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「ねえ、彼氏君、陸は私に腹を立ててそんなひどいことをしたわけだけど、陸が私に腹を立てた理由は分かる?」
「いえ」
「君は知らないだろうけどあいつ変態でさ、すぐアブノーマルな行為を求めてくる。でも私はそういうことを求められても全部拒否した。私のそういうところがうとましかったんだと思う」
「はあ」
「その女とのセックスを見せつけられてショックを受けた私に、陸が勝ち誇ったように何を言ったか分かる?」
「行こう」
彼女が僕の手を引いて走り出そうとしたとき、アヤネさんは死刑宣告のようにそれを言い放った。
「アヤネが拒否したこと、こいつは全部やってくれたぜって」
「陸が変態なら変態の言いなりになった女も変態だよね。君はそんな女が彼女でいいの?」
彼女が強く僕の手を引いたけど、僕は応じなかった。
「陸はそのときおもちゃを使ってその女を責めて、ゴムなしで挿入して最後は顔射。全部私が拒否したこと。 よっぽど気持ちよかったみたいね。最後に盛大にお漏らしして、こいつイクときたいてい漏らすんだって陸に笑われてたよ」
高身長美少女の口から顔射という単語が出てきて、そのギャップに戸惑った。でもそのことを問題だと思っているのは童貞の僕だけらしい。それより――
屋上から突き落とされそうになって恐怖から僕が失禁したとき高校生にもなってと彼女に笑われたけど、実は彼女も何度も失禁していたわけか。しかもセックスが気持ちよくて? 僕を笑う資格なんてないじゃないかとさすがに腹が立った。