り続けた。
そのリズムは、河村の乱れた心拍数を少しずつ落ち着かせていった。
どれほどの時間が経っただろう。
河村の涙がようやく引き、呼吸が穏やかになった頃、ふくらは抱擁を少しだけ緩め、河村の顔を覗き込んだ。
「少し、落ち着いた?」
「……うん。ごめん、シャツ、濡らしちゃった」
「そんなの全然気にしないで。それより、温かいもの飲もう」
ふくらは手際よく台所へ向かい、ホットミルクを作って戻ってきた。
マグカップから立ち上る白い湯気が、部屋の空気をわずかに和らげる。
「はい、どうぞ。蜂蜜入れておいたから」
「ありがとう……」
河村は両手でマグカップを持ち、一口すする。
優しい甘さと温かさが、身体の芯まで染み渡っていった。
「ふくら」
「ん?」
「さっきの、ホメオスタシスの話だけどね」
河村は少し照れくさそうに呟いた。
「生物は確かに、自律的に体内環境を一定に保つ仕組みを持ってる。でも、外部からの過酷な環境変化に対して、自分だけの力で耐え続けるのには限界があるんだ」
「うん」
「そういう時、生物はどうするか知ってる? 互いに身を寄せ合って、熱を分け合ったり、環境を変えるために群れを作ったりするんだ。……つまり、他者の存在が、個体のホメオスタシスを助けることもある」
ふくらは目を丸くした後、嬉そうに破顔した。
「さすが河村。すぐそうやって、綺麗な知識に昇華しちゃうんだから」
「知識に頼らないと、素直に感謝も言えない不器用な人間だからね、僕は」
河村はそう言って、ようやく少しだけ、いつもの彼らしい微笑みを浮かべた。
「いいよ、どんな形でも。河村が僕を必要としてくれたなら、それが一番嬉しい」
ふくらは河村の隣に腰掛け、今度はそっと、彼の肩に自分の頭を預けた。
ふくらの髪が河村の首筋に触れて、くすぐったい。
「今日はもう、パソコンは見ちゃダメ。今日の分の仕事の調整は、全部プロデューサーの僕がやっておくから。河村は、寝るのが仕事」
「それは横暴だな。権限の濫用だ」
「いいの。僕が河村の健康を守るって決めたんだから」
ふくらの強い、けれどどこまでも優しい言葉に、河村はもう抵抗する気力を失っていた。
その心地よい支配に、身を委ねていたいと心から思っていた。
翌朝、河村が目を覚ました時、窓の外からは明るい木漏れ日が差し込んでいた。
頭の重さは驚くほど軽くなっていた。
隣を見れば、同じベッドの中で、ふくらがまだ無防備な寝顔を晒して眠っている。
河村は静かに身体を起こし、ふくらの寝顔を見つめた。
いつもQuizKnockを引っ張り、鋭い頭脳で企画を立てるプロデューサーが、今は自分の隣で、小さな子供のように丸くなって寝ている。
(僕の心が、昨日崩壊せずに済んだのは、間違いなく君のおかげだ)
生物の身体は、常に変化と維持のバランスの中で生きている。
ストレスで傾きかけた河村の天秤を、ふくらはその圧倒的な温もりと優しさで、元の位置へと引き戻してくれた。
河村はそっと手を伸ばし、ふくらの前髪を優しく払った。
その指先に触れたふくらの肌は、やはり心地よく温かい。
すると、ふくらが微かに身じろぎし、うっすらと目を開けた。
「……ん、河村……。おはよ」
「…おはよ、ふくら。よく眠れた?」
「うん……。河村は? メンタル、ホメオスタシスした?」
寝ぼけ眼で、まだ呂律の回らない声でふくらが言う。
そのワードの使い方の強引さに、河村は思わず声を上げて笑ってしまった。
「うん。完璧に、正常値に戻ったよ」
河村が微笑むと、ふくらは安心したように、再び河村の腕の中に潜り込んできた。
変わらない毎日のために、変わり続ける。
その過酷な営みも、この温かい存在が隣にいてくれるなら、きっと何も怖くはない。
河村は、愛おしさを込めてふくらの背中に手を回し、今度は自分から、その温もりを強く抱きしめた。
【参考文献】
https://fukitaclinic.com/homeostasis/4369/
はい尊いだろ!!!
え?何?受け攻め分かりづらいだって?
いつものことだよ(^ω^)
個人的に河村サマが受けになる場合は乱れてほしい()
河村サマが泣くとこなんていくらあってもいいんだかr(((殴
あとふくらサマは絶対に安心感ある。
もうおかんだよマジで(?)ふくらママだよもう(?)
つまりP組は尊いってことだ!
いいかぽまえら!テストに出るぞ!!!
まぁ書くの楽しかったです
ばいちゃ!
コメント
11件

大好き
うん、もう好き、ねぇ、好き((( 最後の事も全部共感できる、ちゃんと記憶に刻んでテスト対策しておきます(?) てか普通に貴方頭いいんじゃない???? 天才、めちゃくちゃ天才、真面目にありがとう()
よかった……河村が自分を保とうとして崩れそうになるところ、ふくらさんの「僕の前でまで完璧な河村拓哉でいようとしないで」っていう言葉がじんわり染みました。ホメオスタシスの話を最後に河村自身が「他者の存在が助けることもある」って知識に落とし込むところ、まさにあの二人らしいなって。朝の「ホメオスタシスした?」もツボです(笑)。自分も誰かにそう言ってもらいたくなりました。素敵なエピソードをありがとうございます🌷